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poconen
身土不二
身(体)と土(環境)とは切り離せないものだという思想があります。その季(とき)その土地に産するものが、そこに生きる身体に必要なものであるという考え方です。地産地消という考え方の元にある思想と言えるようです。
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これまで見てきた事を踏まえると、脳そのものの損傷を別とすれば、発達障害を含めて精神障害は、脳機能障害と言い換えて良いようです。そしてそれは神経伝達物質が適切な量ではないために生じている可能性が高い。
他の疾患と同様、ガンを除いて考えると、細胞や組織レベルの異常で精神疾患になることは稀なのかも知れません。
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身土不二の考え方は、農林水産業を主たる産業とし、国民のほとんどが第一次あるいは第二次産業で暮らしを立てていた頃にはなかった病が、たくさん現れてきました。分析技術が発達した結果と、病名が細分化されたために明らかになってきたとも考えられるけれど、迷信的な思考では、身土不二の考え方から言うとき、本来口にすべきものではない食物を摂取し始めたことと、これら精神疾患がその数を増すこととの間に、何らかの相関が見られるのかも知れません。
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ディルケームの自殺論を読んでもわからなかったけれど、精神疾患が身土不二的な食生活で改善されるとしたら、素晴らしいことだとは想いませんか?
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