水利共同体の知恵「線香水」(汗)
「先日「七人の侍」を観たら
あそこの村は冬は麦、夏は稲の二毛作でしたね
田植え前に麦を刈り取って、田んぼに水を入れる前に
野武士が来るだろうという予想で、侍を雇うというのが始まりでしたが
あの村は20戸、100人位の水利共同体でしたから水争いは無かったでしょうが、対岸に集落があったら争いがあったでしょうね」と言うと
「昔は両岸で石を投げあったりして死者が出たこともあったらしいですよ」
と言うお客さんは県の農林課の職員😅
「水の少ない香川県の、線香の長さで時間を計り、ため池からそれぞれの田に水を入れるという線香水は、水を公平に分ける素晴らしい知恵ですね」
と言うと
「田の面積に応じて線香の長さを決め、線香に点火する時に拍子木を叩き
終わると太鼓を叩いて次の堰を開けるというよく出来たシステムですが…」
と苦笑😅
「何か問題がありますか?」と訊くと
「次の田んぼの人が、線香が早く燃え尽きるように団扇で煽いだりしたとか」とのこと
「え〜っ、それじゃ見張りがいるではないですか」とビックリ😮
稲作の水を分け合う水利共同体も不心得者がいると
きれい事では済まないようです😰
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