洗われる体、洗われないフライパン
この前友人達3人と、「他人と暮らすにあたって、絶対に譲れないマイルールは何か」という話になった。
・出していい靴は2足まで
・洗面台に飛び散った水滴はふく
・鏡は毎日ふく
・洗濯物は太陽に当てて乾かす
意外とそれぞれのマイルールが出てくるものである。
ちなみに私は、
「外にでかけたら、お風呂に入るまでベッドには入らない」
というルールがある。
きれいな体と、外に出かけて汗なり砂なりついている体を同じところに置きたくない。
これは出先でも同様で、ホテルのベッドなんかはどのベッドを使うか決めたら、寝る直前までそのベッドには絶対に触らない。
驚きなのは、飲み会で泥酔して途中から記憶を無くしたときのこと。
ハッと気がついたらAM 4時で、メイクも落として体も髪も洗って乾かして、パジャマに着替えた状態で自宅のベッドに横たわっていた。
このとき、私のマイルールはホンモノだとおもった。
さて、マイルールというのは案外変わるものである。
社内に、潔癖らしいと噂されている先輩がいる。
それを聞いて以来、不用意にその人の机や椅子に触らないよう、心がけているのだが、
先月辺り、思い切って潔癖って本当ですかって聞いてみたところ
「あ〜あれは高校生の時の話ですね」って。
いやめっちゃ前。誰だ噂流したやつ。
私の結婚相手は、「フライパンは毎回洗わない」というマイルールを持っている。
いっておくが、別に鉄製のフライパンを使っているわけではなく、その辺の軽いフライパンである。
・卵を焼いただけのフライパンは、そのまま翌日も使用する。
・炒め物をしたフライパンは、別日にそのまま使う。残っている調味料は、ほとんど無視できる量と考える。
・加熱されれば何でもok
・強いこびりつきのある場合は洗う
思想つよ。
ただ、わたしも一緒に過ごすうちに、
「卵を焼いただけのフライパン」に関しては、翌日くらいならそのまま使っていいかなと思うようになってきた。
このフライパンの話をしたときの、友人たちのドン引きした表情は忘れられない。
やっぱりフライパンはちゃんと洗おうと思います。