【事例インタビュー②】母の乳がん経験を伝え続ける想いと使命
こんにちは、ブロードマインド広報の志村です。
我々ブロードマインドは「金融に倫理を、人生に自由を」というミッションを掲げ、「誰のための金融か」を念頭に日々コンサルティングを行っています。
サービスを提供する側と受ける側の“金融リテラシーの差”を利用したビジネスをするのではなく、お客様が望む人生プランをヒアリングしながら、一緒にライフプランを立てたり、金融リテラシーを身に付けて頂いたりした上で、必要に応じて解決策として金融商品を提案しています。
しかし、FPに何を相談したら良いのか、どのように解決ができるのかイメージがしづらい方も多いと思いますので、こちらの記事では実際のお客様からご相談いただいた際に、どのようにお客様に向き合い、解決をしたかをご紹介していきます。
第2回目は、2017年に入社をしたファイナンシャルコンサルティング本部 東京営業の伊藤へ話を聞いてきました!
【事例】面談2年後に乳がんと診断されたお客様
■面談者プロフィール
独身女性(会社員・40代前半)
■意向/悩み
「良いお話が聞けると友人から紹介されたので話を聞きに来ました」と最初はご自身でもご意向がはっきりしていない状況でしたが、話していくと意向が明確になりました。
① 40代になり、ここから結婚は考えにくいので、独身のまま生活をしていく場合は老後にどのくらいお金がかかるのか知りたい
② 保険も今まで考える機会がなくて、勤務先の団体保険に必要最低限だけ入っている状況でしたが、今の保険が自分に合っているのか確認したい
■解決へ向けた面談の流れ
まず、これからのライフプランを立てていくために、家計収支、預貯金、退職金の額、住宅の情報などの細かなヒアリングに加え、老後の年金額を算出したところ、退職までに3,500万円を準備する必要があることが判明。
老後を迎えるまでに意識的に資金を準備していく必要があり、あくまでも貯金ができるのはご自身が健康だからこそのため、元気でも働けなくなっても人生が大丈夫なように対策をする必要があるとお伝えしました。
つみたてNISAをすでにスタートしていたことや、銀行預金にまとまった資金があったこと、年間の余剰があったことを踏まえて、これから貯まるお金は、外貨を持っておく方が将来的に有利になる可能性が高いことや、保障を持ちながら現役中に働けなくなった時も確実に老後資金が用意できるようにする目的でドル建ての終身保険で対策をすることに。
<元々加入していた勤務先の団体保険について>
・年齢を重ねていくと保険料が上がっていく
・高齢になると保障が無くなってしまう
・特にがん保険は診断されたタイミングで一時金が出るもののみ
ご勤務先の健康保険制度が手厚く、「付加給付」というものがあり、治療費自体は自己負担が月3万円で収まるので、医療保険は必要最低限を持ち、がん保険で生活費の補填を行いましょうとご提案しました。
また、私の母ががんになったちょうど1か月後だったので、がんになった時の流れ・治療が長引くこと・収入が下がることなどリスクや、老後一人で生活していく場合、自分のことは自分で守る必要があるので、一生涯保障が続くものでカバーしていくべきだとお伝えしたところ、その考えに共感頂いて、ご契約となりました。
💡特にお客様にお伝えしたこと
お客様からは「こういうお金の話を誰に聞いたら良いかわからなかったので、紹介してもらってよかった」とおっしゃっていただきました。
―――その後
2020年10月にお客様から「乳がんになってしまいました」とご連絡がありました。
再度面談し、保険の給付金請求の流れや、加入している保険がどういった時に役に立つのか、これからどういった治療を行っていくのかなどをお話ししました。
💡治療中の生活費補填はがん保険、ドル建て終身保険で老後資金を確保
・乳がん摘出手術には、医療保険から手術と入院に対して給付金がおりることに。
・5年間続くホルモン剤治療には、がん保険から治療が続く限り毎月給付金がおりることに。
・老後の資産形成は、ドル建て終身保険に加入する際にがんをはじめとした3大疾病になってしまった場合は保険料が払い込み免除になる特約を付けていたので、保険会社が代わりに年間100万円を積み立ててくれることになりました。
「保険に入っていたことでお金の面で心配することがなかったので、良いウィッグを買うことができたり、安心して仕事を長く休んだりという決断をすることができました。」とおっしゃって頂きました。
治療の結果、約3年間休職されていたお仕事も、現在は復職して働くことができているそうです。
■対応したコンサルタント
母が乳がんに罹患したという自分の経験を伝えたからこそ、共感していただき対策に繋がって、結果的にお客様を救うことができました。
ご提案した対策方法を、最終的にどのように判断するかはお客様自身ですが、お伝えすることはできるので、これからも想いや経験を伝え続けていきます。
また、つみたてNISAやiDeCoをはじめとした投資も主流になってきていますが、もし今回のお客様が投資しかやっていなかった場合、今のような金銭面で生涯にわたって安心な状況にはなっていなかったと思うので、やはり保障の部分もちゃんと伝えていくべきだと強く感じています。
<お客様と向き合う中で大切にしていること>
「自分の経験をお客様に伝えること」
私は社会人になってから父を亡くしたり、母ががんになったりという経験をしました。
遺族の気持ちや、がん治療に伴う収入減少、支える家族の想いなど「経験してからでないと分からないこと」が沢山あるので、その経験や想いを必ず伝えるようにしています。
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