遮二無二為せ
無理からでも為せ遮二無二進めなんでもかんでも音を立てよ
思い思い言いに言いなしに為せよ
消極は地獄であり
積極は極楽である
瞬時も休むことなく宇宙はまわる
何事でもよい思い立ったことを
全力をあげて全心をかたむけて
全身の全細胞にねじ鉢巻をさせて
全身の全血管に涙立たせて
見かけはどんな卑しいことでもよい
見かけは遊戯のように見えることでもよい
面白く愉快に興味にみちて
為しさえすれば真の生活だ
理屈はどうでもよい
他人はどう解しようがままだ
したいと思うことを
為ねばならぬと決意したことを
いま目のまえに出て来たことを
ドンドン為せよ
つぎつぎに為せよ
遮二無二為せよ
なせよ為せよなすのが生活だ
出口日出麿著、『信仰覚書』第六巻、遮二無二為せ