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語り草となった大事件、その真相は?
おはようございます。土曜日の朝、いかがお過ごしですか?
私は久しぶりに早起きして、本を1冊読みました。以前書きましたが、なかなか読み進めることのできない2作品は置き、新たに読み始めたら、この作品はすんなり読むことができました。
読んだ本の紹介
出版社 : 新潮社
発売日 : 2023/1/18
単行本 : 272ページ
この本を選んだ理由
著者がこのところ多くの賞を受賞し、さらにこの作品で第169回直木三十五賞・第36回山本周五郎賞を受賞したことで、手に取る決心をしました。
あらすじ
ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。
感想
登場人物がいきいきと芝居を演じて、一気に読み終わりました。とにかく一言、面白かったです。
「疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。」
仇討ちの顛末を聞き集めるという設定、その聞き込み相手達が芝居小屋の関係者という登場人物の設定、ともにこの作品がうまく面白くなっている要因です。
さらに最後題名の「あだ討ち」とあだがひらがなになっている、その意味もミステリーっぽくて上手い!と最後声が出るほどでした。
私が読む時代小説は人情物が多くて、今回の作品は特に新鮮に感じたようです。今後の著者の活躍に期待大です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。あなたにとってかけがえのない1日となりますように。
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