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日本全国ひとり旅してきた私が彼氏に見せたい景色18選※随時更新

noteをメモがわりに使わせてもらいます。

ひとり旅していると、「あ〜ここは彼氏に見せたいな」「ここは彼氏と来てみたいな」と思うことが多々あります。

行けばいいじゃんって話なんですが、いざ旅行を計画しようとすると思いつかなかったり、うまく説明できなかったりするので、ここにまとめておこうと思いました。

こういう風景はふとした瞬間にフラッシュバックします。あのときの音は、風は、匂いは、空気はこんなだっなあ……なんて思い出すのですが、すぐにまた現実に引き戻され、記憶は遠くに行ってしまいます。

だから、なんかまとまった時間にぶわーっと書くことは難しくて。

思い出したときに、書ける状況にあれば、ひとつ、またひとつと更新していく記事にしようかなと。

更新したら、更新したよってTwitter(X)でつぶやいたりするかもしれません。

いつか、100選くらい、彼氏と行きたい場所ができたらいいし、行けたらいいなぁ〜。

※以下、思いついた順。都道府県順でも行きたい順でもないです。ぜんぶ行きたい。

1.鳥取砂丘(鳥取県)

言わずと知れた鳥取県の観光名所。私にとっての見どころは景色ではなく音です。

砂丘はこんもり丘のようになっていて、丘を登り切ると海が広がります。丘を登る前は、海なんてちっとも見えないし、波の音も聞こえませんでした。

登りきった瞬間に広がった海と空。急に海風とごうごうとした波音が大音量でぶつかってきます。

「なんだ、海、こんな近くにあったんじゃん……」と気づける瞬間。実際ここに立ってみないとこれは分かりません。立ってみてください。裸足で。

2.女川駅(宮城県)

東日本大地震後、まっさらな状態から建て替えられた駅。温泉があって、駅前には飲食店や雑貨屋が並んでいました。

私が行ったのは震災から6年後の2017年です。女川駅につくまでの車窓は、新築の家ばかり、新しい道路ばかり。ゼロから作り直した街の異様な雰囲気は、なかなか忘れられません。

しかし、女川駅で温泉に入って、海鮮丼を食べているうちに、「このピカピカの新しい街を素直に楽しんでいいのでは?」と思うようになりました。

リスタートした女川駅の整備された街並みは、まるでテーマパークのように素敵です。店舗に囲まれた駅前通りをまっすぐ歩くと、ひろくおだやかな海にぶつかります。一緒に歩きましょう。

3.釜の口(神奈川県)

江ノ島の裏側。砂浜でもゴツゴツした岩場でもない、でっかい1枚の岩でできたような、不思議な海岸。観光客はほとんどおらず、ほぼ釣り人です。

たくさんの海岸を歩いてきたけれど、こんなに「板」っぽい地形は見たことがありません。そして、こんな珍しい地形が、あんなに有名な江ノ島にあり、多くの人が知らないまま観光しているのです。

「江ノ島は混んでいてヤダ」という彼だけど、ここだったら一緒に来てくれるんじゃないかな。少なくとも、これまで「表側」しか観光してこなかった私は、この無骨すぎる景色を見て衝撃を受けました。

釜の口に至るまでの道中も「THE江ノ島」ではない裏道で、人通りも少なく快適です。

何回かデートしたことある江ノ島、元カノも含めたらもう行き飽きた江ノ島かもしれないけれど、きっとまだまだ、見たことのない景色を見せることができると思います。探検しに行きましょう。

4.小樽駅〜札幌駅間の車窓(北海道)

北海道って都市と都市の間隔がすんごい広いと思われがちなんですが、実は小樽〜札幌間は普通電車で1時間もかかりません。

小樽も札幌ももちろんいいところなんですが、「景色」として見せたいのはその途中です。

函館本線から見える車窓はまさに大海原。ざぶんざぶん波が押し寄せる海のなかを進んでいくような感覚になります。

「車窓から海が見える景色」は山ほどあれど、こんなにも「電車が海を泳いでいるような景色」が見れるのはここだけ。

北海道中の普通列車を乗り潰そうなんて過酷なことは言いません。この1時間だけ一緒に乗って欲しいです。

5.片浜海岸(静岡県)

