自分もよく他人もよい生活
恨み、憎み、ねたむ、ということなしに、お互いに理解し合って、自分もよく他人もよい生活をしたいものであります。
遮二無二、他人より勝ろう、他人より上になろうとする気分は、ともすると、他人(ひと)と張り合い、他人をつきのける結果になりがちで、かえって、他人よりつき落とされるのであります。
これに反して、時間的にはのろいようであっても、少しずつ自分の積んだ徳によって、自然に、何時とはなしにかち得た地位というものは、絶対に確実であって、そこに何等の危険もありません。
誰でも、より上の位置にすすみたく、より幸福になりたいのは人情であります。しかしながら、自分の力というものをよく考えて、力相応で満足せねばいけません。袋のなかの錐はかならず外に抜け出ると申します。
自分に真の力さえあれば、かならず、やがては、それ相当の地位につけるはずです。
『信仰雑話』 出口日出麿著
これまでのお示し
日日の修行へー平常な気持ちで生きてゆくことー
https://note.com/azumanohikari/n/n950797c23ab3
人生に成功する人
https://note.com/azumanohikari/n/n636197a7558d
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