オードリーのオールナイトニッポン100通採用までの道のり
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オードリーのオールナイトニッポンというラジオ番組が好きで、毎週メールを投稿しています。
先日メールの採用数が100通を突破したので、今までの投稿の思い出を振り返ってみたいと思います。
オードリーのラジオに投稿しようと思ったきっかけや、ラジオに投稿していて嬉しかった事、ラジオを通して出会ったアイドルたちとの思い出、普段どんな感じでネタを作っているのかなど、いろいろなエピソードを書いていきたいと思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです!
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まず初めに「オードリーのオールナイトニッポン」に投稿しようと思ったきっかけから書きたいと思います。
僕は元々ラジオ番組への投稿が趣味で、2000年代にオールナイトニッポンやJUNKを主戦場に様々な番組にネタを投稿していました。
この頃はラジオだけでなく雑誌への投稿も同時にしていたので、本当に元気いっぱいでした。
今なら絶対に無理な数の番組に、毎週投稿していました。
具体的に言うと、二桁以上の番組に同時に送っている時代もありました。
文字通りラジオ一色の生活を送っていたのです。
そんなラジオ好きだった僕ですが、自分の好きな番組がいろいろ終わってしまったり、生活の変化などもあって、徐々にラジオ離れが進んでいった時期がありました。
投稿する番組数もどんどん減っていき、2010年になると投稿しているラジオ番組は2つにまで減りました。
当時投稿していたのは「加藤浩次の吠え魂」と「おぎやはぎのメガネびいき」です。
ラジオ離れが進んでいた僕ですが、加藤浩次の吠え魂だけはめちゃくちゃ好きで、毎週金曜深夜1時からの生放送を聴くのが楽しみで仕方ありませんでした。
ネタメールもかなりの熱量で毎週送っていました。
しかし、加藤浩次の吠え魂は2010年に残念ながら終了します。
番組が終了してしまったのがすごくショックで、一旦ラジオ投稿から離れてしまいました。
その少し前からラジオ離れが進んでいた事もあり、吠え魂が終了して数か月後には、ラジオを全く聴かない生活に突入します。
そんな僕を再びラジオ好きに戻してくれたのは、加藤浩次さんでした。
2017年にMBSラジオで「極楽とんぼオレたちちょこっとやってまーす!」というラジオ番組がスタートしたのです。
大好きな加藤さんのラジオが復活したという事で、もちろんメールを送りました。
ある日の放送で僕のメールが読まれた時に、加藤さんが「ブーメランチャンネルは昔から送ってくれてるからね!」と言ってくれたんです。
「吠え魂が終わってもう何年も経っているのに、まだ僕のラジオネームを覚えてくれていたんだ…」となって、めちゃくちゃ感動しました。
それから極楽とんぼのラジオに投稿しつつ、他のラジオ番組も聴くようになりました。
そこで出会ったのがオードリーのオールナイトニッポンでした。
若林さんと春日さんのフリートークがとにかく面白くて、毎週番組を聴くようになりました。
オードリーのラジオを聴いているうちに、昔オールナイトニッポンに投稿していた頃の自分を思い出して「またオールナイトニッポンでネタが読まれたいな」と思うようになりました。
やはりハガキ職人にとって「オールナイトニッポン」というのは、とても特別だし憧れの場所なのです。
「深夜ラジオといえばオールナイトニッポン」と誰もが連想するぐらいの超人気番組なので、当然送られてくるネタメールの数も多く、競争率も高くて採用されるのがなかなか難しいのですが、オールナイトニッポンで読まれたの時の喜びは、他の何ものにも代え難いものがあります。
その喜びを再び味わいたくて、僕はオードリーのオールナイトニッポンへの投稿をスタートしたのでした。
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投稿を始めて数か月間は全く読まれませんでした。
2000年代に、オールナイトニッポンも含めて様々なラジオ番組に投稿していましたが、こんなにも採用難易度が高いと感じる番組はありませんでした。
まずオードリーのオールナイトニッポンはフリートークが中心の番組構成になっているので、メールを読む枚数が他のラジオに比べて圧倒的に少ないのです。
時期によってコーナーの数は増減しますが、現在のコーナーは「チン!」と「しんやめ」の2つです。