砂でもない、細かな砂利でもない、「石ころ」が無限に広がる海岸。東海道沼津宿の少し先、海岸沿いに歩くと現れます。

砂浜の浜辺か、コンクリで固められた海岸かしか見たことがなかった私には驚きの光景でした。歩けど歩けど「石」なので、足裏で捉える地面の感覚も違いますし、細かな砂が足に入ることもありません。

海岸が全部石ころで埋め尽くされていると、心なしか海は透明度高く綺麗に見えます。海藻や藻が生えていないのも、石の海岸ならではなのかな。でっかい流木が流れついていたのも印象的。また見つけて写真を撮りたいです。

海が好きで、砂浜の海岸によく行くからこそ、異質な片浜海岸のことをたまに思い出します。おいしい魚が釣れそうな海です。海岸を歩いてから、沼津で海鮮丼食べましょう。

6.奥津軽いまべつ駅(青森県)

18きっぷ最難関といえばこの駅! 本州最北端にある、日本一小さい新幹線駅です。どうして最難関か……詳しい話は割愛するとして、とにかく待った! なんもない駅で! 新幹線が来るのを2時間待った!

北海道新幹線の駅として開業したのは2016年。訪れたのは2018年でしたが、どこもかしこもピカピカに輝いていて、新築ならではの香りがむんむんと立ち込めていました。人が使わなすぎて、完成当時ままの状態をカプセルに閉じ込めたかのような空間です。今もそうなのかなぁ?

ここ、新幹線の駅だからといってなめちゃいけません。周りにコンビニや駅ビルは当然のごとくないです。当時はたしか、ちょっとした展示物のある交流ブース的なものや、ガラス張りで見晴らしの良い展望スペース的なものがあった気がします。

空虚で人のいない夢見たいな時間をふわふわ過ごしていたので、ディテールをあんまり思い出せない。新築の木の匂いだけが、強く頭に残っています。

次行くときは、長い長い待ち時間に駅周辺を探検してみたいな。なんもないかもしれないけれど。「新幹線駅」の概念が覆されるおもしろい場所です。

7.裏砂漠(東京都)

ホントに(東京都)で合ってる?
って思ったでしょう。合ってます。

裏砂漠は東京都の伊豆大島にある、日本で唯一の砂漠。伊豆大島の中心にある火山、三原山の中腹に位置します。

めっっちゃ静かなんです、ここ。火山生まれの真っ黒な砂利が、音をぜんぶ吸い込んでいるのかもしれません。

寝っ転がって青い空と黒い地面と、太平洋と、遠くに見える富士山を見ていると、「あれ?ここって東京なんだっけ?日本なんだっけ?どこにいるんだっけ?」と、クラクラ思考に溺れていきそうになります。

正直に言うと、私はここで号泣しました。感動したとかじゃなくて、思考が内側に入りすぎました。自分の頭の中の声が大きく聞こえすぎて、なんで生きてるんだろうなとか、こんなとこで何やってんだろうなとか、どんどん気分が落ちてぼろぼろ泣きました。伊豆大島から帰るフェリーまでずっと泣いてたな。

それでも、やっぱり見せたい場所。2人ならきっと、静寂も怖くないと思います。一緒に寝っ転がりましょう。

8.平久保半島エコロード(沖縄県)

沖縄県、石垣島にある大自然にあふれた散策道。大自然にあふれすぎているがゆえに、雨や自然の影響でよく通行止めになります。

通行止めかどうか、ネットで確認するすべはナシ。石垣島の北部、未開の地へ自分の足で行かないことには分からないんです。

写真の通り、私は入口に来て初めて、通行止めであることを知りました。残念すぎる……。8選目にして、「まだ見たことのない景色」を出してしまいました。邪道ですいません。

まあ、当日通行止めでも大丈夫。この辺はオフロードじゃなくても十分スリリングで、二車線の道路を野生のヤギが平気な顔して横断してます。平久保半島エコロードに行けなくても、石垣島北部らしい景色は見れるはず。

でも、やっぱり行きたい平久保半島エコロード。台風や豪雨明けを避けて、よく晴れた日に、一緒に入口を覗いてみましょう。

9.レオマワールド(香川県)

「あぁ〜レオマワールド行きたい!!!」
とよく私が発作を起こしているのはご存知の通りですが、やっぱり当然ランクインします。

間近で見れる至高のパレード、広すぎる敷地、イルミネーション、定番アトラクションなどなど、見どころはたくさんあるんですが、1個に絞るなら屋内ライド「レインボーバンディット」でしょう。

盗まれた虹を取り返す謎ストーリー、ギシギシ言う乗り物に冷笑している場合ではありません。最後に暗いところからキラキラ空間に入る瞬間、わぁっと世界が広がる感じは誰しも興奮するはず! これであなたもレインボーバンディットの虜です。

ディズニーランドに負けない体験を、香川県でしましょう。

10.箱根峠(神奈川県)

見てよこの傾斜、あの箱根ですよ??

