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様々な事情を抱える人が学び続けられる勉強会運営
子育てをしながら勉強会に参加し、少しでも今後の仕事や人生の糧になるものを得ようとする人は素晴らしいと思う。親の介護やご自身の病気など様々な事情を抱えながらも、わずかな隙間時間を使って学んでいる方々には尊敬の念を抱く。
自分が勉強会を企画する際には、子育て中の方やなかなか学びたくても学べない環境にある方々が出来る限り参加しやすいようにしているつもりだ。自分の子供が一緒の会場にいる中で教育の話をすることや家から出ることができない方同士オンライン上で今の生活のちょっとした楽しみやモヤモヤを話す時間は自分が思っているよりも有意義なようである。
だが、勉強会主催者が環境を整えることだけが、上記の時間がない方々の学びの充実に繋がるかというとそうではないように思う。研修に参加するすべての方々が、時間がない方々の状況を知った上で、学びを楽しみ、互いの交流を大切にする雰囲気があることが何より重要だろう。
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特に子育て中ではない方や比較的自由に時間が使える方が「お互い様」「いずれは自分もその役割を担う」といった気持ちをもったり、想像力を働かせたりすることができると勉強会の雰囲気はグッと良くなるし、それぞれの議論が活発になり、置かれている人の立場(経験)を通した物の見方や考え方を共有することができる。学びが深まる。
ということを考えると、勉強会はある程度近しい関係性の10人程度の少人数で行うことが一番良いのではないかと感じるところである。ただ、いつも同じメンバーだとエコーチェンバー現象のように同じ話が繰り返される可能性もある。新しいメンバーも歓迎していくことも必要だ。
勉強会を運営する中で、様々な意見をいただく。どのポイントに焦点を当てるかによって、Aさんにとってはより勉強会が充実したものになるものの、Bさんにとっては参加がしにくくなるといったことがある。会の運営者としては全体最適を考えるのが一番かもしれない。だが、私としては学びの時間が少ない方を優先的に考え、その方々が学びやすく、楽しめるような勉強会であることを一番に考えたい。もちろん事情によって勉強会の参加が難しい時もあるだろうが、勉強会という心休まる場所(帰る場所といって良いかもしれない)があることが何より大切なのだと思う。
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久しぶりに北海道に帰ってきました。今回は大学院の同期にも協力していただき充実した勉強会を開催することができました。主に若手の先生向けの勉強会でしたが自分たちも多くの学びをえることができました。ぜひ皆さんも勉強会を主催してみてください。参加するよりも多くの学びが自分にありますよ!
体調不良も回復し、なんだか慌ただしい毎日を送っています。皆さん良い3連休をお過ごしくださいね🌸今日もご覧いただきありがとうございました!