子どもの運動発達 その3 【おすわり】
今回は、おすわりについてお話していきます。
前回までの復習。
6ヶ月までには、首が座りボトムリフティングとエアープレインを繰り返し行うことで、体幹の前後方向の安定性を獲得して寝返りをうてるようになるというお話でしたね。
おすわり(7ヶ月)
覚え方:ナナ(7)ちゃんおすわり上手と覚えます。
おすわりの最初は、手を使って姿勢を安定させるため、手がうまく使えないこともありますが、徐々に手を使わなくても安定して座れるようになるため、両手が自由に使えるようになると、より自由な手の動きが獲得されます。手の探索行動がより獲得されるようになり、手の器用さであったり、巧緻的な道具の操作が可能になります。
そして、いままでの仰向け・うつむせとは姿勢が変化するので見え方が変わってきます。仰向けなら上を見るので平面、おすわりだと、前後方向の見え方になってきます。そして、たって歩くとより立体的に空間を把握できるようになり、興味を探索できるようになっていきます。
おすわりができるからこそ、手が自由になった。ここが大事ですね。そして、やっと垂直方向での抗重力伸展活動(重力にあらがって身体を保つ)が始まります。これは、人類にとって非常に大切な目標「歩行」への大切なステップとなります。
すごいぞ赤ちゃん。
次回はハイハイについてお話していきます。
あなたのワクワクが満たされますように。
それではまた明日。