採用される枚数は、「チン!」のコーナーで5~6通、「しんやめ」のコーナーで5~6通、だいたい合計で10通前後のネタが毎週読まれています。
しんやめのコーナーは不定期でやらない事も多いので、そういった場合は一週間で採用されるネタは「チン!」のコーナーの5~6通だけという計算になります。
全国から送られてくるたくさんのネタメールの中から、この5通に選ばれるのが想像を絶するぐらい難しいのです。
本当に至難の業なのです。
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記念すべき初採用のメールは、2018年7月21日でした。
ネタが採用されたのは「GOOD!」というコーナーです。
若林さんが「毎週リスナーから寄せられる様々なジャンルのいろんな『GOOD!』を紹介していくコーナーです!」とコーナー紹介してたのが懐かしいですね。
当時、バイきんぐ西村さんの話がラジオの中で頻繁に出ていて、オードリーの二人も西村さんのエピソードがかなりお好きなようだったので、西村さんのネタを投稿したら読んでいただけました。
やっっっと採用されたので、本当に嬉しかったです。
本当に本当に、やっっっとの採用でした。
しかし、ここからおもしろい事が起こります。
あれだけ苦戦していた番組だったのですが、この翌週もメールが読まれたんです。
さらに、その翌週も読まれたんです。
なんと初採用から3週連続で読まれたのです。
不採用がずっと続いていたのが嘘みたいに、ネタの採用が続いたのです。
「ちょっと調子が掴めたかもしれない!」
正直そんな風に思いました。
しかしここから約3か月間不採用が続きました。
オードリーのオールナイトニッポンは、やはり難易度の高い番組だったのです。
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オードリーのオールナイトニッポンでは「チン!」というコーナーがあります。
このコーナーでは採用されたメールの中から、春日さんが一番いいと思ったメールを毎週一通選び、そのネタを投稿したリスナーには、ニチレイの冷凍食品の詰め合わせがプレゼントされます。
僕がこの商品を初めてもらったのは、2018年12月22日の放送でした。
「芸能人からのオードリーのオールナイトニッポン10周年お祝いコメント」というお題でネタメールを募集していたのですが、僕は矢口真里さんからのお祝いコメントを作り投稿しました。
一人称を全て「オイラ」にし、「オイラ」というキーワードをしつこいぐらいに入れたお祝いコメントを作ったのですが、春日さんが気に入ってくれてニチレイの冷凍食品を初ゲットとなりました。
メールが読まれただけでも嬉しいのですが、春日さんに一等賞に選んでもらえた事が本当に嬉しくて、ハガキ職人冥利に尽きる瞬間でした。
そして自宅に届いた冷凍食品に同封されていた、こちらの送付状も宝物です。
ラジオを聴いていない人からしたら、ただの紙切れ一枚に見えるかもしれませんが、僕にとっては春日さんから一等賞に選ばれた証なので、今でも大切にしている宝物なのです。
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投稿を毎週続けていくうちに、少しずつ結果も出てくるようになりました。
メールが読まれるたびに、ツイッターのフォロワー数もどんどん増えていき、この番組の影響力の高さを肌で感じました。
ツイッターのフォロワー数が、劇的に増えた時期があります。
それは「チン!」のコーナーで、「オードリーの代表作になるテレビ番組企画案」というお題でメールを募集していた時です。
メールを読まれる事が困難だったオードリーのラジオですが、この時期だけはほぼ毎週メールが読まれていました。
そして複数採用の日も多く、冷凍食品もたくさんいただきました。
どのようなペースで採用されたかというとこんな感じです。
【2020年】
11月14日・2通採用(冷凍食品獲得)
11月21日・3通採用(冷凍食品獲得)
11月28日・1通採用
12月5日・2通採用(冷凍食品獲得)
12月12日・不採用
12月19日・2通採用
12月26日・1通採用
【2021年】
1月9日・3通採用(冷凍食品獲得)
1月16日・1通採用(冷凍食品獲得)
1月23日・2通採用
1月30日・1通採用
2月6日・不採用
2月13日・不採用
「オードリーの代表作になるテレビ番組企画案」というお題で13週放送したのですが、10週採用されて合計18通も読んでいただけました。
こんなにコンスタントに、しかも複数採用されたのはこの時期だけです。
ちなみにどのようなメールを送っていたかというと、こんな感じです。
