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【目標達成】隣の芝生が青くても、『よそはよそ、うちはうち』の精神 #32

「あの人はいつも元気で活発。それに比べて、私は・・・」
「あの人は私と同じ経歴なのに、収入が高い。なんでうまくいってるの?」
「あの人はみんなから好かれて羨ましい。私とそんなに違いある?」

相手と自分を比較してしまうことありますよね。

断言します。
他人と自分を比べるのは間違いです。
隣の芝生は常に青く見えます。そういうものです。

そもそも正しい評価を下せないのです。
これまで育ってきた環境や生活の条件が違います。
それなのになぜ、自分と相手をそのまま直接比較できるわけがあるでしょうか。
お門違いもいいところなのです。

「対照実験」という言葉をご存じでしょう。

よくある理科の実験では、「日光を当てた葉っぱ」と「日光を当てていない葉っぱ」を比較し、「でんぷんができた、できない」を比較します。
実験では、「同一個体の(同じ環境で育った)(同じ植物の)」「同じ部位の」「同じ大きさの」葉っぱを使います。
“変更する条件”(ここでは日光を“あてる”or“あてない”)以外の条件はすべて揃えるのです。
これが対照実験です。

『あの人は自由に生きているのに、私は違う。』
これは条件が揃っていません。

あの人にはお金持ちの親がいるかもしれません。
あの人は妻子持ちでないかもしれません。
あの人は病歴がないかもしれません。

植物も違う、育った環境も違う、個体も違う、何もかも違うのです。
全く別物の相手と、自分を比較して何か得られますか?

象に比べて蟻はこんなにも小さい。寿命も短い。
蟻はどうしようもない生き物だな。
そんな考え方しますか?しませんよね。
無意味じゃないですか?

『あの人は自由に生きているのに、私は違う。』
これは、はたから見れば、象と蟻を比較しているほど滑稽に見えます。

本人にとって「あの人と自分の違い」は大きな違いかもしれません。
問題をクローズアップしすぎ、過大評価しすぎです。
写真に額が当たるほど、顔を近づけて見ても、それは何の写真かわかりません。

もう少し、俯瞰して、客観的にとらえてみてはどうでしょうか。

自分にとっては価値ある宝石でも、他人にとっては無価値な石であることはよくあります。
自分のコンプレックスを他人は知覚すらしていないこともしばしば。
案外そんなもの。人は自意識過剰なのです。

長年来のコンプレックスは、いわば、自分の中だけでぶくぶく育った、自分にしか見えない ”肥大化した魔物" です。

「無意味な比較」をしたり、「自意識過剰を肥大化」させて、消耗するのはやめましょう。
心も時間も無駄です。

比べるべきは自分です。
1年前、1か月前、1週間前、昨日の自分
毎日、昨日の自分に勝利することを目指しましょう。
そうすれば1年後、今よりもずっと魅力的な自分に出会えると、断言します。

他人と自分を比較して消耗しない。毎日「過去の自分」に勝利する。

ばろちまる


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