見出し画像

[無料記事] チームメンバーの心理的安全性の評価方法

はじめに

失敗を恐れずに挑戦するため、失敗を隠さずにそこから学ぶためにはチーム内の心理的安全性が非常に重要です。

過去には心理的安全性を高めるための方法を紹介しましたが、今回はその前段階である、チームメンバーの心理的安全性を図る方法を紹介します。


心理的安全性を図る方法2選

アンケート調査の項目

アンケート調査は1(全く当てはまらない)から7(非常に当てはまる)で評価され、アンケート項目は以下の通りとなります。

1. このチームでは、ミスをしても責められない。
2. このチームでは、リスクを取ることが安全だと思う。
3. このチームの誰も、私の努力を意図的に妨げるような行動はとらない。
4. このチームで問題や難しい課題が発生したとき、自由に話し合うことができる。
5. このチームでは、他のメンバーと異なる意見を述べても、安全だと感じる。
6. このチームのメンバーは他のチームメンバーが助けを求めることに関して否定的にならない。
7. このチームのメンバーは、他のメンバーのスキルや才能を尊重し、活用していると感じる。

Edmondson, 1999

行動観察のポイント

もう一つの方法は行動観察によるものです。

その際に見るべきポイントとなる行動は以下の通りです。

・意見が違っても相手に伝える。
・質問をする。
・情報を提供する。
・フィードバックを提供する。
・支援や解決策を提案する。
・他人を修正する。
・非を認めず、他人を非難する。
・攻撃的な態度を示す。
・ポジティブなことだけに目をむけ、対立に向き合わない。
・恐怖を表す表情をしている。
・腕を閉じるや後傾するなどの防衛的なボディランゲージをする。
・手順や知識、経験などを共有する。
・将来の計画を共有する。
・積極的に傾聴をしている。
・主語が「私たち」のように包括的になる。
・インプットに積極的、もしくは熱狂的に同意・反応を示す。
・功績を称え、祝い合う。
・タスクを任せる。
・割り込みや中断をする。
・無意識に小さなグループに分かれて話している。
・冷たい反応や冗談を無視したりする。
・自己の進捗やパフォーマンスを見直す。
・フィードバックを求める。
・助けや解決策を求める。
・会議や参加者全員から意見を求める。
・問題や失敗をチームに報告する。
・改善の機会を探し、アイデアを共有する。
・自らのミスを認める。
・プライベートな話をする。
・冗談を言い合い、笑い合う。

O’Donovan


最後に

心理的安全性の評価の仕方を紹介しました。

冒頭でも触れましたが、過去の記事では心理的安全性の高め方も紹介しています。

そのため、「チーム内の心理的安全性が高くない」と感じる方は、ぜひ併せて読んでみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

疑問や不明点はぜひ、コメントにてご質問ください。

ではまた、次の記事で!

いいなと思ったら応援しよう!