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【父の四十九日(後編)】お墓DXに驚き、戸建旅館SAMURAI HOUSEを満喫しました

おはようございます、水無瀬あずさです。ゴールデンウィーク明けの辛い一週間が無事終わり、晴れやかな気持ちで迎える土曜日の朝です。

さて今回のnoteは、前回に引き続き、父の四十九日のためにGWに名古屋へ行った記録です。前回記事はこちら。

2日め、メインの四十九日の会食・納骨について、それからじゃらんで予約した戸建旅館がめっちゃ素晴らしいからみんな泊まってみて!というおすすめ、そして最終日の移動についてのご報告というラインナップになっています。今回も長丁場となっておりますが、最後までよろしくお付き合いくださいね。


父の四十九日【5/6(月)・2日目】

2日めはメインとなる四十九日。我が家は無宗教、葬儀もお坊さんを読んだりしなかったので、四十九日といっても特に何をするわけでもありません。ただまあ「いろいろ一区切り」という意味で、ちょっと改まって会食でもしようかということになりました。

仏壇を囲んで寿司会食

父がまだ元気だった頃、家からほど近いところにある回転寿司によく食事に行っていました。スシローとかくら寿司とか、メジャーどころの回転寿司ではなくて、愛知・岐阜にしかない店舗がないというお店です。

せっかくなので四十九日にはそのお店のお寿司を食べたいと思い、テイクアウトできないか探しました。が、どうやら開店が11:30からのようです。納骨の時間が13時からなので、11時から食べ始められるようにしたかったので、ちょっと遅いよなあということになりました。とはいえもう「お寿司にしよう!」と心に決めていたので、宅配寿司の「銀のさら」を予約することに。銀のさらは横浜でも利用しているのであまり代わり映えしないけど、背に腹は代えられないということでね・・・。

ということで、ネットで予約。11時に到着するように設定したかったのだけど、なぜか11時ちょうどでは申し込みができず、11時1分到着で申し込みました。てかこれ普通にバグなのでは・・・?

注文画面の履歴

実際のところ、お寿司はずいぶんと早い10時45分くらいに届きました。デリバリーを頼んだのは久しぶりでしたが、宅配に来てくれたお兄さんはこれでもかというくらい腰が低く、いちいち「◯◯して宜しいでしょうか・・・?」と聞いてきて、そこまで低くならんでも・・・と心配になりました。まあいろいろなお客さんがいるんだろうなあと想像しますが。

届いたお寿司がこちら。めんどくさいので一人前を人数分頼みました。

私はすでにおビールをいただいているが!
「極(きわみ)」1人前12貫 2,138円(税込)
足りないと思って「海鮮特上巻」と「竜田揚げ10コ(ポン酢)」も

11時半ごろ、兄とうちの家族4人での会食スタート。みんな思ったほどお腹が空いていなかったせいか、お寿司がちょっと余ってしまいましたが、父の仏壇とお骨を囲んで(実際は囲んでないけど)食事は和やかに終わりました。

兄と久しぶりにいろいろ話をいましたが、聞いていた夫が「全然会話が噛み合ってなくて超面白かった」と後で笑っていました。だって父と母に対する解釈が兄妹で違いすぎるんだもん。兄は現在まで実家あるいは実家近くで父母とべったり生きてきたので、父母を妄信的にリスペクトして立てている節があります。一方私は、実家から20年も離れていて、かつ自分も子育てをしているので、父母の私達に対する態度や育て方に対して、良かったこともあるけど悪いところもあったねという立場です。まあ噛み合うわけないんですわな。兄妹だけど「育ってきた環境が違う」ってやつ。

父ももしかすると近くで話を聞いていたかな、どう思ったかなって感じでしたが、兄妹の対比がより色濃く出た食事会でした。

デジタルな納骨堂にビックリ!

