タンザニア、アルーシャにあるアートギャラリー(Cultural Heritage Centre)に行ってきました
本日、タンザニアは休日でしたので、Cultural Heritage Centreというところに行ってました。個人的にかなり面白かったので、備忘も兼ねて写真多めであげていきます!アルーシャに滞在予定の方はおすすめです!
Cultural Heritage Centreへは、ダラダラ(現地のバス)とボダボダ(バイク)を乗り継いで行きました。ダラダラはもう一人で乗れるようになりました(某テレビ番組みたいですね)。
Cultural Heritage Centre
前情報なしにとりあえず行ってみましたが、アートギャラリーがめちゃくちゃ面白かったです。見るのは無料です。一人で見ると何もわからないので、職員さんにたくさん質問することをお勧めします。ガイドのように説明してくださいます。
アフリカ各地の民族の品々
五階建てのこの施設は、現代の美術品の他に、アフリカの各地の部族にまつわる品物がたくさん置いてあって、どれも100-200年ほど前のものです。アフリカのお面に関しては、日本のお面とは異なる独特な色使いと、怖さを感じる形はとても神秘的です。壁にたくさんかかっていると何ともいえない神聖さまで感じます。
全て、博物館に飾ってあってもおかしくないレベルのものたちでしたが、なんと一部を除き全て購入できます。値段の半分はその部族に支払われます。チャリティと言ってはいましたが、そういった契約をすることで、ギャラリーはその部族の古くから残っているものを集めることができたようです。ちなみにマスクは5万円から10万円でした。そもそも売っていることが異常だと思うので、とても安いなと感じました。
エチオピアの品々
中にはエチオピアのアムハラ語(アフリカで唯一の書き言葉。今もエチオピアの公用語です。)で書かれた聖書などもありました。これは羊の皮を利用したもので、その上からインクで書き写しています。300年前のものにも関わらず、綺麗にページが残っていて、素晴らしかったです。値段は60万円(確か)でしたが、もう売り物にはしていないとのことでした。エチオピアも手に入らないほど貴重なものだと言ってました。
Makonde族の彫刻
かつて木を削るだけ(マサイのように狩猟をせず、削ったものを物々交換して生きていた)で生計を立てていた部族Makondeの作品も多数置いてありました。48年かけて完成した彫刻は数世代にわたって完成されたもので、6mほど(予想)ありました。これも売り物ではありませんでしたが、4m程度のもの(10年以上かかったと想定)は400万円と破格の値段でした。
アフリカの多様な民族の多様な歴史
どの作品もそれぞれの特徴があり、歴史があります。それぞれの部族が独自に発展してきた様子を見ることができて、アフリカの歴史の深さを垣間見たような気がします。
部族の中には昔から生活スタイルを変えずに残っている部族もありますが、うまく現代社会と共存できる方法で変わらず継続してほしいなと思いました。2000近くの部族がアフリカにあると言われていますが、日本は本土、琉球、アイヌの3民族ですかね?いろんな国を見れば見るほど、日本がどれだけ稀有な国かが見えてきて面白いです。
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