このネタは春日さんが一等賞に選んでくれて、ニチレイの冷凍食品をゲットした自分でもお気に入りのネタです。
「チン!」のコーナーは若林さんがメールを選んでいるので、この時期ほぼ毎週採用されていたので、特に嬉しかったです。
毎週全国から送られてくるたくさんのメールの中から、自分のメールを若林さんが選んでくれたのかと思うと、感動せずにはいられませんでした。
憧れの若林さんが、僕の書いたメールを声に出して読んでくれて、その声が電波に乗ってラジオがから流れてくるのですから、こんなにも幸せな事はありません。
テレビで若林さんを見るたびに「この人が僕のメールを読んでくれたんだよな…!すごい事だよな…!」とよく感動していました。
もちろん今でもテレビを見るたびに思います。
この感動をこれからも味わい続けられるように投稿を頑張りたいです。
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リトルトゥースのアイドルとの出会いもありました。
もう卒業してしまったのですが、僕はミグマシェルターというグループに所属していたレーレというアイドルが好きでした。
ちなみに彼女は、僕が生まれて初めて好きになったアイドルです。
そんな彼女との間にも、オードリーのオールナイトニッポンの思い出があります。
僕は元々彼女に出会うまで、アイドルに関心がない人間でした。
そんな僕が、ある日の深夜にFMヨコハマを聴いていたら「まよなかレコード」というラジオ番組が偶然流れていたんです。
ラジオから流れてくる彼女の優しい声に惹かれて、気付いたら毎週その番組を聴くようになっていました。
そしてメールも欠かさず投稿するようになりました。
そんな「まよなかレコード」のパーソナリティーをやっていたのがレーレだったのです。
彼女のラジオにメールを投稿してから約1年半後に、僕は初めて彼女のライブを見に行きました。
そこで見たライブが本当にかっこよくてカルチャーショックを受けました。
「自分が知らなかっただけで、今のアイドルってこんなにもレベルの高いライブをやってるんだ!」と気付かされ、それ以降アイドルのライブを見に行くのが趣味になりました。
そんなレーレと初めて喋ったのは、ミグマシェルターのライブを3回目に見に行った時でした。
ライブ終了後に初めて物販に行きツーショットチェキを撮らせてもらいました。
その時に「まよなかレコードにメールを送らせていただいているブーメランチャンネルと申します!」とラジオネームを名乗ったら、レーレが「嘘ー!!嘘ー!!本当!?やっと会えたー!!」と驚きながら、何度も何度もハイタッチしてくれたんです。
まさかこんなに喜んでくれるとは思ってもいなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。
いつもメールを送っているラジオ番組のパーソナリティーから、こんなにも嬉しい言葉をかけてもらえて、本当に幸せな瞬間でした。
そんなレーレのブログをある日読んでいたら、目を疑うような文章を発見しました。
「オードリーのオールナイトニッポンをよく聴いています 日常に楽しい時間が増えて嬉しい」
こう書かれていたんです。
「えっ!?レーレもオードリーのラジオ聴き始めたの!?」と思い、とてもビックリしました。
その当時、現場になかなか通えていなかった時期だったので、そのブログが書かれて約2ヶ月後になってしまったのですが、僕はレーレに会いに行きました。
そして久々に会ったレーレの口から、こんな嬉しい言葉が出てきました。
「ねえねえ、ブーメランチャンネルー!オードリーのオールナイトニッポンでメール読まれてたからビックリしたよー!えっ?えっ?ブーメランチャンネル?ってなったよー!!」
ラジオで僕のメールが読まれた事に気づいてくれていたんです。
彼女にしばらく会えてなかったんですけど、こうやって会えない時期にもラジオを通して自分の存在を思い出してもらえていた事が、とても嬉しかったです。
リトルトゥースのアイドルに今まで何人か会った事があるのですが、一番最初に出会ったのがレーレでした。
普段ラジオネームを隠して生活しているから、こうやって他人から「オードリーのオールナイトニッポンで読まれてたね!」みたいに声をかけられたのは初めての経験でした。
その初めて声をかけてくれた人が、人生で一番最初に好きになったアイドルのだったので、本当に嬉しかったです。
彼女は今年の4月にアイドルを卒業してしまったので、もう会う事はないと思うのですが、ラジオを聴いていると今でもこの日の出来事を時々思い出します。
レーレ、今でもオードリーのラジオ聴いてるのかな?
