
感覚が変わると、人生が変わるかも。
「心が変われば人生が変わる」
あなたもこんな言葉を聞いたことがありませんか?
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
①心→②態度→③行動→④習慣→⑤人格→⑥運命→⑦人生の順に変化が起きるというフローを示しています。
なので、まず最初の心を変えてみよう。気の持ち方を変えてみよう。そしたら人生も変わるかもっていう話です。
でも、どうやったら変わるんだよ〜という話もあります。
なので、これにちょっと手を加えて、人間の発達という観点から「心」の変え方について説明していきたいと思います。
「心」から「感覚」へ
「心ー態度」の部分を「感覚ー運動ー認知」に置き換えてみます。
なぜなら、心が発達しきっていないまだ子どもでは、感覚器を通して世界と関わり行動し、その相互作用の中で心を作っていくから。
子どもはまだほとんど目の見えていない状態から、自分の感覚器を通して世界を知るようになります。
ピピピという単純な電気信号を脳が受け取り、像として結び、これが世界だ!と解釈し、気づいたら大体皆が同じものとして世界を捉えられるようになる。
これは本当にすごいことだと思います。
感覚が変われば、運動が変わる。
運動が変われば、認知が変わる。
認知が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣がかわる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
①感覚→②運動→③認知→④行動→⑤習慣→⑥人格→⑦運命→⑧人生。
感覚のこと
感覚には、いわゆる5感と言われる視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚に加え、前庭感覚(揺れ、傾き、加速度、重力を感じる感覚)と固有受容感覚(身体の動きを感じる感覚)というものがあります。
感覚の捉え方は神経生理学的にいえば、刺激が一定以上かそれ以下かという「on-off」のレベルで行われています。
でも、その感覚がどのくらいで「on」になるのかは人によってことなります。
そして、その感覚を処理する力も人によって異なります。
そして、その処理した感覚を脳の中で統合するプロセスも人によって異なります。
最後にその統合した感覚情報をもとに判断し、どう行動・運動を起こすかも人によって変わってきます。判断能力、運動能力にも差があります。
これだけ変数があれば、そりゃ最終でてくるものが違って当たり前。
だから、人はそれぞれみんな違う。
でも、こうやって個人の中でこんなにも違いのプロセスを踏みながらも一定のものを同じように捉えられるのは「言葉」があるおかげです。
実際、視覚はその処理できる波長が人によってことなるので、同じ色には見えていないそうです。でも、同じラベルを貼ることはできます。
違って感じていても、こういうもの。と共通に修正をかけられるのは人類が「言葉」をもっているから。すごい。
話はそれましたが、心って本質的にはかなり物理的なものなんだと思います。だから心を入れ替えるみたいな感じで考えなくっても、シンプルに感覚を変えよう。と考えればいいと思うんです。そうすれば、随分ハードルが下がる。
感じ方を変えてみよう
今日はどの感覚系に変化を与えてみようか。
サングラスをかけてみようかな。(視覚)
今日は耳栓をつけて過ごしてみようか。それとも新しい音楽でも聞いてみようか。(聴覚)
嗅いだこともない香りを嗅ぎにいこうか。(嗅覚)
子ども心に帰ってスライムででも遊んでみるか。(触覚)
久しぶりにブランコにでも乗ってみようかな。(前庭感覚)
相撲でもとるか(固有受容感覚)
こんな風に、細かく分けてみれば、色々できることはあります。
それぞれの感覚でそれぞれの世界を感じて、行動を起こす。そしてそれが人生を形作るのだとしたら、感覚が世界を作っている。
感覚が変われば、人生が変わるかもというお話でした。
感覚ついては、下の記事にもかいてあるので良かったら御覧ください。
あなたのワクワクがみたされますように。
それでは、また明日。