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【人生ノート 220ページ】 いまの一歩をおろそかにしては、どこへも行けない。

未熟者ほど理屈っぽい

一足飛びにやろうとしてはいけない。ごく卑近なことから仕上げてゆかねばほんものは出来ない。

現実をはなれた理想論は砂上の楼閣である。しっかりした土台なしに、しっかりした家が建とうはずはない。

いまの一歩をおろそかにしては、どこへも行けない。私はシミジミこのことを悟った。

とかく、未熟な間は理屈ばかりをこね廻し、いっかど分かっているつもりで、その実、何ひとつ出来ぬものである。なに一道の達人は、知らざる者のごとくである。

かれこれ小理屈をこねている間は、まだ若いということをシミジミ知った。

『信仰覚書』第六巻、出口日出麿著

【これまでの振り返り】


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