『薬屋のひとりごと』は、ラノベをお勧めする理由
『薬屋のひとりごと』といえば、最近アニメが話題ですよね。
『薬屋のひとりごと』は、架空の中華風帝国にある後宮を舞台に、薬師の主人公・猫猫(マオマオ)が薬学の知識を用いて事件を解決していく、ミステリー要素のあるラブコメファンタジーです。
私の学生も何人も見ていて、
「私は猫猫(マオマオ)に恋をしています。」
なんて報告してくる子もいます。
そんな話題のアニメですが、私は去年、あるテレビをきっかにその存在を知ることになり、マンガも4巻ぐらいまで読んでいました。
(どうして4巻まで買ってその後そのままにできたのか、今となっては不思議ですが…)
テレビで紹介されたことにより、マンガが2種類あることを知りました。
『薬屋のひとりごと』は、もともと小説投稿サイト『小説家になろう』に投稿された作品を原作とした作品です。
そしてその後、小学館(サンデーGX)とスクエア・エニックス(ビッグガンガン)から、ほぼ同じ内容の漫画が、ほぼ同時期に出版されました。
どうして2種類の漫画が描かれているかというと、理由ははっきりしていないそうです。
かく言う原作の作者自身も、こうなったことに対して困惑しているのだそうで…
読者層の違いと、若干の構成の変化で、幅広い読者の獲得を狙ったという意見が一般論としてあります。
確かに私も2種類の漫画を読みましたが、
小学館(サンデーGX)の方がミステリー要素が強く、イラストの感じもシンプルです。
スクエア・エニックス(ビッグガンガン)はラブストーリーが中心となっていて、イラストの感じもかわいらしい印象です。
アニメは、スクエア・エニックス(ビッグガンガン)のイラストを基に作成されていますが、こちらの方がアニメ向きだと感じました。
私個人の好みで言うと…正直小学館(サンデーGX)の漫画が好きです。
ミステリーをより深く味わうことができるし、シンプルなイラストのおかげで内容に集中しやすいです。
わたしにとって、スクエア・エニックス(ビッグガンガン)に登場する猫猫がかわいすぎて、下女とは到底思えないのです。
でも、もっとミステリーに集中したいのであれば、やはり原作を読むことをお勧めします。
なんでこれを一番早くに読まなかったんだ…
と後悔するぐらい、おもしろいです。
猫猫(マオマオ)の心の中や、任氏の小さなしぐさまで、マンガで描き切れていない細かい部分を深く知ることができます。
そして、ミステリーについても、読み進めていくうちに点と点が合わさったような感覚を味わうことができるのです。
マンガでは明らかにされていない真実が明らかとなるし、
伏線のはりかたもワクワクさせられます。
『よう実』といい、『薬屋のひとりごと』といい、
大人になって、こんなにもラノベにはまるなんて思いませんでした。
これを面白いと思えるのは20代のうちまでかもしれないので、
楽しめるうちに存分に楽しんでおこうと思います(笑)
読んでくださりありがとうございました✨