見出し画像

[無料記事] 1人に複数の役割を任せるリスク4選

はじめに

リーダーが組織を作り上げる上で躓きがちなポイントの一つが役割の振り分けです。

役割とは、各メンバーがチーム内に存在するそれぞれの立場で何が求められているか、何を期待されているかを明確にするもの

と過去記事でも紹介しましたが、これが定まらなければもちろん具体的にすべき行動も定まりません。

また、タイトルの通り1人にいくつもの役割を与えることにもリスクがあります。

今回はそのリスクを具体的に4つ紹介します。


複数の役割を持つ4つのリスク

1. 負担の増加

各役割にはそれぞれのストレスがあります。
そのため、複数の役割を持つと複数のストレスを同時に抱えることになります。

そして、役割が増えるということは自然とタスクも増えることになります。

この二つが重なることで心身ともに疲弊してしまい、ひどい場合はバーンアウトのリスクも考えられます。

そこまでいかない場合でも、ストレスや疲労によりタスクの実行の質が落ちることは免れません。


2. 他のメンバーの成長を妨げる

役割が1人に集中してしまうことは、チーム全体がその1人に依存してしまっている傾向を示します。

すると他メンバーのタスクが適切な量以下になってしまうため、彼らの成長の妨げとなります。

そしてチームメンバーが受け身になり、主体性を失うというリスクもあります。


3. 専門性の低下

一つのことに集中する場合とマルチタスクで行う場合の専門性の違いは火を見るよりも明らかです。

そのため、複数の役割を持つと全て中途半端になってしまう可能性があります。

また、1人が複数の役割に跨って動くことで役割の線引きが曖昧になり混乱を招くことも考えられます。


4. チームの持続性低下

組織として持続性を高めるためには属人性を下げていく必要があります。

もし多くの役割を担っている1人が何らかの理由で離脱してしまったら、至る所に穴が生まれてしまいます。

そうすると組織全体が機能しなくなるという展開にもなりかねません。


最後に

今回は複数の役割を与えることのリスクについて紹介しました。

この問題は組織内での人手不足や、メンバー同士の能力の差によって起きやすい問題です。

役割とはもちろん、「データ分析」や「営業活動」のようなタスクとしての役割もあります。

しかし、もう一つ存在としての役割もあります。

例えば「チームを熱量で引っ張る存在」やその反対に「冷静にチームを見る存在」のようなものです。

今挙げたどちらもリーダーシップを構成する重要な要素で、それらを細かく分けて、1人のリーダーではなく各メンバーがそれぞれの役割、リーダシップを発揮することで1人のリーダーに依存しないチームを作ることができます

その役割の細分化の仕方は過去に紹介しているのでぜひ、参考にしてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
疑問や不明点はぜひ、コメントにてご質問ください。

ではまた、次の記事で!

いいなと思ったら応援しよう!