もし聴いてたら、僕の事を思い出してくれたりしてるのかな?
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2021年1月10日。
この日は一生忘れられない思い出の日です。
なぜならオードリーのお二人を初めて生で見た日だからです。
この日は、烏山区民会館ホールでオードリーの「1Hネタライブ」が開催されました。
オードリーのライブはプレミアチケット化していて、いつ申し込んでも落選していたのですが、この日は運良くチケットをゲットできたんです。
しかもライブ前日に放送されたオードリーのオールナイトニッポンで、なんと僕のメールが4通も読まれたんです。
「チン!」のコーナーで3通読まれて、しんやめでも1通採用されました。
しかも「チン!」のコーナーで若林さんが僕の3通目のメールを読む時に、こんな嬉しい言葉を言ってくれたのです。
「ラジオネーム、ブーメランチャンネル!ブーメランチャンネルばっかりだな、そういえば」
もう嬉しすぎました。
「ブーメランチャンネルばっかりだな」という一言が本当に嬉しすぎました。
もうその一言に尽きます。
若林さんからこんなにも嬉しい言葉を言われたから興奮してしまって、その日は全然寝付けませんでした。
そして迎えた翌日。
ネタライブでオードリーの漫才を初めて生で見ました。
本当におもしろくて、ずっとずっとずっと笑っていました。
もちろんラジオも好きなんですけど、それと同じぐらいオードリーの漫才も僕は好きなので、二人の漫才が見られて一生の思い出になりました。
ライブ中にトークの時間も少しあったのですが、二人の会話が漫才同様本当におもしろかったです。
いつもラジオ越しに聴いていた若林さんと春日さんの声を目の前で聴けて、すごく嬉しかったです。
二人がトークしているのを見ていたら、まるでオールナイトニッポンを目の前で聴いているような感覚になって、とても感動したのを覚えています。
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オードリーのオールナイトニッポンに投稿しながら、クマリデパートというアイドルグループの「クマリデパートの極ラジ行くよ!」というラジオ番組にも投稿するようになりました。
ある日の放送で僕のメールが読まれた時に、メンバーの山乃メイちゃんが「よくお名前聞きますね!」と言ってくれたんです。
「うわ!ラジオネーム覚えてくれたんだ!」と思ってめちゃくちゃ嬉しくなりました。
ちなみに当時の僕は、クマリデパートのライブには何度も行った事があるけど、どのメンバーともチェキを撮った事はありませんでした。
そんな一度も会った事がない僕なんかの事を、ラジオの投稿を通して名前を覚えてくれたのがとても嬉しかったのです。
それからしばらくしてメイちゃんがツイッターでリプ返企画をやっていたので、初めて彼女にリプを送りました。
インターネット上ですが、メイちゃんと遂に初接触しました。
するとメイちゃんから、次のような驚きの返信が届いたのです。
なんと、オードリーのオールナイトニッポンを通して僕のラジオネームを知ってくれていたんです。
まさかメイちゃんがオードリーのラジオを聴いているとは思わなかったので、とてもビックリしました。
てっきり極ラジの投稿を通して名前を覚えてくれたのかと思っていたら、オードリーのラジオでもうすでに僕の名前を知ってくれていたのです。
本当に本当に驚きました。
「こんな夢みたいな話ある?」と思って、メイちゃんからのリプを何度も見返してしまいました。
メイちゃんからのリプが嬉しすぎて、すぐにクマリデパートのライブに行って、彼女と初チェキを撮りました。
メイちゃんとの初めての会話もすごく印象深いです。
僕「ブーメランチャンネルです!」
メイ「えー!ブーメランチャンネルさん!?嘘ーーー!!」
こんな会話から特典会はスタートしました。
メイちゃんがすごく驚いてくれたので、めちゃくちゃ嬉しかったです。
ファーストコンタクトの後、僕の顔をジーッと見つめながら「こんな優しそうな顔してたんですね!」と言ってくれたのも覚えてます。
オードリーのオールナイトニッポンで名前を知ってくれていた事がとにかく嬉しかったので、その事をメイちゃんに伝えたらこんな嬉しい言葉をかけてくれました。
