『路傍のフジイ(1)』
『路傍のフジイ』を読みました。
面白い!そして、ほのぼのします☺️
この作品は、鍋倉夫によって書かれた漫画で、主人公は社会から見放されたような一人の男・フジイです。
1巻では、彼ではなく、彼の周りに生きる人達の日常に焦点が当てられていました。
物語が進むにつれ、彼の過去や内面に秘められた葛藤が徐々に明かされていきます。
本の概要
あらすじ
フジイは、どこにでもいるような中年男性です。
40歳にして独身、そして派遣社員という、一見して人生に対する夢や希望をすでに失ってしまった男性のように見えます。
しかし、彼は人生に絶望しているどころか、誰よりも楽しんで生きようといていることが明らかとなっていきます。
実は多趣味で、コミュニケーション能力も高いです。
そんなフジイの夢は、「不老不死」です。
まだまだ知りたいことややりたいことがあると言うのです。
フジイの前向きな姿勢は、関わる人全員の価値観を変えてしまうほどの影響力があります。
今後フジイと周りの人の関係がどのように変化していくのか…
今後の展開から目が離せません!
感想
現代社会に疲れたり、人生に行き詰まりを感じたときにこそ読むべき作品だと感じました。
フジイの凄いところは、その楽しさを誰にも共有することなく、一人で楽しめてしまうことです。
いわゆる「承認欲求」は一切なく、ただ純粋に目の前の趣味と向き合い、楽しんでいるのです。
また、フジイには「マウント」と言う概念も存在しません。
誰かと比べることがそもそもないのです。
フジイのような存在こそが、令和の真のヒーローなのではないかと思わせてくれます。
自分自身を見つめ直し、再び一歩を踏み出す勇気を与えてくれるような力強さがありました。
次巻以降の作品を読むのも楽しみです。
読んでくださりありがとうございました𓅓
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