さていよいよ本日のメインイベント、父の納骨です。

父の家のお墓は三重県の田舎の方にありますが、父はそちらには入らず、名古屋で通いやすいような適当な場所を探すと言っていました。亡くなってから家の片付けをしていたら、おそらく父がもらってきたであろう永代供養墓のチラシが出てきて、「たぶんここにしようって思ってたんじゃない?」と兄に見せたところ、後日そこに決めてきたと報告を受けました。いいんじゃない?田舎のお墓だとなかなかお墓参りに行けないし、実家に近いほうが私もありがたいしね。

実家からそれほど遠くないところに、名古屋では有名な墓園にして桜の名所、平和公園があります。父の納骨堂は平和公園からほど近い、閑静な住宅街にあるお寺でした。こちらです。

いやこれがですね。ビックリなんです。行ってみて知ったのですが、宗旨宗派不問、永代供養はともかく、完全個室の屋内墓所なんです。写真とかが液晶画面に表示されるとか、めっちゃデジタル。受付でカードキーをピッとすると、個室に遺骨の入ったケースみたいのがウィーンと出てきて参拝できるんですって。納骨式のときも写真が普通にデジタル式で、DXもここまで来たかぁ・・・などと夫と二人で感心してしまいました。

こちらは本殿
お寺の左にある「無上殿」に
個室の入口の液晶モニターに「◯◯家」と出ます

納骨式では、お坊さんが四十九日法要と納骨のための御経をあげてくれて、一人ずつお焼香をしました。もうなんていうかあまりにもお墓然としていないものだから、父を悼むよりも周囲が気になって仕方なかったけども。もろもろがつつがなく終わりましたが、そりゃもう撮るよね写真。父が「お前らなあ・・・」って苦笑いしてそうだけど、夫とふたりで「これはすごい!」とめっちゃ写真を撮りました。てかこんなん写真撮るしかないやんか。

こんなの私の知ってるお墓じゃないが・・・
向かって左側
向かって右側
写真も名前や享年もデジタルで表示されています

夫の実家では昔ながらの古くゆかしいお墓や法要をやっていて、私もそれが普通だと思っていたので、今回の父の納骨堂には本当にビックリしました。というより、都市部にお墓を作るってこういうことなんだなあというか。人口減少で我々のような現役世代が都市部に集中してしまうと、どうしてもお墓参りのために田舎に行く足は遠のいてしまいます。でもこういう墓地なら、ちょっとした散歩のついででお参りできるので、便利っちゃ便利ですよね。ただ昔の人はこんなの見たら卒倒しそう。夫の実家でこれをやったら「なんて失礼な!」とブチギレられそうだよねと夫と話していました。

今回の納骨堂には3人分契約をしていまして、父・母・兄が生きている間は年間いくらという形でお金を払い、この施設の中で管理され、毎日お教を上げてもらえるんだそうです。最後に入る予定の兄がお金を払えなくなったことを確認したら、共同墓地の方に移してもらうという流れだと聞きました。良かった、これで無縁仏にはならずに済むのねってことで。

人の暮らしや生き方が変われば、お葬式や墓地のあり方も変わる。アタリマエのことなんだけど、いざ自分が当事者になったときに改めて身につまされるものなんだなあと感じました。自分たちのお墓もどうするか、少しずつ考えていかないといけないですね。

グループホームの母と面会

認知症でグループホームに入居している母。生前は父が、今は兄が定期的に様子を見に行っているようですが、私も顔を見せに行こうと思いました。会いたいと思ったときに会えるって幸せなことなんだなあと、一連の父のことを通じて感じたので。

夫と次男は車で待ってもらい、長男と二人でホームの中へ。予約とかは不要で、時間内ならいつでも会いに行っていいということだったので、お菓子を持って行ってみました。

施設の人に案内され、母の個室に入って少し話しをしました。ただ私のことも長男のこともすっかりわからなくなっているようで、とにかく震えがすごい。めっちゃ怯えられている・・・と少しいたたまれない気持ちになりました。仕方ないんだけど。何を話しかけても、大きな声で「はい!」と返事をするので、だめだこりゃと諦め、そうそうに撤退することに。行きに買ったひよこショコラとクッキーのお土産は施設のスタッフさんにお渡ししました。本人は食べられるのかどうか、よくわからないけど。

