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着ぐるみで漫才に挑戦
こちらはふなっしーシリーズの記事になります。
↓ 前回の記事はこちらです。
以前、自作の着ぐるみでバスケができるか検証したお話を書きました。
今回は、この着ぐるみで漫才ができるか検証したお話を書きたいと思います。
当時、私は業務委託契約でとある会社に配属されてました。
内緒にしていたわけではありませんが、現場の人たちには着ぐるみを作ったことは話してませんでした。
というのも作ってから数年経過しており、私の中では過去の作品になっていたので、最新のトピックではないことを話しても面白くないと思っていたからでした。
ところが、数ヶ月後に同期が同じ現場に着任することになり、配属先の現場リーダーからこんな質問をされたそうです。
「ばーこしさんと同期なんだね。彼とは仲がいいの?」
普通の雑談ですが、私について質問をされたため、簡単に伝えやすい特徴として着ぐるみ作成の話をしたそうです。
これが後に漫才コンビを組むことになる方でした。
ただ、その時は驚いていただけだったそうです。
月日は流れ、忘年会のシーズンになりました。
街にはイルミネーションが飾られ、陽気な声が夜中まで聞こえるような雰囲気になってました。
この忘年会シーズン真っ最中に、現場リーダーから会議招集をかけられました。
会議室に向かうと現場リーダーと、別の社員2人の合計3人が待ち構えていました。
普段から仲良くしていただいてますが、若干の緊張感が漂っています。
現場リーダーが口を開けます。
「是非、お力を貸してください。」
圧倒的★低姿勢
話を聞くと、着ぐるみで一緒に漫才をしてほしいとのことでした。
断る理由はありませんので、即承諾しつつも問題提起をしました。
「是非一緒にやりたいです!ただ、漫才はやったことがないので面白い台本が作れるかどうか不安です。」
「心配しなくて大丈夫ですよ。私は毎年M-1の予選に出場してますから。」
圧倒的★高戦力
1つだけ追加でお願いされたのは、サプライズにしたいのでこの密談については黙っていて欲しいと言われました。
会議室に呼ばれたのはそういった事情があったからでした。
ちなみに、隣にいた2人の社員は忘年会の幹事だったそうです。
そして迎えた当日、トラブルが発生します。
着ぐるみの袋がデカすぎる
夜逃げしそうなレベルでデカいです。
直径60cmの頭なので、普通の出勤では使わないサイズの荷物なってしまいました。
満員電車も気まずいです。
なんとか現場に出勤するも、周囲の人たちから質問攻めに遭うので苦し紛れの言い訳をします。
「そのカバン、どうしたの?!」
「今日は友達の家に泊まりに行く予定なので、気にしないでください!」
「そ、そうなんですね…?」
絶対嘘がバレてる
さらにこれを現場から忘年会会場に持って行くのも大変です。
「わざわざ忘年会終わってから友達の家に泊まりに行くとか大変だね。」
「あはは〜。スケジュールが同じ日になってしまって〜。」
もう帰りたい
ついにお店に着きました。
店員の不審な目がやばいです。
「私は後から行くので、奥の席どうぞ〜!」
なんていう案内をしつつ、店員と2人きりになれるチャンスを伺い、ようやく荷物の事情を話せました。
店員は目を輝かせながら、
「そういうことでしたら!この仕切りを使ってください!」
不審者からのレベルアップがすごい
舞台は整いました。
用意していただいた仕切りから誰にも見られないように着ぐるみを装着し、
漫才スタートです!
![](https://assets.st-note.com/img/1715072073000-6qJRlAThCP.png?width=1200)
予定されていた通りの漫才をしました。
台本は現場の内輪ネタ中心に作られていて、かなり盛り上がっていたようです。
なぜ他人事かと言いますと、
中からの視力が悪すぎて、みなさんの表情が見えないからです
後日、同期に撮ってもらっていた動画を見せてもらい、初めて盛り上がっていたことを知りました笑
漫才を観てくれている人の表情を見れてない時点で、検証結果は間違いなく失敗ですね笑
無事に漫才も終わり、現場リーダーがお辞儀をしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1715072102279-zr9pyOPA2v.png?width=1200)
通常であれば、コンビ2人とも舞台袖にはけるのですが、視界の端というものは着ぐるみには存在しません。
相方が去っていることに気づけませんでした。
しばらくして、隣から声がしないことに気づき、横に顔を向けてようやく相方がいないことに気づきます。
その時の様子です ↓
![](https://assets.st-note.com/img/1715072154690-yrH0DHFa4S.png?width=1200)
急いで立ち退きます笑
![](https://assets.st-note.com/img/1715072259636-gut2PbYS01.png?width=1200)
着ぐるみを脱いで、会場に戻ると歓声で迎えてもらえました。
数年経っても着ぐるみを作ったというのは珍しい存在なのだと実感しました。
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