見出し画像

勝手な思い込みでの発言はこわい #341

昨日、ある本を読んでいたのですが、私にとって衝撃的な文章がありそれを読んでとても驚きました。


その本に書かれていたのはある実在する獣医師の資格をもった方の話で、その方は野犬の対応、と畜検査員、動物園の獣医師、動物愛護管理センター、動物園園長を経験された方でした。

その方が出会った畜産の現場に見学に来ていた親子が、

「黒毛和種は黒いから、その牛から出た牛乳は茶色で、それがコーヒー牛乳になるものだと思っていた」

と述べていたそうです。


これを読んで、「え!?何がおかしいの!?」と思う人はどれくらいいるのでしょうか?

私はこれまで自ら動物についての勉強をしてきた身なので、この発言が間違っていることは当たり前に知っていますが、実際に興味がない人からしたら乳製品や肉などの畜産物についてのイメージってそんなもんなのかもしれないなと気づきました。

他にもこの本では保護された動物や動物園動物の命について触れており、そこでも衝撃的なエピソードが書かれていて驚いてしまいましたが、それでもやはり人による認識の違いというものは少なからずあるし、そんなもんなのか・・・ということに改めて気づかされました。

価値観だけでなく認識の違い、興味の違いで事実と異なるイメージを抱くものだなと感じました。

それが思っているだけならいいのですが、その勝手な思い込みによる誰かに対する発言は、いろんな人を苦しめたり困らせたりするものだなと思いました。


これは病気についてもそうだなと感じました。

特に精神疾患については、それを経験したことのない人が勝手に「こうじゃないか」とイメージして、それに従って言葉をかけてきたり接してきたりということが多いように思います。

それが合っていれば問題はありませんが、だいたいの思い込みによる言動は当事者を傷つける傾向にあると思います。

私も前職のパワハラ上司からの勝手な思い込みによる言動で傷つき、追い詰められました。


その人の思いこみだけで完結し、物事に対する知識を身に付けようとせず、事実を知ろうとしていないのに決めつけて何かを非難したり、「よかれと思って」の発言をすることはこわいことだなと感じています。

私も視野を広げるために、興味のあることだけに限らずいろんなことを知ろうとしていますが、より一層いろんなことを経験していかなければならないなと感じました。

人に対する発言も、相手の立場に立つことも忘れず、一方的にならないように気を付けなければならないなと思いました。

そして自分が知っているからと言って意見を押し付けたり、相手が知らないことを馬鹿にしたりしないようにしなければならないと思いました。

(もちろん、仕事や専門として携わっているのに知識がないとか勉強する気がないとか意図的に仕事をサボっているとかで周りに迷惑をかけるような人に対しては厳しくしますが・・・)

広い視野を持って人や物事に接することが大切だなと改めて気づきました。


昨日からいろいろ考えているのですが、なんかうまく文章にできませんでした。

あとどうでもいいことですが、食後の気持ち悪さがひどくて半日動けませんでした。

次の通院まであと少しなので我慢します。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!