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映画『バジーノイズ』

プライムビデオで配信されたことを受け、
ずっと気になっていた映画『バジーノイズ』を観ました。

素晴らしかったです。

作品を知ったきっかけ

なぜ気になっていたかと言うと、
言わずもがな、川西拓実さんが主演だからです。

川西拓実さんは、JO1の圧倒的エースであり、
歌やダンスの表現力はもちろんのこと、
演技力も素晴らしいんです。

私が川西拓実さんの演技に注目したのは、
JO1が各回の主演を演じた「ショートプログラム」というドラマを見たことがきっかけでした。

私は特に川西拓実さんの演技が好きで、
間違いなく今後、役者として活躍する!と、
勝手に思っていたのです。

私にとって満を持しての作品が、
この『バジーノイズ』でした。


作品の概要

映画『バジーノイズ』は、むつき潤による漫画を原作とした青春音楽ドラマで、2024年5月3日に公開されました。

物語は、音楽を通じて心を通わせる若者たちの葛藤や成長が描かれています。

作品のあらすじ

主人公は、マンションの住み込み管理人をしながら音楽を生きがいとする青年・清澄(川西拓実)。ある日、彼の上階に住む失恋したばかりの女性・潮(桜田ひより)が挨拶に訪れ、清澄の部屋から聞こえる音楽に魅了されていたことを告げます。これをきっかけに、清澄の内向的な音楽制作と潮の自由奔放な性格が交錯し、新たなドラマが生まれていきます。

感想

人と関わることの大切さ

この映画の大きなテーマは人との関わり合いだと感じました。
主人公の清澄ははじめ、心を閉ざし、一人でいることを好み、他の誰かとの関わりを一切持たずに生活していました。
そんな中、清澄が唯一、心から楽しめる時間は、音楽を奏でている瞬間でした。

その魅力に気づき、彼の心に入り込み、彼との関わりを持つことを諦めない人たちがいました。

そんな人たちと共有した素晴らしい時間を知ってしまった清澄は、もう以前のように音楽だけを愛する人間ではなくなっていました。

人と繋がることは面倒だし大変だし、
煩わしいものでもあります。
所詮は他人と他人でわかり合えないという、
虚しさも感じることもあります。

それでも、やっぱり人間は人と繋がりたいし、
繋がることでしか生きていけない、
本当の楽しさを得られないものなんだと、
そう感じさせられました。

清澄は決してコミュニケーションが得意ではないけれど、音楽という武器で周囲の人を引き付け、巻き込んでいきます。

人と人との化学反応こそが、この映画の最大の見所と言っていいのではないでしょうか。

潮の魅力

川西拓実さんをきっかけで知った作品でしたが、
私は完全に、潮(うしお)というキャラクター、
そして、桜田ひよりさんに恋をしてしまいました。

潮は不器用ながらも真っ直ぐに想いを伝えられるところが非常に魅力的です。
そして、その真っ直ぐな性格で、清澄の心のなかにどんどん入り込んでいくのです。

ただ、清澄が活躍すればするほど、潮の中に複雑な感情が芽生え、潮の心のなかで清澄への思いが変化していきます。

そんな思いに耐えきれず、清澄からはなれていってしまう場面はとても辛かったのですが、
物語の最後には、明るく元気な潮の姿が見られてとても嬉しかったです。

最後に

心が揺さぶられる、素晴らしい作品に出会えたことに心から感謝します。

皆さんも是非、観てみてください!


読んでくださりありがとうございました𓅓

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