「極ラジの台本にブーメランチャンネルって書いてあって、構成作家さんと『あのブーメランチャンネルさんですかね?』って話してたんですよ!台本持つ手が震えましたもん(笑)」
大好きなオードリーのラジオを通して、大好きなアイドルに名前を認知してもらっていたとう、まるで夢のような現実に直面し、僕は感動せずにはいられませんでした。
メイちゃんとの出会いは、オードリーのラジオに投稿する上で、僕にとって大きな転機となりました。
初対面なのに、僕のラジオネームを知っていてくれたのが、とにかく嬉しかったからです。
「一度も会った事がないのに、オードリーのオールナイトニッポンを通して自分の事を知ってくれている人が世の中にいるんだ!それってすごい事だよな!」と思ってすごく感動したのを覚えています。
そして「オードリーのオールナイトニッポンで名前を知ってもらえていたのだから、これからも読まれ続けたい!」という感情が芽生えた日でした。
またメイちゃんに会いに行った時に不採用が続いていたらカッコ悪いし、コンスタントにメールが読まれた状態で常にメイちゃんには会いたかったから、めちゃくちゃ気合が入りました。
メイちゃんに出会ってから、ラジオ投稿のモチベーションがグンと上がったので、この日の事はすごく覚えているんですよね。
オードリーのラジオでたくさん読まれるようになったきっかけはメイちゃんと出会ったからでもあるんです。
今の僕があるのは、メイちゃんのおかげです。
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普段どんな感じでネタを作っているのかを、いい機会なのでここで書いてみたいと思います。
まず土曜深夜に毎週ラジオをリアタイしているのですが、生放送終了後はすぐには寝ず、ネタコーナーを何回か繰り返して聴きます。
どんなネタが採用されたのかを再確認するためです。
その週に読まれたネタこそが「正解」だと思っています。
その「正解」のメールがどんな内容だったのかをしっかり頭の中にインプットして、翌週の投稿に活かすためです。
具体的に言うと、文章の長さとか、ネタの中で使用された芸能人の人選、メールの最後をどんな言い回しで締めているのかなどをチェックしています。
ここでもし自分の送ったメールが大きくかけ離れていたら、翌週から軌道修正してネタを送っています。
とにかくその週に読まれたネタが採用への一番の近道になる「教科書」だと思っているので、ネタコーナーは何度も聴いています。
受験勉強前に、参考書を読み込んでいるイメージです。
そして翌日の日曜日からネタ作りを始めます。
僕の場合は、一通ずつネタメールを作って送るという行為をしていません。
最初はとりあえずネタになりそうなキーワードだけかき集めて、メールの下書きにどんどん入れていきます。
まずはそういった未送信メールをためる作業から始めていきます。
どんな感じで未送信メールをためているのかを、実際の採用メールを使って説明していきたいと思います。
「チン!」のコーナーで「春日から若林に絶対に送ってこないLINE」というお題でメールを募集していた時の話です。
僕はこの時、オードリーの東京ドームライブの招待チケットを、普段お世話になっているウッチャンナンチャンの南原さんには送らないというネタを考えました。
オードリーはヒルナンデスを卒業して、南原さんと仕事の付き合いがなくなったからチケットを送らないというネタにしたら、失礼でおもしろいのではないかと考えました。
でもこれだけだと弱いと思ったので、比較対象として内村さんにはチケットを送ろうと考えました。
そして最終的に「内村さんはスクール革命でお世話になっているからチケットを送るけど、南原さんはヒルナンデスを卒業してお世話になっていないからチケットを送らない」というネタの構想を固めました。
次に、そのネタで使えそうなキーワードだけ、下の図のようにメールの下書きに入れます。
そして後日この未送信メールを開き、ネタ作りを開始します。
キーワードとキーワードの間を埋める言葉を考えて肉付けしていき、一つの文章にまとめます。
そうして出来上がったメールが下の写真です。
このメールは実際に放送で採用されたメールです。
僕はいつもこんな感じでネタを作っています。
だから最初は、使えそうなキーワードだけどんどん下書きに入れ、未送信メールをためていきます。
そして、後日その未送信メールを一通一通形にしていくという感じです。
日曜日と月曜日は、未送信メールをためる作業に徹します。
