夢殿「秋涙」これがほんとの書き納め……か?
上がった。やっとだ。
バカバカしいと笑われることを覚悟の上で書くのだが、もうね、書きながら泣けてきて泣けてきて。可愛くって可愛くって。
2019年11月に初稿を仕上げてから、早いもので5年が経つ。
きっとね、書き納めにはならないのだよ(笑)
多分、ずっとわたしのそばに在る作品なのだろう。
ダ・ヴィンチのラ・ジョコンダ(モナリザ)みたいなものであり、ゴッホの糸杉であり、ヒマワリみたいなものなのかもしれぬ。
その時その時、思い出したことを一筆一筆、書き加えてゆく。
命と引きかえにしか完成という言葉は使えないのかもしれないね。
そういう作品を持つことが出来たことは幸せなことだ。
今回、以前ここでも予告しておいたが、夢殿「秋涙」に、スピンオフの「なごり藤」を組み込み、一つの作品として仕上げた。
これは…… 夢殿「秋涙」を可愛がって頂けた皆さんには喜んで頂ける出来栄えとなっていると思う。
幸いなことに"壊す"ことは無かったと思っている。
結局32660字、400字詰め原稿用紙換算100枚程度の仕上がりとはなった。
何処にどの様に組み込んだか、興味を持っていただける方もおられるかもしれぬのだが、まあ、来年の春までには、短編集に収録してご紹介させていただけるはずです。
このところのnoteのアップ頻度を見て頂ければ理解してもらえると思うのですが、わたしのフィールド観光ネタにはじまり、軽くリハビリを重ね、あれやこれやと愚にもつかぬものを書き連ねております。
そして、本日の夢殿「秋涙」の取り敢えずの最終形態。
5年かかったかぁ。
書くのが止まっている作品は一作二作ではなく、ものによっては秋涙を軽く凌駕する中編物もチラホラと。
何はともあれ、躰を治してから取り組もうと思っています。
まぁ、書けるうちに書いた方がいいので、ボチボチ書きますけどね。
今年はね、韻文詩とか詩劇、劇詩、韻文劇というある意味古典のお勉強も出来たことが大きな収穫。
これはね、わたしのスタイルを構築する上で大切なファクトの一つになると思う。来年は少し頑張って書かなきゃ。
帳尻合わんのよ ♬
了