認知症はすっかり進んでしまったようだけど、声はとても元気そうで、それなりに楽しく過ごせているのかなと、ちょっとホッとしました。夫に先立たれてから妻は長生きするという統計もありますし、母の方は元気に過ごしてくれるといいなあと思います。

ここがすごい!戸建旅館SAMURAI HOUSEの魅力

母のグループホームを後にして、この日はじゃらんで予約したホテルに泊まることになっていました。写真を見て「えっすごい!いいじゃん!」と勢いで予約したホテルだったんだけど、これが大変に素晴らしく、家族全員からも「いいとこ見つけた!」と大変褒められました。それがこちら、戸建旅館SAMURAI HOUSEです。

我が家は非常に満喫したサムライハウス、ぜひ多くの人にもその素晴らしさを知ってほしいと思いました。子どものいる家族、パートナーやカップルと、あるいは多人数での宿泊(最大6人)にも最適です!

外観はごくフツーの一軒家!

SAMURAI HOUSEは名古屋市内に3件あるそうですが、今回我が家が泊まったのは名古屋駅から徒歩10分くらいの閑静な住宅街の中にあるところでした。

めっちゃ普通の家
玄関
入口にある行灯が可愛い

非常に普通の、本当に普通の家です。近所にはコンビニがあり、普通に「ここに住んでます!」って言っても支障がないような感じ。家の前には駐車場があり、車はもう一台、目の前の駐車場に駐められます。自転車も3台まで借りられるというから驚きです。

暗証番号でロックが掛かっています

我が家は今回、家の中でまったり過ごそうと思っていたので、名古屋駅のタカシマヤのデパ地下グルメを買いに出かけました。大通り沿いを歩けば駅につくので、方向音痴の私でも迷わず行けそうです。食べ物と飲み物をどっさり買って戻ってきました。

テーマはトコトンまでの「和」

外国人観光客向けに作られたのか、室内は「和」へのこだわりを感じました。

赤を基調としたリビング
テンションが上ってスタッフさんに写真をお願いしてみた
机の上の小物もかわいい
マホロアちゃんも喜んでる!

窓には赤い和紙のカーテンが掛けられていて、お部屋の和風感を更に高めてくれています。これって普通のカーテンにしたら本当にごく普通の家になるんだろうけど、ちょっと工夫して見せ方を変えるだけで、こんなに気分が変わるものなんだなあと感心しました。アイデアなんだよなあ。

建物は二階建てになっていて、一階はリビングと浴室、トイレがあり、二階には寝室とトイレがあります。トイレが二個あるの地味に嬉しい。

二階のトイレ。赤を基調として、窓にブシニャンがいた(懐かしい)

階段を登って二階へあがると、畳の寝室がお出迎え。これがテンション上がる!

階段のワクワク感がたまらない
いざ寝室へ!
鎧が見守る部屋に布団が敷かれているー!
存在感が半端ない鎧

外国人観光客向けなんだろうけど、日本人だってテンション上がるっチューの!という感じで、非常に良かったですね。じゃらんの口コミには、「みんなで布団で寝れて修学旅行みたいだった」と書かれていたのですが、なるほど納得です。ベッドじゃないけど全然いい!むしろ布団がフカフカだったので全然気になりませんでした。布団は自由に移動させていいとのことなので、家族連れなら全員分布団をつなげて寝ればいいかもですね。

家電・食器なんでも揃ってる!

