個人ゲーム制作、完全未経験からの軌跡
こんにちは、こんばんは、おはようございます。まること申します。
38歳から個人でゲーム制作を開始した元ブルーカラー会社員が、その後どうなったのか、あるいは今後の展望について語っていきたいと思います。
元々ゲームを作ることに興味があり、中学生時代はプレステ版『デザエモン+』でひたすらシューティンゲームを作っていました。その後に発売されたサターン版『デザエモン2』を含めると中学時代はデザエモンとともにあった、と言ってもいいかもしれません。受験勉強そっちのけでゲームを作ってて当然親にも注意されてましたけど、意思の固い僕は止めることができませんでした。
その後、高校入学と同時にプレステ版『RPGツクール3』を購入し、今度はRPGを作る高校生活を送ることになりました。ゲームで遊ぶよりも『RPGツクール3』でツクってる時間の方が長かったかもしれません。いや、そんなことはないか・・・?とにかくその位ハマっていました。
そんなゲームツクリ狂なら高校卒業後はゲーム専門学校へ進学したいと思うのが当然で、親にもその意思は伝えました。しかし猛反対に遭い、ゲーム専門学校への進学は叶いませんでした。絶対に大学に行けと言われ、大学に行かないなら家を出て自分で働け、とまで言われました。当時18歳程度の子どもの自分ではどう言い返したらいいかわからず、親の言うなりになるしかありませんでした。
しかし自分の意思で行ったわけではない大学なので、夏休みを前に中退しました。親が無理やり強制した大学進学に対しての、せめてもの反抗でした。
その後は色々あって肉体労働をしていました。結局親を説得してゲーム専門学校へ行くことは叶いませんでした。やりたくもない仕事をしながら悶々としながら過ぎ行く日々。あの時ゲーム専門学校に行けていれば・・・と思うと悔しくて仕方ありませんでした。
このままでいいのか自分は・・・という疑問を抱きながらも38歳になったある日、ふと立ち寄った本屋で、普段は入らないコンピュータ関連のコーナーへなぜかふらふら~っと寄ったら、個人でもゲームを作ることができるゲームエンジン「Unity」の本を見つけました。その場で立ち読みをしながらも、ものすごく惹かれたのでその本を購入。そこから僕のゲーム制作ライフが幕を開けました。
ここからがようやく僕のスタートでした。翌週には39歳になりましたが、「Unity」の学習意欲が日に日に増していっていました。もうこれは神が僕にゲーム制作者になれと言ってるに違いない。あの日、たまたま本屋のあのコーナーに寄ったのも気まぐれではなく、神が導いたのだ・・・と。
しかし、問題はありました。日々の肉体労働がきつい。帰宅も遅い。仕事の後は帰って寝るだけの生活。そんな感じの中での学習だったのでなかなか平日はなかなか学習が進まず、日によってはまったく学習できずに寝てしまうことも・・・。
それでも学習を続ければいつか自分でゲームを作ってリリースできると信じていたので頑張ってました。余談ですが、リリースができればそれを手土産にどこかゲーム会社へ就職できるのではないかという希望も少しありましたし。今では個人ゲーム制作が楽しいので就職できるとしてもしないでしょうけど(笑)
色々あって、学習開始から7か月位で最初のゲームをGoogle Playへリリースすることができました。と言ってもUdemyのスタジオしまづさんの講座で作ったゲームなのでオリジナルではないのですが、リリースする感触を味わえて良かったです。
そこからさらに頑張って、2本目3本目をリリースといくわけですが、それとは別に片づけないといけない問題が出てきました。勤めていた会社とのいざこざです。あまりにも自分を酷使しまくる会社の姿勢に嫌気がさして社長と言い争いになっていました。それについては結局、会社側が僕の言い分を呑む形で終わりました(これについても1つ記事にできてしまう位本当に色々ありました・・・)。
それによって会社を辞めることになりました。「なりました」というか辞めたがっていたところ、それなりにいい条件で辞めれたので良かった。そこからゲーム制作に集中できる日々をゲットしました。これだけ時間あれば毎月1本ずつリリースできるのではないか、というワクワクもありつつ。
そして2023年4月下旬、40歳が終わる頃に個人事業主として届け出を出して名実ともに個人ゲーム制作者となることができました。完全未経験・・・それはゲーム開発もゲーム業界もまったく未経験を意味しますが、そんな状況から約2年で独立を果たせたので、これまでのところ満足しています。
今後は自由の身を活かして好き勝手に、好きなように作りたいゲームを作る人生を歩んでいきます!個人ゲーム制作者という立場を使って、企業では作らないような奇をてらったようなゲームもいいかもしれません。RPGを作るなら勇者が魔王を倒す王道より、いわゆるバカゲーと呼ばれる部類のゲームを作りたいです!自分が人を感動させるより笑わせる方が楽しいタイプなので!
と、こんなところで今回の記事は終わりたいと思います。ところどころ疑問に思われた箇所があると思いますが、それもおいおい記事にしていきたいと思います。
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