そして火曜、水曜、木曜で、未送信メールに貯まっているキーワードだけの文章を一つずつネタにしていき、番組に送信しています。
だいたいいつも木曜日までに投稿を終わられるように頑張っています。
もし木曜日までに納得できる投稿ができていなかったら、金曜と土曜まで粘る時もあります。
土曜に送ったネタがその日の放送で読まれた事もあるので、最後まで諦めないようにしています。
僕はいつもこんな感じでネタを投稿しています。
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2023年に入ると「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」の開催が番組内で発表されました。
この発表があった時に、僕には一つの目標ができました。
それは東京ドームライブまでに、ネタメール100通採用を達成させるという事です。
採用数の進捗的に、今よりちょっと採用ペースがあがれば到達できそうなギリギリのラインだったので、この目標を胸に投稿を頑張る事にしました。
そんな2023年に、あるリトルトゥースのアイドルと運命の出会いをする事になります。
このアイドルとの出会いが、100通採用の大きな力になりました。
それは今年の5月の出来事でした。
もう卒業してしまったのですが、花村りのという名古屋のアイドルが僕は好きで、東京から名古屋までライブを見に行ったんです。
そんな、花村りのちゃんには親友のアイドルがいます。
その親友の名前は「ゆめいろシンフォニア」というグループの夕稀みやちゃんです。
僕が名古屋に行った日に、ゆめいろシンフォニアもライブに出ていたので「あっ!花村りのちゃんの親友がいる!」と思ってビックリしました。
ゆめいろシンフォニアのライブ中のMCで「新規ファンは写メが1枚無料で撮れます!」と言っていたので、滅多に名古屋なんて来る機会ないし、自分の好きなアイドルの親友はどんな人なのか興味もあったので、物販に行ってみやちゃんと写真を撮らせてもらったんです。
そこで信じられない出来事が起きました。
写真を撮った後にみやちゃんが「お名前は?」と聞いてきたので「ブーメランチャンネルです!」と答えました。
すると、みやちゃんが一瞬無言になり「えっ!なんか知ってる!えっ、同じ名前でラジオのハガキ職人いません?」と驚いた顔をしてきたんです。
よくよく話を聴くと、なんと彼女はリトルトゥースだったのです。
「えー!嘘ー!本物ですかー!?めっちゃ嬉しい!」
そう言いながら、みやちゃんが飛び跳ねるように喜んでくれました。
こんなふうに喜ばれたら、こっちまで嬉しくなるし、僕の方もめちゃくちゃテンションが上がってしまいました。
そして、こんな偶然の出会いがあるのかと思って、とてもビックリしました。
たまたま来た名古屋で、たまたま写真を撮ったアイドルが、偶然リトルトゥースで、しかも僕のラジオネームを知ってくれていたんです。
普通に生活していたら絶対に出会わなかったであろう二人が、なにかの運命でこうやって奇跡的に出会ってしまったのです。
だってですよ、僕は東京に住んでいて、みやちゃんは名古屋に住んでいるんですよ。
普通に生活していたら絶対に出会わなかった二人なんですよ。
それがこうやって、出会ってしまったのです。
こんなの奇跡だし、運命を感じるなという方が無理です。
この出会いが嬉しすぎて、追加でチェキ券を買って再びみやちゃんの所へ行きました。
するとみやちゃんが「会えて本当に嬉しいです!握手してください!」と言って両手を差し出してきました。
そして、みやちゃんと握手をしながらツーショットチェキを撮りました。
まさか自分の人生の中で、アイドルから「握手してください!」と、言われる日が来るだなんて思ってもいませんでした。
みやちゃんはすごいハイテンションで喜んでくれて、近くにいたスタッフに「この方、ラジオでたくさん読まれている有名な人なんです!」と言ってくれたりもして、めちゃくちゃ嬉しかったです。
その時に撮ったチェキに「本物だー!!」と書いてくれたり「世界一うれしいー!!」と書いてくれて最高に感動しました。
今までいろんなアイドルとチェキを撮った事があるのですが、この2枚はその中でも特にお気に入りのチェキです。
名古屋のリトルトゥースのアイドルと運命の出会いをした日の、宝物のチェキなのです。
