生きる力とは?❶
2024年4月4日live door News 江口祐子さん(元AERA with
kids編集長)の記事より引用しております。
中高生を教えている家庭科教師が、生徒を指導していて悲鳴を上げているそうです。
決めつけはいけませんが、家庭での親の子供に対する接し方に問題があるのではないかと思います。
将来的に自立した生活を送る事ができるようにと思うなら、家庭科で学ぶ基本的な知識を身につける事は大変重要な事だと思います。
以下記事からの事例です。
調理実習の時間で。
野菜を洗うことを知らない。
包丁が使えない。
皮剥きはピーラーを使わないとできない。
生ゴミを触れない。
生ゴミは水を切ってから捨てることを知らない。
台布巾を「汚い」と、つまんで持つ。
布巾を使えない。
(自宅では布巾の代わりにキッチンペーパーや使い捨ての除菌シートを使っている)。
これは小さな頃から「汚い物は触っちゃダメ」と言われて育ってきた結果だとの事です。
自分も上記の内容に当てはまる部分が沢山あります。
りんごの皮を、包丁で剥くのは非常に下手です。先に4分の1に切ってから分割したりんごの皮を剥きます。母がよくお弁当に入れてくれた「うさぎりんご」はできません。
(うさぎりんごは、4分の1サイズに切ったりんごの皮をV字形に切り、うさぎの耳を表現する皮の剥き方です。)
タコさんウインナーもできません。切れ目が大き過ぎてタコの足の数が4本位になります。
ワンコインショップに簡単グッズがあるようですが、当時はお弁当に、そこまで注力しようとも思いませんでした。
家庭科の先生が、お困りでしょうが、自分も布巾は使いません。食器類はキッチンペーパーで拭きます。
台布巾は着古したシャツ類をカットして使い捨てです。自分も台布巾を洗って使うのは苦痛で、できません。雑巾も同じく、着古したシャツで使い捨てにしています。
こういう家庭で育つと、子供の気持ちも実力も推して知るべきという事です。
記事に戻ると調理実習でスポンジケーキを作った時、砂糖と塩を間違えて入れてしまった生徒がいたそうです。
砂糖か塩か迷った時には、少量を手に取り舐めてみたら、すぐにわかると思いますが、それを知らなかったそうです。
後日その生徒は、教師にリベンジを願い出て、調理実習の時に課題以外にスポンジケーキを作り、成功させたそうです。
記事によると失敗して悔しいと思う気持ち、もう1度チャレンジしたいと思う気持ちが子供の成長を後押しするそうです。
その生徒は後に東大に、合格したそうです。
東大に行く子は違うなあ、ではありません。
失敗から学び、成功するのは誰でも嬉しい経験です。
自分の友人に家庭科で「キュウリ1本を1ミリ以下に制限時間内に切る」という課題があり、毎日自宅で練習をしてクリアしたという話を聞きました。
課題がクリアできるまで、毎日キュウリを使った献立が食卓に出たそうです。
当時は家庭科の授業内容は入試には必要ないと思っていました。自宅で練習する時間が無駄だと思っていました。
でも、今はその先生は正しかったんだろうと思います。
子育て中に試験結果ばかり気にして、勉強させるのに使った時間の何割かを、親子で調理して食べて片付けて、そういう事にも使っていたら良かったと、今頃になって後悔しております。
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