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【‘‘知的散歩の極意’’】

ー『取材学』から学んだ、‘‘知的散歩’’の効用についてー



知的散歩とは、人生経験の中でも特に大切なことだと痛感したのは、とある書籍に出会ったからであり、私自身は感銘を受けた一冊としてぜひ紹介したいと思いました。
読書したり、映画を見たりする際に、私たちが目に触れ、感じる情報量というものは思いがけない程の膨大な量であるにも関わらず、それらを脳は無意識的にも選別する機能を備えているものがあります。
ですが、様々な事柄をスピーディーに情報処理する上では、想像以上の時間と労力が掛かるものだと思われます。
そういった情報処理のヒントとなる一冊が、加藤秀俊さんという方が記されました『取材学』という本であります。↓

簡単に、本書の内容を私自身の感想を交えて要約すると以下の通りとなっています。↓

情報過多社会において情報を使いこなす為の情報収集、取材の技法は大いに役立つものではあるが、あまり流布されてはいない。
本書のP.160に記される‘‘ひやかしの効用’’では、面白そうな本を本屋や図書館で手に取り好奇心の幅を広げる‘‘知的散歩’’はとても勉強になりました。
読書を通して見えてくる知恵のゆれ幅の大きさを感じるには、映画や音楽を鑑賞する際にも応用は可能だと感じました。

無目的な情報行動として、雑談がその一例として挙げられ、話題を膨らますことで‘‘笑い’’が生まれ、時間を忘れるほどの楽しさを体験出来る。
体験を踏まえた取材の実学は感無量でした。

(引用)『取材学』加藤秀俊 

『取材学』を読み、私が注目した箇所は前述の要約文に黒字で記したところであります。
書店や図書館に行き、自分の興味や関心のない分野を問わず、ひやかし感覚で手に取ること、そしてそれを数ページだけでもいいので読んでみること、そうしたことを継続することにより、いつの間にか好奇心の幅が広がるというメリットがあります。
そうしたことを本書では、‘‘知的散歩’’と呼んでいます。
知的散歩は、好奇心の幅を広げるだけではなく、情報処理を考える上で効率的かつ、本当に自分にとっての大切な情報だけを選別させ、自己成長を促進させる効用まであるものだと感じます。
ネットショッピングなどを利用して、本を買うことは移動時間をほぼゼロにさせ、読書にあてる時間を短縮させる優れたメリットがある一方、書店や図書館まで自分の足で運び、実物の本を試し読み出来る分量がネットの試し読みと比べると、一目瞭然だということが分かります。
私が本書の『取材学』における、知的散歩の方法論としましては、以下のステップで行い、実際に実践することを取り組んでいます。

【知的散歩の方法論ー知的散歩の流れー】

STEP1
古本屋や図書館へ足を運び、気になる分野、もしくは直感で手に取った本を数ページ試し読みをした上で、これは良いと思った本を10冊までを選び、古本屋なら購入するか、図書館なら貸し出しする。

STEP2
購入または、貸し出した本をざっと読み、自分なりの方法でアウトプットする。*アウトプットの方法については、自分なりの最善な方法、ノートにまとめる、SNSへ感想を発信する、人に読んだ本の内容を紹介してみるなどの方法で試してみる。

STEP3
STEP1~2までの方法だけでも、この時点である程度の専門知識は身に付けられるので、もう少し知識の肉付けが足らないと感じるのであれば、古本屋と図書館をもう一度利用し、この段階で知識の肉付けが納得出来る水準にまで達した感覚があるのであれば、もうワンランクのステップで大枠の知識を付随させる新書などを読むか、自分にとっての学びとなる著者の方が記した著作を手元に残す為に新刊書店まで足を運び購入する。
そこから、足りない知識は関連性のある新書を読み込み、自分にとっての心の師となる方の著作を擦りきれるぐらいまで読む。
ここまでの流れによって、知識は成熟され、自分自身にとっての本質的な知へとなる。


『取材学』から学び得た、知的散歩、私自身がアレンジを加えた知的散歩の流れは、STEP1~2までは専門知識への習得は主に初心者から中級者向けでもあり、更なる習得に向けたSTEP3は上級者向けとも言えます。
知的散歩は、STEP1~2までの流れまでのことを指し示し、知的散歩の魅力は低コストでなおかつ、いつからでも始められ、即効性のある情報収集術だと言っても過言ではありません。
知的散歩は、気軽に始められるものがあり、SNSに特化させた情報収集術とは違ってアナログな一面もありますが、本質的な知識を手に入れる上では一番オススメなやり方だと思います。

最後に、知的散歩とは単なる情報収集術というものではありません。
無目的に出会った知識から、自ずと好奇心の幅を広げてくれる素晴らしいものだということを実感しています。
何故、本を読むのか、映画を見るのか、そういった目的重視の考え方を払拭させた状態で、まずは古本屋や図書館へ足を運び、そこから知的散歩を通して世界が広がっていくものだと私は思います。

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