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【人生ノートMagazine】一心が神に通じぬ筈は奈い

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人生ノートの中から信仰とはなんなのか、神さまの世界について触れている部分をまとめてみました。
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2021年5月の記事一覧

悟るための苦しみ

今まで長い間、よい人が苦しんだのは、修養させられたのだ。誰でも自分で、一度、苦しんでみねば、他人のことが分からぬからだ。 苦しむための苦しみではなく、悟るための苦しみなのだ。ただそれだけだ。 出口日出麿著、『信仰覚書』第二巻 「進まねばならぬ」 これまでのお示し

ありのままに自己を出せ

自分がわからない人間は困ったものである。こういう人間にかぎって、むやみに傲然と構えてみたり、また、やたらに自己を無価値と考えたりしがちなものである。 自分の素質、天分、職命というものが、おぼろ気ながらもわかって来なくては、真の仕事はできるはずがない。 ○ たにんに、自己をよりよく見せようとする心が悪い。ありのままに自己を排出する心がけが必要だ。いや、時によっては、ありのまま以下に見られることに満足すべきだ。 出口日出麿著、『信仰覚書』、第一巻、ありのままの自己をだせ 

決心ひとつ、心ひとつ

人間が生まれてから一生何をしたかわからず、また自分で、何のために生きとるのやらわからず、終わってしまうということほど不幸なことはないのであります。いわゆる酔生夢死というて、ただ飯食うて生活のために一生懸命はたらいて、一生何かに追い使われるような気分で過ごしてしまって、さて、何を知ったか、何を悟ったかというようなことになると、なんにも得たところがない。 世間につれ代につれて、風があっちへ吹けば向こうへ行き、波がこっちへ立てば、こっちへ打ち上げられるというようなことで、自分で何

神のひとり子、出でよ

七むずかしい理屈を知っている人は仰山いる。しかも彼らは、何もなし得ない。せいぜい、書物をあらわしたりするくらいのものだ。 学識という点からいうと、キリストにどれだけの素養があったか。ナポレオン、ジャンヌダークにどれだけの素養があったか。 人間の魂を、直接、うごかすものは何か?それは、人間の、より偉大なる魂である。 理屈はもう結構だ。理屈を超越した偉人が出さえすればよい。目に一丁字なくて結構だ。目にもの見せてくれる真人さえ出れば文句はない。 こんな紛糾した世の中には