私のなかでもう箱根は温泉地ではありません。山です。しかも、ご丁寧に石畳が敷かれた山です。

石畳の敷かれた山、登ったことあります?あんまり見かけないですよね。私も箱根峠で初めて登りました。

めちゃくちゃ登りにくいんですこれが!
え?江戸時代の人はこれがいいと思ってわざわざ敷いたの???って頭にハテナがたくさん浮かぶ楽しい体験ができます。

観光で来れるような低い山だと侮っては行けません。普通の登山以上に集中力を要する登山は、きっと満足感のある経験になるはず。近場の山でスリルを体験しましょう。

11.森駅の近くの海(北海道)

函館本線「森駅」、この名前でめちゃくちゃ海に面しているんですよね。「いかめし」で有名な場所です。

駅から5分も歩けばすぐ漁港が広がります。海面は驚愕の透明度。全国津々浦々、たくさん海を覗いてきましたが、こんなに透明なのは、ここか青森の海くらいでした。もこもこ生えた海藻が下の方まではっきり見えます。小雨の降る悪天候だったのに。そりゃあ海鮮がうまいよなぁと納得する海でした。

なんか、東京の海とも、沖縄の海とも違うんですよね。北海道や東北の海は。ぐんっ!といきなり深さがあって、黒くて、暗くて、それでいて透き通っている。

すごく勝手なイメージですが、たぶん彼氏は、明るくて浅い綺麗な海より、暗くて深い海が似合う。

浜辺もない、泳ぐこともできない海だけど、きっとあなたに似合うから、見に行きましょう。そして、あなたが大好きな海鮮も食べましょう。そうだな、もうちょっと晴れた日に。

12.浜宿海岸(千葉県)

九十九里浜をひたすら歩いていたときに見つけたあまりにも人気(ひとけ)のない海岸。砂は風に煽られてごつごつぼこぼこと丘を作り、砂漠で咲くような花が咲いていました。

雲一つない晴れのはずなのに閉塞感があって、感じたのは強い「死」の気配。死後の世界ってこんな感じなんだろうかとぼんやり考えながら早足で歩きました。早くここを通り抜けないと、なんか自分が消えそうな気がして。

あとから調べたら、未解決殺人事件のあったいわくつきスポットなんだとか。霊感あるってことかなあ。ひとりで行ったからぞわぞわしただけかもしれません。2人で行って確かめてみましょう。

九十九里浜はここ以外にも、平成初期で止まったまま人が訪れずに空気が淀んだスポットがたくさんありました。バブルの侘び寂びを浴びたいときにはぴったりの場所です、たぶん。

13.白須賀海岸(静岡県)

東海道の白須賀宿手前にある海岸です。だれも下りない国道脇の小道を抜けると、ひたすら平たい浜辺が広がっていました。なんかこの遠浅の浜辺、私たちの思い出の地、三浦海岸に似ていませんか?

「だったら三浦海岸に行けばいいじゃん」というのはごもっともなんですけども、ここはよりビタッと時が止まっている感じが味わえます。三浦海岸ってなんだかんだウィンドサーフィンとかアクティビティが盛んじゃないですか。白須賀海岸の場合は少なくとも私が訪問したとき、なーんにもありませんでした。

あ、カニはいましたね。ひとりで寝っ転がっていたら小さな穴から顔を出してきました。かわいかったです。あまりにも「無」でそろそろ気が狂ってしまうかもと思っていたところでしたので、私の他に生物がいてよかった。次行ったときにカニが来てくれるとは限りませんので、「無」で狂わないように私の隣にいてください。

14.木曾川大橋・揖斐長良大橋(三重県)

木曾川、長良川、揖斐川を結ぶ信じられないくらい長い橋です。木曾川大橋が858 m、揖斐長良大橋1,040 mなんですって。合計2キロ弱! ひえ~。

これに加えて、木曾川と長良川&揖斐川のあいだには中州のような地帯「長島」が存在します。そう、ナガシマスパーランドがあるところですね。ナガシマスパーランドってのはたぶん、関西のハワイアンズみたいなものです。とにかく、テーマパークを作れるほどこの中州はでかいのです。橋だけでも2キロあるってのに……。

