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しなの鉄道「芸者列車」で飲めや唄えや1時間ほろ酔い乗り鉄【長野】


春まだ浅い信濃路へ、なんという歌を聞きながら。

・春のしなの鉄道「芸者列車」で飲む

4月のある日、しなの鉄道の観光列車「湯けむりNEOネオン号」芸者列車に乗車。長野県の軽井沢から戸倉までの旅路。観光列車に乗るのは久しぶり。一人旅でも怖気付かずに乗りやしょう。

使用車両はしなの鉄道の新型車両「SR1」。

青がクールな列車で快適におでかけ。ワイすでにゴキゲン。

115系の湘南色がいたのでウホッと撮っておく

車内では、日本酒とおつまみ、そして芸者さんの舞が楽しめる。乗車と同時に、飲み物が配られると、車内は華やぎモード。地元のテレビ局の取材も複数入っており、注目度は抜群なり。

おつまみは、千曲市の蕎麦料理店「萱」のもの。何度か訪れているけれど、ここのお蕎麦は絶品なのだ。無論、おつまみボックスも最高。

いい季節になってきましたな・・

お隣の席はご夫婦かなぁ、いいなぁ夫婦で乗り鉄、といい感じの夫婦を横目でチラ見しながら、スルスル酒を飲み進める私。ぐへへ、いい気分じゃ。と乗客がほろ酔いになったところで、メインイベントである芸者の舞がスタート。生演奏の三味線とお唄。日本酒が何倍も美味しく感じるねェ。

こちら沿線にある戸倉上山田温泉(千曲市)の芸者のみなさん。戸倉上山田温泉は、最盛期には400人ほどの芸者衆がおり、宿泊客の宴会に訪れては場を盛り上げていた。

しかし多くの宿泊客を連れてきていた特急あさま(おもに国鉄型ボンネット489系)は、新幹線開通と共に廃止。新幹線にはすっ飛ばされ、お客さんもガクッと減ってしまったそうな(罪深き、新幹線よ)。

新幹線に取り残されても、いい温泉なのは変わらない。芸者さんも今は数名しか残っていないけれど、お座敷に呼んだら来てくれるようだ。

日本酒と共に、こうした芸者文化に思いを巡らす。良い列車だニャー。
この「湯けむりNEOネオン号」は毎月おもしろい企画列車を走らせるそうですぞ。

なんということを話していると、戸倉駅に到着。

・まさかの人力車、たどり着いた先に

戸倉駅からほど近い「raum戸倉宿」に向かう。400年の歴史を持つ酒蔵「坂井銘醸」で、有形文化財として登録されている。この日はイベントに合わせて、特別に人力車を営業。

相乗りしたのは

先ほど車内で三味線とお唄を披露していた、芸者のお姉さん!(このお姉さん、御年80歳を超えていらっしゃるのだとか。見えない。)
ご一緒いたします。

絵になるなぁ〜

人力車で風を感じながら、raum戸倉宿に到着。この左前に写りし茅葺き屋根が目印。

この日は「春の酒蔵市」なるイベントが開催されていた。信州といえば酒だ、ワインだ、蕎麦だ。お楽しみの角打ちスタイルで飲み食い、地元の方とお触れ合い。お会いできた皆さんありがとうございました。

お酒もお料理も美味しく、先ほども申した通り、ここにある蕎麦料理店「萱」が本当に神。食欲先走り、蕎麦を食べた後に、写真を撮らなかったことに気が付く体たらく。

地元の名産・杏を使用した激ウマ焼き鳥ソース

上山田温泉に泊まりたかったが、今回は日帰りにて。

軽井沢まで新幹線で1時間ちょい。戸倉で遊んだら、帰りは上田まで出て新幹線で帰京。東京から日帰り可。意外と近いのだ。

こんなレトロな原風景も駅前に残っている。昨今のレトロブームで、若者たちに人気が再燃しつつあるとか。

・今回の旅程まとめ

12:00ごろ 東京発
 ・北陸新幹線
13:00ごろ 軽井沢着
 ・しばしコーヒー休憩
13::15ごろ 軽井沢発
 ・しなの鉄道「湯けむりNEOネオン号」芸者列車
14:15ごろ 戸倉着
 ・人力車でraum戸倉宿へ
 ・イベント「春の酒蔵市」で飲む&飲む

 よきところで

18:30ごろ 戸倉発 
 ・しなの鉄道
18:45ごろ 上田着
 ・お土産タイム。くるみ蕎麦を購入
19:30ごろ 上田発
 ・北陸新幹線
21:00ごろ 東京着

 ただいま!

(2024年4月)

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