三十の反撃
GWで読んだ3冊目の本は韓国でも人気の映画監督・脚本家の作品です。
読んだ本の紹介
出版社:祥伝社
発売日:2021年8月7日
単行本:300ページ
内容:『アーモンド』が人間という存在そのものへの問いかけだとすれば、『三十の反撃』は、どんな大人になるかという問いへの答えである。ーーー(ソン・ウォンピョン)
第5回済州4・3平和文学賞受賞作品。
この本を読んだ理由
著者の第1作「アーモンド」があまりにも良かったこと、今夏の作品も当初「普通の人」というタイトルだったということで、興味を持ちました。
あらすじ
感想
読み初めの部分は、日本でも問題になっている、非正規職員についての問題提起の作品のように感じました。
しかし読み進めているとそういう限定された人でなく、人それぞれが生まれ持った個性で、自然に生きていくことができない社会に、どう立ち向かっていくのか、小さくとも何かしら行動できるのではないかという、勇気をもらえるような作品です。
ギュオクの言葉が、ドキッとするほど私の胸にも刺さります。
また訳者の矢島暁子氏があとがきで描かれているように、物語の要所要所にジャズが使われています。韓国の映像に携わる著者らしく、登場人物の気持ちを音楽が代弁してくれているようにも感じました。
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