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ひとり、オフィスで。【昼休みの過ごし方】

公務員として12年。
個人事業主として2年。
兼・ひとり事務局員として、今2ヶ月と半分。

振り返ると、「12時の鐘から13時の鐘まで」のテンプレなお昼休みって意外と少ない。

新卒から4年間いた部署は、外勤を伴う職場だった。
それらしい時間になったら、出先のお店でひとりごはん。
気に入っていたのは、団地の近くの大きなパン屋さんと、交差点の小さなカフェ。
お昼休みに出先で食事をしている…何も悪いことではないはずだけど、「お客さん」にばったり会ったらどうしよう…なんて、人目を気にしながら過ごすことも多かった。

ひとり目の育休後からふたり目の産休前までいた部署は、窓口業務を所管する職場。
昼休みは、11時~・12時~・13時~の三交代だった。
自分の席がなく常に市民の皆さまの目に触れる緊張感しかない職場で、奥の休憩室で仲間と談笑しながら過ごす昼休みは、とても大切な時間だった。
それでもしんどいときは、近くのスタバへ。
大好きな後輩の女の子とふたり、よく現実逃避をしにいったなあ。

個人事業主になってからは、いつでも昼休みであり、そしていつでも労働時間。
食べたり食べなかったり、ちゃんとしたものだったりおやつみたいなものだったり、ひとりだったり在宅の夫とだったり、よくも悪くも「自由」な昼休み。
尊敬するあるお人は、確か長年お昼に自炊をしておられたはず。
「自由」ななかでいかにリズムを作れるか…は、ひとつの分かれ目なんだろうなぁと感じるエピソード。

4月から私は、福岡市の中心街・天神のど真ん中のとあるオフィスで、「ひとり事務局員」として働いている。
繰り出せば、どんなお店も徒歩圏内!
近くで働く友人知人に連絡すれば、きっと楽しいランチタイムを共有できるに違いない。
だが現実は、そうはいかない。

そう、私は「ひとり」事務局員。
そうやすやすと、オフィスを空っぽにはできないのだ。

最初は、朝のコンビニやパン屋さんで簡単なものを買ってきたりしていた。
銀行などの用事で出掛ける日は、そのタイミングでテイクアウトできるお店をばたばたと探したり。
ただ、「お肉を食べない」私、選択肢は非常に限られる…結果、コンビニごはんとさして変わらないチョイスになってしまうわけで。

ひとりぼっちだし、食べるものもやっつけだし、なんだかつまらない…

そんな最中に見つけたのが、マクロビ弁当配達のサブスク。
配達圏内なら、ひとつから届けてくれるというから驚き…!

https://evahdining.com/bento/

さて、私に与えられている昼休みは、45分。
誰も見ていないので、何分取ったってばれやしない。
でも、実際のところは、45分も休んでいないと思う。
12時きっかりから休みこともあれば、13時からになることもある。
ここは、臨機応変にさせていただく。

天神ビックバンの進むまちの景色を見渡せる、お気に入りの席へ。
この時期、傘の花が色とりどりに開くさまも目に楽しい。

今日はあいにくの雨。メニューは「コーンバーグのベジタブルミート」ですって!

オフィスのいいスピーカーを眠らせておくのはもったいないので、有料プランをおためし期間中のSpotifyでBGMを流している。
大抵はジャズピアノをエンドレスでかけているのだけれど、昼休みだけは気分を変えてボーカルのある音楽も。

食事は、できる限り味わうようにしている。
せっかくひとりで、それができる環境だものね。
あとは、スマホをいじったり、すこしぼんやりしたり、お茶を飲んで一息ついたり、そんな昼休み。

昼休みの過ごし方として大満足かというと、そうではない。
けれど、現時点での最適解だなと感じているし、15年目にして最良の過ごし方をしてるのかな…とも思う。
「ひとり」であるメリットと、「中心街のオフィス」であるメリットをしっかり活かし、つかの間の気分転換を図れているから。

…とはいえ、寂しいんだ。
「昼ごはん、一緒に食べよう」って言って、訊ねてきてくれる人がいたらいいなあ~と時々思うのが、本当のところ。



「書くンジャーズ」、今週のテーマは【昼休みの過ごし方】
これを書きながら「あ、オンラインランチミーティングとかしたら寂しくないじゃん!」とひらめいた火曜担当のみねは、「ひとり」で「オフィスっぽい」昼休みを過ごしています♪

書くンジャーズの皆さんの昼休みは、日刊「書くンジャーズ」マガジンからのぞき見ができるみたいですよ!


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