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人との学び〜一期一会〜

 今週はとあるテーマについてストレートマスターの方と共同発表することからはじまった。ほとんどを任せてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいである。言い訳をするなら実際にその方と対話をして、その方の言動や雰囲気からお任せしてしまっても大丈夫だということを感じたからである。
 教職大学院に入学して、現職、ストマス問わず多くの院生と出会ってきたが、やはり様々なタイプの方がいることを実感している。物事を深く深く考える方、考えることは苦手だが行動に移す速さが尋常ではない方、言葉では尖ったことを言っているが実はとても優しい方・・・。このような、教師を志す、もしくは教師として活躍されている方との交流は本当に意義あるものだと感じる。教職大学院に入学する大きな価値の一つであろう。
 少し話が変わる。課題研究の調査で昨年から多くの先生方にインタビューをさせていただいている。自分が所属する自治体ではない学校の先生方、しかもその多くが年上の先生である。中には校長先生にもいらっしゃった。

目の前に学校は見えているのに、道に迷ってしまい結局20分以上歩き回ったことも良い思い出

 30分程度のインタビューの中でも様々な考えの違いが見えるものである。違いはあるものの、経験したことを自分なりに咀嚼して、その経験から学んだことを意識的に実践されていることはどなたも共通している。ここには書けない強烈な経験をされている方も何人かいらっしゃり、思わずこちらがインタビュー中に涙を流しそうになったこともある。もちろん研究のために行なっている、あくまで一つの「方法」としてのインタビュー調査であるが、私にとっては何事にも変えられない貴重な経験である。チャットGPTでは回答できない、人の生々しい思いというものは心に残る。
 先日とある講義の中で人の感性はどう成長するかと言った話があった。「子供の心を揺さぶるような経験をさせること、子供の気持ちを受け止めること、大人の感性を示すこと、人の感性を育てるのは人の感性であり、それはプリント学習では身につかない」といった内容である。深く納得した。
 人から学ぶ、人を通して学ぶことの価値をもう一度考え直したい。人の成長には人が欠かせないのだと思う。

息子から学ぶことも多いです。水やりをしよう!と言っていました。

 教職大学院生活も残り4ヵ月。もしかしたら、二度と会えなくなる院生や先生もいるかと思うと少し淋しくなる。一期一会のように、その時の出会いを大切にしていこうと感じている。

 今週もご覧いただきありがとうございました!北海道は雪がちらついているそうですが、こちらは色づいた葉っぱが舞っています。あっという間に12月です。皆さん素敵な週末をお過ごしください🌸

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