SAMURAI HOUSEは旅館というかたぶん民泊なので、キッチンやら家電が全部揃っているのも嬉しいところ。お皿やお箸、スプーン、コップから鍋、電子レンジやポッド、炊飯器まであるので、野菜を買ってきたら普通に料理もできます。

キッチン

我が家はデパ地下グルメを買ったので料理はしませんでしたが、取り皿とかお箸、スプーンとかも揃っていたので非常に快適でした。16時頃からダラダラと飲み続けちゃったよ。

食器はだいたいIKEA
日本酒を買いました
次男くんは和食会席弁当
長男くんは大好物のひつまぶし!

家のようにくつろげたのが非常に嬉しかったですね。ただ椅子がちょっと硬かったのだけ残念だったかな。クッション敷けばよかったですな。

テレビにはなんとスーパーファミコンミニが置いてありまして、子どもたち大興奮。マリオやカービィなんかを食事とお風呂以外の時間ずーーっとやっておりましたが、まあこんなときだから良しとする。夫も次男くんとストリートファイター2をプレイしていました。

だんだんケンカを始めるわけだが。

洗面所には洗濯機と乾燥機がついているのもポイントが高い。去年の夏の旅行もそうでしたが、民泊って洗濯ができるのが嬉しいですね。楽しく旅行から帰ってきても、家につくと大量の洗濯物にガックリ・・・となりがちですが、洗濯機があれば洗い物を全部処理できちゃうので、帰ってからとても楽ちんなのです。

ジェルボールを始めて使って洗濯した!

家電といえば、ドライヤーも備え付けなのですが、ダイソンのドライヤーがあるのも嬉しかった。使ってみたかったんですよね、ダイソンのドライヤー。「風量が強すぎるので髪が多い人におすすめだけど、水無瀬さんは別に普通のでいいと思いますよ」って美容師さんに言われていたんだけど、思ったより全然使い勝手が良くて素晴らしかった。高くて変えないけど、ほしいものリストに追加だな。

父の四十九日【5/7(火)・3日目】

快適な宿泊を終え、名残惜しいけどSAMURAI HOUSEを後にします。この日は移動日なので、朝から帰路につきます。ゴールデンウィークは明けたので渋滞はあまり心配していないけど、行きと同様に長いドライブになるので覚悟を決めなければ。

スライムたちよさようなら・・・

といってもこの日は朝からあいにくの雨でして、何回か休憩はしたものの、それほどご報告できることがありませんで。途中の旅を写真でダイジェスト。

豊田上郷SAでタコ串を購入
浜名湖SAで昼食
せっかくの浜名湖は雨で霞んで全然見えない
富士川SAにあったふるさと納税自販機!

渋滞対策として大量にDVDを持ってきていたので、帰りは「せっかく持ってきたし」とゲームセンターCXのDVDを見て帰りました。ただやっぱりみんな疲れているらしく、途中で「眠い!」となって大変でした。夫が頑張って睡魔と戦ってくれて、無事16時頃に横浜の自宅にたどり着いたのでした。

結び

父の四十九日をめぐる旅路はこうして無事終わりを迎えました。といってもまだまだやることは多く、MOTAで車の査定を出しつつ、父の訃報通知ハガキをラクスルで作って手配、お香典返しを手配するところまでやっと終わりました。あとは実家を少しずつ片付けていく作業になります。ってかそれって住んでいる兄がやればいいのに、なんで私がわざわざ新幹線で出向いてやることになっているんでしょうか、本当に意味がわからない。マジポンコツすぎてブチギレそう。でも仕方ないですね、できない奴にやれと言っても無理な話なので、家の片付けまではなんとか協力しようと思います。本当は早々に家を売ってもっと狭いところに引っ越してほしいところですが、本人「この家が気に入っている」そうなのでなんとも・・・。妹としては野垂れ死なれると困るので、さっさと介護付き施設に入ってほしいところですね。

というところで本日はこのへんでお開きです。ゲーム記事を2個、副業Webライターのことを1件、その他のことでもnoteで書きたいことが山程あるのですが、いかんせん時間がなくて泣きそうです。でも書きたいので、ちょこちょこ時間を見つけてまたアップしていこうと思いますので、またお付き合いくださいね!

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