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[絵本レビュー] うれしいことも、悲しいことも、ゆうやけと一つになっていく。「ゆうやけに とけていく」 

『ゆうやけに とけていく』 ザ・キャビンカンパニー 筆者レビュー(4/5)★★★★☆/★★★★★ 

絵本の表紙

画像引用元:amazon.co.jp



こんな人におすすめ

  • 大人でも楽しめる

  • むずかしくないストーリーがいい

  • 子どもと楽しめる


あらすじ


 日がかたむき、地平線に沈んでいく。一日の終わり。夕焼け。その一瞬の

時間、泣いたりした人、笑ったりした人。それぞれの体験。

 二人の作家によるユニット「ザ・キャビンカンパニー」が贈る詩情あふれ

る作品。


🔼これまでbeanjoが読んだ絵本の記事一連。

この記事にそこまで時間を割けない人はここでブラウザバック。戻って

もかまいません。しょうがない。最後までつきあってやろう、という人は

最後まで目を通してみてください。


よかった点:ジャンルはこれに入る


 以下の2作品と同じ、プラットフォームになる部分を作って書いている。

この作品は「夕焼け」を背景に、キャラクターを動かしている。


 🔼筆者による、長新太の『ちへいせんのみえるところ』紹介記事。「ち

へいせん」という同じ背景に、ときどきおかしなものが入る。文も同じ一

文だけ。

🔼筆者による、五味太郎の『うみのむこうは』。紹介記事。海を背景に、

海を見つめるキャラクター。ときどき、キャラクターの想像力で書き足さ

れる背景に新たなキャラクター。



うまい点:絵本という、メディア


 絵本じゃないと出せない情感。絵本以外だと、気障な言い方だとこの絵

本のよさを壊してしまう。これが弱点。出会う確率が、テレビジョン、書

籍より低くなってしまう。もったいないことをしてしまっている。


筆者レビュー

   子供向け  ★★★★☆    よみやすい  ★★★★☆
   大人向け  ★★★★★    絵のしかけ  ★★★☆☆

   総合    ★★★★☆


<参考文献>

『ゆうやけにとけていく』ザ・ギャビン・カンパニー  小学館 2023



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