さらに嬉しい事は続いて、その日の夜にみやちゃんのインスタのストーリーを見ていたら、なんと僕の事を書いてくれていたんです。
あまりにも嬉しくて、すぐにスクショしてしまいました。
それから何度か彼女に会うために、名古屋にライブを見に行きました。
その度に彼女は、オードリーのオールナイトニッポンで僕のメールが読まれると嬉しくなると言ってくれました。
「メールが読まれた時、ガッツポーズしてます!」とかも言ってくれたりもしました。
彼女がそんなふうに思ってくれていると思ったら、投稿にも俄然力が入りました。
ある日ツイッターに一通の通知が届きました。
その通知を見たら、なんとオドぜひの石黒さんからでした。
オドぜひでもちろん一方的にお名前は存じ上げていましたが、なんの面識もなかったので「???」となりました。
不思議に思いながら石黒さんから届いたメッセージを読んでみました。
次の瞬間、僕は胸が熱くなりました。
「みやちゃんが少し前に行った物販でブーメランチャンネルさんと会ったことをとても嬉しそうに話していたのを思い出しました。」と報告してくれたのです。
自分のいない所で、みやちゃんがまさか僕の話をしてくれているとは思ってもいなかったので、とてもビックリしました。
そして本当に嬉しくなりました。
僕なんかと出会った事を嬉しいと思ってくれた事だけでもありがたいのに、それをわざわざ他人の前でも話してくれていたのかと思うと、すごく感動したし、愛を感じました。
僕はオードリーのラジオでメールが読まれると、リアルタイムでその喜びをツイッターに投稿しているのですが、彼女からすぐに「いいね」が飛んできます。
「読まれたのを、ちゃんと聴いてたよ!」と言われているような気がして、これがめちゃくちゃ嬉しいのです。
お互いオードリーのラジオを毎週リアタイしているので、土曜の深夜にラジオを通して同じ時間を共有しているのが「なんかいい関係だな~」といつも思っています。
名古屋に時々会いに行くと、僕がラジオで読まれたことに対して、まるで自分の事のように彼女は喜んでくれます。
それが本当に嬉しくて「ラジオの投稿もっと頑張ろう!」という気持ちになります。
彼女に出会ってから、ネタの採用頻度が過去最高ペースになりました。
100通採用の大きな原動力になったのは間違いなく彼女です。
僕は東京に住んでいるから、名古屋で活動する彼女のアイドル活動を追いかける事はできませんが、常に心のド真ん中にいる大好きなアイドルです。
これからも直接会う事はなかなか出来ないと思うけど、オードリーのラジオを聴くたびに僕は彼女を思い出してしまうと思います。
僕にとって彼女は、それぐらい特別な存在なのです。
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100通採用までのカウントダウンが始まりました。
徐々にゴールの数字が見えてきました。
当初は、東京ドームライブまでに100通採用を目指していましたが、頑張れば年内に目標達成できるぐらいのペースで採用されている事に気付きました。
それまではオードリーのラジオ以外にもいくつか送っている番組があったのですが、それらの番組の投稿を一旦休止して、オードリーのオールナイトニッポンの投稿に専念しました。
そして2023年下半期に追い風が吹きます。
僕はアイドルのライブを見に行くのが好きなのですが、この時期にリトルトゥースのアイドル3人と出会いました。
iluxionの雨宮望海ちゃん。
SAZANAMi Λug.の夏澄來世ちゃん。
Linariaの西村萌ちゃん。
この3人が僕の名前を知ってくれていて、初めて会いに行った時にみんなビックリしてくれたのです。
それから彼女たちに何度か会いに行ったのですが、毎回ラジオの話に触れてくれて、それがとても嬉しくて、投稿のモチベーションがめちゃくちゃ上がりしました。
この3人が、100通採用までのラストスパートをかけている僕の背中を押してくれたのは間違いないです。
3人にはとても感謝しているので、今回のnoteにどうしても名前を載せたかったので、ここで書かせてもらいました。
iluxionの雨宮望海ちゃんは北海道のアイドルなのですが、このアイドルとの出会いをnoteに書いたら、なんとnoteの「今日の注目記事」として選ばれました。
noteで自分の記事が特集してもらえてすごく嬉しかったし、本当に多くの方に記事を読んでもらえました。
