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愛媛旅行記 (前編)~ぼくらが旅に出る理由~

旅の名言というのはいくつもあるが、その中でも写真家、星野道夫さんのものがシンプルで好きだ。

大切なのは、出発することだ。

星野道夫


そんな訳でいざ、愛媛へと出発しました!



先日の記事でも書いた通り、初の四国旅行。
結論から書いてしまえば、初の四国に愛媛を選んで本当に良かったなと思っています。

一泊二日のタイトなスケジュールだったので、それなりに詰め込みましたが大満足でした。
それにしても、この四月から転職をして夢の土日休みを獲得した途端、まだ仕事も慣れてないのに早速土日を旅行に費やすなんて我ながらアクティブ!

若い頃の自分では出来なかったことですし、そりゃ体力も落ちていますけど、なんだかね、最近人生に前向きなんですよ。
人生に遅すぎることなんてね、ないんですよ、きっと。
大切なのはね、出発することなんですよ!!

てな気持ちで成田空港から飛行機に乗り込み、松山空港到着。
空港から松山駅へとリムジンバスに乗りました。

松山駅到着!


今回の旅で同行する友達夫婦が前乗りで先に上陸していたため、今治で合流します。
今治を目指して特急へ。

特急 しおかぜ


いざ松山ということで、飛行機とこの特急で夏目漱石『坊っちゃん』を読みました。
そちらの感想については、また別の記事で。

そして友達と合流。
ここからが旅のスタートです。

まずは、挨拶がてらの今治城


そう言えば、朝からろくに食べていなかったのでここらで昼食。
お昼は『浜勝』さんというお店に行きました。
が、「本日は予約で満席」との張り紙が。
膝から崩れ落ちそうになりましたが、ダメ元で伺ってみたところ、「カウンター空いたから最後にいいよ」とのお言葉。
我々を案内してくれて看板を支度中にしました。
だからというわけではないのですが、ここのご主人本当に素敵な方でした。

刺し盛りと鯛釜飯のセットを注文したところ、この鯛めしは今治風で、宇和島の鯛めしはまた違う(刺身と卵)と丁寧に説明してくださりました。
カウンターということもあり、気さくに話しかけてくださり談笑していたら「これ、サービスね」と、鰆の天ぷらまで。
愛媛に着いて最初に話したのがこのご主人で良かった。すぐに愛媛を好きになりました。

皆さん、今治に行ったらぜひ『浜勝』さんへ!!

そんな最高の昼食にありつけましたが、その日の夕食は自炊する予定です。
というのも、その日の宿泊は瀬戸内海に浮かぶ興居ごご島。
そこのゲストハウスで、地の食材を使って自炊するのです。

なので昼食のあとは、食材を仕入れに今治港へ。
ちなみに移動は、前乗りしていた友達が借りたレンタカーだったのでありがたい。


先ほど、鯛釜飯をいただきましたが愛媛といえばやはり鯛。
刺身も食べたいということで、ここでは鯛とほうぼうを一尾ずつ仕入れました。

とりあえず、宿へと向かうので松山まで車で戻る。
その道中、今回の旅の私のメインディッシュと言ってもいい、鴨池海岸へ。
そうです、映画『がんばっていきまっしょい』の撮影地です。

詳しくはこちらの記事で。


いわゆる聖地巡礼。
着いた時は感動しました。

あいにくの曇り空でしたが、次来る時はこの夕日が見たい!


波がなくて穏やかで美しい


映画冒頭、悦子が飛び降りる防波堤


昔の映画とはいえ、この前観返したばかりだったので、目の前の海でボート部が練習している姿をありありと想像でき、映画の魂を感じられる場所でした。

そんな余韻に浸りながら車は松山へ。
途中スーパーで食材を買い足し、フェリー乗り場へと。
車ごとフェリーに乗り込むのは初体験だった。

フェリーから見る瀬戸内海


そして、興居ごご島に到着。
ここまでもってくれていた天気も、ついに雨が降ってきたので宿へと向かう。

卓球台も完備の素敵な宿


到着の乾杯をして夕食の準備。
ここまで友達が運転してくれたので、食事は私の出番です。
さて、仕込みますよっと!

その日の献立です。

【食前酒】
瀬戸内レモンのウォッカフィズ

【サラダ】
地元野菜のグリーンサラダ(自家製柑橘ドレッシング)

【生魚】
鯛とほうぼうのお刺身

【一品】
タコとマッシュルームのアヒージョ

【揚げ物】
じゃこ天、あおさ天

【食事】
海鮮ピラフ

サラダ、鯛、ほうぼうの刺身


食べてから写真を撮ってないことに気づく、料理写真あるあるのアヒージョ


食事のあとは晩酌と卓球を楽しみ、一日目は終了。

最後も星野道夫さんの言葉で締めよう。

バスを一台乗り遅れることで、全く違う体験が待っているということ。人生とは、人の出会いとはつきつめればそういうことなのだろうが、旅はその姿をはっきりと見せてくれた。

星野道夫


~後編へ続く~


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