ここを渡ろうとするとあまりにも途方もなく感じて自然に笑えてきます。衝撃→怒り→一周まわって笑いみたいな感情変化。面白いので一緒に笑いましょう。あ、ついでにナガシマスパーランドにも行ってみたいな。温泉でも入って休憩しながら歩きましょう。

15.弥富市の金魚畑(愛知県)

田んぼのような大きな水槽につぶつぶ映っているのはぜーんぶ金魚です。ちょっとギョッとしますよね。

最初、愛知県弥富市が金魚の町だと知らないまま歩いていたので、Googleマップに映る小さな水辺に、「池がたくさんある湿地帯か?」とか思っていました。実際にはこんな感じの水槽が、Googleマップでもはっきり分かるくらい広大に点在している場所でした。

金魚の水槽を「畑」と比喩するのが果たしていいものなのか分からないけれど、私は「金魚養殖場」というより「金魚畑」に感じました。農業と同じくらい巨大な産業として、広い土地で大規模に生産しているなと。

右も左も金魚畑に囲まれた農道を歩くのは弥富でしかできない体験なんじゃないでしょうか。「田んぼかと思ったら金魚畑じゃん!」という衝撃は、できれば初見で体験してもらいたいので、この記事の存在を忘れてくれたころにでも。

16.東岡崎駅前の乙川周辺(愛知県)

よく2人で素敵な街を見つけては、「ここ住めるじゃん!」なんて話をしますが、岡崎市も我らが「住めるじゃんスポット」に推薦させてもらいます。

岡崎市ってめちゃくちゃ広いのですが、私にとっての岡崎の玄関口は、夕暮れの東岡崎駅前、この場所でした。わ~っと一気に広がる都市のあたたかさ。駅前の気配。さすが徳川家康のお膝元と言わんばかり、お濠を感じさせるような街のつくり……(乙川はお濠でもなんでもないのですが街のつくり的にそう見えます)。好きな「地方都市」の風景がぎゅっと詰まったような場所でした。

私があまり下調べせずに宿をとってしまったせいで、この日は東岡崎駅から2路線も乗り継いで、岡崎市内のホテルに泊まった覚えがあります。岡崎市、交通網発展しまくっている……。今度こそ、お気に入りの東岡崎駅付近に泊まってみたいです。落ち着けそうなチェーン居酒屋もいくつかありました。一緒にゆっくりしましょう。

17.浜名湖(静岡県)

テーマパーク好きの私ですが、浜名湖の有名テーマパーク「浜名湖パルパル」のことを言っているのではありません。もうストレートに浜名湖単体のことを指しています。もちろん、パルパルにもいつか行ってみたいですが。

浜名湖って「湖」と名乗っていますけど、とっても海の香りがするんですよね。波もありますし、南国っぽいヤシの木なんかも生えています。「リゾート地か?」と思う一方で、大漁旗を掲げた漁船もたくさん停泊していて、おいしい鰻がとれます。

鰻を食べたり、パルパルに行ったり、そんなストレートな遊び方もいいけれど、「見せたい景色」的には、東海道が浜名湖にぶつかる瞬間かなあ。東海道って海と並走することはあれど、海にぶつかることはないから。正面に海みたいな浜名湖が現れ、視界が一気に広がる高揚感はここでしか味わえない気がします。

18.蓬莱橋の先にある森(静岡県)

蓬莱橋(ほうらいばし)は静岡県にある897.4mの世界一長い木造歩道橋です。ご覧の通り、欄干は50cm程度しかなく低めで、高さは地上から10mくらいでしょうか。そもそも高所恐怖症の彼氏には非常にハードルが高い場所かもしれません。いつも高所でそうしているように、橋の中心をそっと歩き、なんとか渡り切ってください。(私は「端を歩こうが中心を歩こうがそんなに変わらないだろ!」と思っていますよいつも。)

ちなみに、1キロ弱もある道を渡り切る人って案外少ないんです。たぶん、長くて疲れるから。しかし、見せたいのは渡り切った先にある森です。森のなかにはお土産屋台が数店、フォトスポット、七福神、幸運の鐘なんかがあります。なかなかにB級スポット感があって味わい深いんですこれが。

