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美術覚え書き

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美術(アート)に関する様々な文章を集めています。 作品の見方、作者(画家)の面白いエピソードなど。 現在開催中の展覧会に関する記事もここに。
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記事一覧

新記事のお知らせ~モネ睡蓮のとき

Web版美術手帖さんに、「モネ睡蓮のとき」展に寄せたコラム記事がアップされました! 2024年に…

新記事のお知らせ~ベルエポック展

Web版美術手帖さんに、ベル・エポック展に寄せた記事がアップされました。 終了まで残り1ヶ…

新記事のお知らせ

日本花卉文化協会株式会社さんのマガジンに、新記事を書かせていただいています! 今回はクリ…

クリムト〈白樺の森〉

グスタフ・クリムト、といえば、〈接吻〉や〈アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像〉など、黄金…

プルシアンブルー

原稿を書いている途上、プルシアンブルーことベロ藍について調べることがあった。 プルシアン…

「ヴェネツィア」を作った男カナレット~『カナレットとヴェネツィアの輝き』展内覧会…

SOMPO美術館の『カナレットとヴェネツィアの輝き』展の内覧会を取材。 カナレットは、本文執…

モネの業~『モネ 睡蓮の時』内覧会

国立西洋美術館の『モネ 睡蓮の時』の内覧会に行ってきた。 展示作品全てがモネ作品、という展覧会内容は、昨年の『モネ 連作の情景』以来だ。 が、今回は、連作の中でもモネの究極のモチーフを扱った『睡蓮』をメインに据え、睡蓮以外のモチーフを描いた作品もどこかで、『睡蓮』や大装飾画とのつながりを持っている。全てが、『睡蓮』のためにある、と言っても過言ではないと思う。 水辺の風景は、画業の初期からモネにとっては重要なテーマだった。 陽光にきらめき、空の雲や周囲の風景を鏡のように写し

新記事のお知らせ~モネと睡蓮

月1で寄稿している日本花卉文化協会株式会社さんのマガジンに、今月分の記事が載りました! …

新記事のお知らせ~ピエール・ボナール

イロハニアートさんに、ピエール・ボナールについての新記事が掲載されています。(後れ馳せな…

新記事のお知らせ

日本花卉文化協会株式会社さんのマガジンに、記事を寄稿させていただきました。 https://note

過去の自分を超える

4年前、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展に寄せて書いた、この記事が、私にとってはライタ…

見てみたい~モネとルドン

印象派の代表格で、移ろう光を追い続けたクロード・モネ。 幻想的で、時に不気味な空想の世界…

新記事のお知らせ~鈴木其一<朝顔図屛風>

日本花卉文化協会株式会社さんのマガジン「日本産の植物」に、<朝顔図屛風>についての記事を…

ロートレック展に行ってきた(メモ)

今日はロートレック展の内覧会へ。 ロートレック関連の展覧会は一昨年も取材したが、今回はロートレック単体。「線の画家」としてのロートレックにスポットライトを当て、彼の素描を多めに展示しているのが特徴。 亡くなるまでに描いた素描は約5000枚、ほぼ一日に一枚描いていた計算、とキャプションにあったのが印象的。 題材も、馬や騎乗する人、犬、あるいは周りにいる人間など、とにかく近くにあるものをまず描いていた印象。 そして、モンマルトルで多くの時間を過ごすようになってからは、そこに集う芸