「かっこいい」は謙虚さ
私にとって「かっこよさ」って
「謙虚さ」だ。
「謙虚」って
自分に自信がないのとは違う。
努力して努力しまくって
「一定以上ではある」という
揺るぎない自信と、プライドは持ちつつ
もっと上がいる
もっと上にいける
ということを知っているからこその
冷静な謙虚さ
本当にすごい人だと
謙遜したらしたで
嫌味に聞こえてしまうこともあるけど
謙虚な人って
本気で心底「まだまだだ」と思っているから
全然嫌味じゃない
謙遜は
「本来の自分より自分を下げて話すこと」だから
時として嫌味に聞こえてしまうけれど
謙虚は違う
自分より下がいることなんて
彼らにとっては
努力の量が違うんだから当たり前のことで
目指しているものが違うから
そこに勝っていることは自慢することでもなんでもない
と思っている
下なんかに目もくれず
上だけを見ているからこそ
自分を下げなくたって
本気で、自分なんてまだまだと思っている
それが謙虚であり、
謙遜との違い。
自分よりもっともっと上がいる
ってことって
本気で努力した人にしかわからない
山の7合目くらいまで登った人は
あと3合だ、けっこう登ったなと
ちょっといい気になれるけど
山頂まで登った人には
その先にもう一つ
もっと高い山があるのが見えているから
到底調子になんか乗れない
謙虚って
そういうことな気がする
謙虚な人は
山頂まで登るため人の何倍も努力し、
一つ目の山の山頂に着いたからと言って他の山が見えないほど盲目ではなく客観的で、
山頂に着いた途端次の山に向かって歩き出すことができるほどタフ
だからすごく、
かっこいい。
その人にはなれなくても
せめてその一歩後ろくらいを
ゼーゼー息切れしながらも
満身創痍になりながらも
着いていける人間でありたいと思う。
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24歳/新卒2年目の会社員/エッセイスト,コラムニスト/早稲田大学文化構想学部卒業/趣味は美少女鑑賞です