そして、その先はハイキングコースになっているようでした。ひとりではなんか怖くて行けなかったけど、2人ならこの先のハイキングコースも大丈夫な気がしています。おそらく通り抜けできますので、力を合わせて歩いてみましょう。

19.明治のトンネル(静岡県)

ホラーゲームのワンシーンみたいですよね。でも、れっきとした旧東海道で、今も歩行者が普通に通れる場所です。ちなみに車は明治以降にできた別の大きなトンネルを通りますので、歩き旅じゃなきゃ行けない場所です(そんなことないけど、勝手にそう思っています)。

この場所に立つと、強い風がごうごうと吹き抜けていきました。苔むした壁からも分かる通り、風はしっとり、夏でも冷たいです。

トンネルに入る直前はちょっとだけ羽虫が飛んでいました。でも大丈夫、トンネルに入った瞬間、ぴたっと生き物の気配がなくなります。これなら虫嫌いの彼氏でもなんとかなるでしょう。

写真だとトンネル内はかなり暗く見えますが、入ると案外明るいことに驚きます。それでもって、全然怖くないんですよね。入口だけはあんなにホラーゲームみたいなのに。たぶん現役の観光地すぎて、霊がいないんだと思います。明治のままのレンガや電灯をじっくり感じながら歩くことができます。

明治のトンネルに至る前の「宇津ノ谷」もいい雰囲気なのでセットで行きましょう。夏の山には虫がいるかもしれないし、冬は凍結するから、秋くらいかな……?

20.静岡駅ナカの野菜巻き串(静岡県)

ああついに、「景色」とか言いながらグルメを出してしまった。1回しか行ったことがないのに、一番うまいと思っている野菜巻き串の居酒屋「チカッパ」です。駅ナカなので、雨の日も便利。たしか台風の日に行ったのを覚えています。

私が一時期から「野菜巻き串を食べたい」としきりに言って、博多居酒屋ばかり探していたことを覚えているでしょうか。その原因になったのがこの店です。

うますぎた、とくにレタス巻き。1個がでっかくて、レタスがみちっと詰まっていて、シャキシャキだけど、火を通したレタスならではの香りもあって、最高です。あと下に引いてあるキャベツも地味にうまかったです。ドレッシングみたいなのが軽くかかってました。

博多名物の野菜巻き串、個人的ナンバーワン店は静岡県にありました。ルーツとなったこのお店にも行きつつ、引き続き一緒に野菜巻き串屋さんを開拓していきましょう。

21.清水港(静岡県)

対岸に「はごろもフーズ」が見えますね。清水港は、ツナの原料となるマグロの水揚げ量全国1位の有名な港です。

この底の見えない海の深さ……。決してレジャーに媚びない、完全に漁業や工業のための港って感じがして好きです。いわゆる「ビーチ」も好きですが、こういう港にしかない海の香りと波の立ち方と静けさがありますよね。

そしてなんといっても、この裏には「清水魚市場 河岸の市」という施設があります。やったー! ここのマグロ、18きっぷを使うたびに何度も何度も途中下車して食べています。わざわざ電車を下りたいくらいうまい。あと清水駅という場所は、長~い東海道線で一息つくには絶妙にちょうどいいんですこれが。

あなたが寿司&海鮮好きだっていうなら、清水のマグロを一度は食べてもらわなくては。もう18きっぷのルール改定によって、2人で使うことはなくなってしまうかもしれないけれど、いいです。普通にお金かかっても清水で途中下車しましょう。

22.薩埵峠(静岡県)

東海道にある峠のひとつです。箱根峠と比べれば、めちゃくちゃイージーゲームなのでご安心ください。と、言ってもこのくらいの傾斜はたくさん登場します。石畳じゃないだけましだね。

てっぺんから見える海や富士山が有名な峠ですが、見せたいのはその途中。夏みかんの木がうっそうと茂るこの坂道です。

足元には落ちたみかんがゴロゴロ転がり、甘く腐った匂いが下から込み上げてきます。そして正面には黒い蝶。私を峠に導くように、上へ上へと坂を登って先導していくんですよね。ダークファンタジーのチュートリアルみたいでした。甘い香りと黒い蝶、あまりにも「病みかわいい」世界です。夏に行って、毒っぽい夢に浸りましょう。






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ぼっちのazumiさん | ライター
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