リトルトゥース以外の、一般のnoteユーザーからもたくさん反響があって、とても嬉しかったのを覚えています。
記事のリンクを貼るので、後で読んでもらえたら嬉しいです。
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2023年11月4日
遂に運命の日がやってきました。
この日の放送開始前までの、累計採用数は97通でした。
あと3通で100通達成というところまできていました。
深夜1時
オードーリーのオールナイトニッポンがスタートしました。
いつも通りラジオをリアタイし、若林さんと春日さんのフリートークにくすくす笑いながらラジオを楽しんでいました。
フリートークの時間が終わりネタコーナーの時間になります。
まずは「チン!」のコーナーが始まりました。
ここでまず一通読まれました。
累計採用数98枚目。
そして「しんやめ」のコーナーが始まりました。
トップバッターでまず僕のメールが一通読まれました。
累計採用数99枚目。
100通採用まで王手がかかりました。
そしてしんやめのコーナーの、最後の一枚のネタを春日さんが読み上げました。
「ラジオネーム・ブーメランチャンネル」
僕の名前が読み上げられたのです。
この瞬間、念願のネタ採用100通を遂に達成できました。
しかもこの日は3通もメールを読んでもらえて、最高の形で100通を突破できました。
100通目の記念すべきネタメールはこちらです。
この前の週の春日さんのトークゾーンで、柳沢慎吾さんとロケに行った話をしたんです。
その時に柳沢慎吾さんが自分の事を「僕」ではなく「ボキ」と言っていたのがおもしろかったという話を春日さんがしていたので、それをネタに取り入れました。
春日さんも若林さんも笑ってくれて、しっかりウケた感覚があったので、それがめちゃくちゃ嬉しかったです。
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こうして、2018年7月21日に初採用された日から始まった100通採用までの挑戦ですが、2023年11月4日に達成できました。
じつに5年以上にも及ぶ戦いでした。
何回も同じことを書いてしまうのですが、本当に採用の難易度が高い番組でした。
コンスタントにメールを読まれるようになってからの話なのですが、約4か月間一度も読まれない時期とかも実はあったりしました。
でも諦めずにメールを送り続けて良かったです。
メールを送り続けたおかげでオードリーのお二人に100通もネタを読んでもらえたし、リトルトゥースのアイドルにもたくさん出会えたし、大勢のリトルトゥースからSNSをフォローしてもらえたりもして、普通に生活していたら絶対に味わえない思い出がたくさん作れました。
土曜深夜1時
僕はこの時間が、1週間の中で一番好きです。
ニッポン放送から流れてくるオードリーのラジオを聴くのが、なにより好きだからです。
二人のトークが本当に毎週おもしろくて、このラジオを聴くのが人生の大きな楽しみの一つになっています。
オードリーのオールナイトニッポンは現役最強であり、歴代最強でもあると思っています。
それぐらいオードリーのオールナイトニッポンは、理屈抜きにおもしろいです。
そんな大好きなラジオにメールで参加し、100回もネタを読んでもらえたのは本当に一生の思い出です。
以前番組スタッフさんがインタビューで、「チン!」のコーナーは若林さんがメールを選んでいて、「しんやめ」のコーナーは春日さんがメールを選んでいると言っていました。
だから僕の採用された100通のネタの一通一通は、若林さんと春日さんが「これはおもしろい!」と思って選んでくれたのだと思っています。
お笑いの世界の第一線で活躍している憧れの芸人さんに、自分が書いたネタを選んでもらえたと思うと、ラジオ投稿者としてこんなにも嬉しい事はありません。
いつもネタを採用してもらった時は本当に心の底から嬉しくて「よし!」とか言っちゃうし、ガッツポーズしちゃう時とかもあります。
たとえ100通採用されてても、毎回新鮮な気持ちで嬉しいのです。
最後になりますが、これからもオードリーのオールナイトニッポンの投稿を頑張りたいと思います。
オードリーのオールナイトニッポンが続く限り、僕はメールを送り続けると思います。
なぜなら、オードリーのオールナイトニッポンが大好きだからです!!