イ・ドウ「天気が良ければ訪ねていきます」
読んだ本の紹介
訳者:清水博之
出版社:アチーブメント出版
発売日:2020/12/28
単行本:424ページ
内容:
この本を読んだ理由
本作がパク・ミニョン×ソ・ガンジュン共演のドラマの原作で、邦訳もあると知り図書館を検索したら、幸いにも県立図書館にあって相互賃借してもらいました。
あらすじ
感想
韓国ドラマを観てから惹かれ読んだ原作本でしたが、ドラマ以上に感慨深い作品でした。
ドラマでは、主人公の2人が持つ傷のような過去を背景に、友情や恋愛を軸に描いていましたが、原作は「グッドナイト書店」を中心に本を介しながら人々の想いや生活を描いています。
書店のH Pに登場する架空新刊本の内容には、著者の読書歴が垣間見れて、想像すると楽しいものです。
故郷に帰ったへウォンが初めてウンソプの本屋に訪れ、本屋の名前の由来を尋ね、答えたウンソプの回答は、持病で夜ぐっすり眠れない私への言葉にも感じます。
へウォンが叔母ミョンオに言われた言葉がタイトルになっていますが、約束でもないこの言葉の裏には、またいつかは会いたいという希望も含まれていると、物語を読み進めて理解できます。
人生におけるターニングポイントは、必ずしも美しいものばかりではありません。けれどへウォンやウンソプのように、思いがけない出会いを繰り返し人生の終わりに、どんな形であれ寄り添ってくれる人がきっといることを信じたい、そんな作品でした。
こう語るウンソプが持つ本が、私にとってこの本になる予感がしています。
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