No.1 五木寛之 「大河の一滴」
マイナス思考のどん底の中からしか本当のプラス思考はつかめない
初版から20年たった今、話題になっている五木寛之さんのエッセイ。論理的というよりも直感的な物言いに戸惑う部分もあるだろう。しかし、筆者の主張したいところはそこなのだ。つまり、論理的には説明しきれない、人間的な感情が今の時代には軽視されているのだ。と。
筆者は幼少期の体験、親鸞への信仰心、自殺という心の内戦、著者に影響を与えてきた書籍、さまざまな観点からマイナス思考の重要性を説く。
「ポジティブでいるべきだ。」
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