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バルシューレとは?

バルシューレとは、ドイツ発祥の「教えない」で、「ただゲームをさせておく」ボール遊びプログラムであると、私たちは考えます。
指導者は、ルールを説明し環境を整え、ゲームが始まります。
子どもたちは、ゲームに主体的にチャレンジしていく中で、自然と体力や運動能力を身につけ、様々な状況に対応したり、予測しながら運動することで、潜在的な学びの経験をします。
指導者は、その様子を見守り、時に必要な支援をしますが、あくまでこども達の主体性を大切にします。


バルシューレの4つの基本原理とは?


1.楽しいものであること

脳内の神経伝達物質であるドーパミンが出ると、快感情を引き起こし、運動系学習プロセスが促進するから!

キーワードは「ドーパミン」
子どもがある行為をした後、予想より良い結果がもたらされると、ドーパミンが出て快感情が引き起こされ、また運動系学習プロセスが促進する。

うまくいく

ドーパミン濃度が高まる

快感情(楽しい)

学習成果が大きくなる

正しい運動モデルを獲得する

次に行うための動機が高まる

運動する

うまくいく・・・

うまくいかなかった時は、ドーパミン濃度に変化はない。従って、成功した時の運動モデルが、技術として獲得されやすくなる。


メモ:短期記憶と長期記憶
海馬は記憶の一時的な保管庫
短期記憶から消去するものと長期記憶に残すものを選別する
記憶を長期記憶に残してもらうには、長期記憶につながるルートの鍵を開けてもらう必要がある

海馬の隣にある扁桃体で、感情(喜怒哀楽)が大きく動くと、海馬が刺激されその記憶がエピソード記憶として重要であると認識される

わくわくしたポジティブな感情をあびると、海馬からシータ波と呼ばれる4〜8Hz未満の周波数の脳波が出る。このシータ波が出ていると、海馬が活発になり、入ってきた情報を重要と考え長期記憶へのルートを解放してくれる。


2.多様な運動を経験すること

幅広い基礎運動が、後に個別のボールゲーム種目へ発展した時の土台となるから!
「一般から個別へ」という方針のもと、専門家を養成するのではなく、小さなオールラウンダーを目指す。

多様な運動経験をおすすめする3つのポイント

1.幅広い基本運動を目標としている
2.「一般から個別へ」の方針を打ち立てている
3.小さなオールラウンダーを目指す

1.幅広い基本運動の習得
幅広い基本運動は、あらゆるスポーツのプレーに対して効果的な学習を保証する。これらの基礎能力は、のちに個別のボールゲーム種目をスタートした時、専門的なプレーの土台として機能する。

2.「一般から個別へ」
ボールゲーム種目にとらわれない共通的能力の指導を目標としている。バルシューレには段階的な学習構造があり、最初は共通運動から、第一、第二、第三段階と経て、次第に個々のゲームへと移行する。

3.小さなオールラウンダー
それぞれのボールゲーム種目の専門的な技術を習得するのは、次のような基礎運動を身につけてからと考える。歩く、走る、引く、ずらす、振る、支える、弾むなどから始まり、転がる、跳ぶ、投げる、打つ、蹴るなど。それらの段階的学習を経て、ボールを捕る、止める、手や足・棒などでドリブルする、投げる、蹴る、打つといった種目横断的な運動を経験する。様々なボールゲーム種目の専門家を養成するのではなく、なんでもできるオールラウンダーを目指す。


3.子どもの発達に即したものであること

「子どもは小さな大人ではない」「幼児は小学生を小さくしたものではない」それぞれの子どもの発達に応じて、学習させる運動を適切に選択する。


4.潜在的学習

ゲームに付随した多くのスキルは、直感的で無意識のうちに獲得することができる。

潜在的学習とは
ボールゲーム学習の第一歩は「ゲーム」
バルシューレでは、明確な指示やスキルの修正はせず、「ただゲームをさせておく」というスタイルです。
なぜなら、ゲームに付随した多くのスキルは、直感的で無意識のうちに身につくから。
例えば、単語や計算などを、意識的なトレーニングによって学習すること、これは顕在的学習です。それに対し、言語の文法を会話を通じて自然と身につけることを、潜在的学習といいます。

同様に、運動の場面では、様々なスタイルのゲームの経験を積むことで、動きや戦術を学習しなくとも、状況に応じた行動を高めていくことができるという、潜在的学習の側面を持ちます。

プレーを通じて、自分の行為の結果に直面し、うまくいった(問題が解決できた)結果、うまくいかなかった(問題を乗り越えられなかった)結果を感じ取り、それは「学習・強化」、または「識別・修正」へと繋がっていきます。

そしてこれは、「現実に起こることを予想できるようになりたい」という基本的な欲求が、人間には備わっているから。

具体的には、バルシューレの活動中、指導者はただ子どもたちのプレーを見守っています。子どもたちが、非効率な動きをしようが、遠回りなプレーをしようが、指摘はしません。

それによって引き起こる結果に、子どもたちが直面して、自らそれに至るプレーを自然と振り返り改善していくところに、本質的な学びがあるという理念を持っています。


バルシューレ渋谷では、毎回のクラスで無料体験が可能です。
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バルシューレ渋谷
渋谷区渋谷3-27-11 祐真ビル本館1F(川沿いのテラスが入口)


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