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もうすぐ4年目ライターが生成AI時代に感じる「変化の波」とは~10月のお仕事実績と11月から始まる新しい案件についても

こんにちは、水無瀬あずさです。ずっと10月の振り返りを書こうと思って下書き保存しつつ、何やかや余裕がなくて投稿できていない11月初旬であります。急に寒くなりましたね。ってか11月が既に10日過ぎた件・・・おおおお恐ろしい。

余裕がないといいつつ、昨日11/9の土曜は会社のパート仲間との飲み会でした。フルリモートワークでなかなか会えないので、定期的に会って情報交換したり、他愛ない話で盛り上がれる友達がいるのは幸せなことです。写真は昨日食べたお刺身盛り合わせ。美味しかった、今度は家族でも行きたい。

お刺身の盛り合わせ!(3人用)

そんなこんなで、今回のnoteは先月2024年10月の振り返りをするとともに、新案件が続々とスタートした11月の現状報告、ライターとしてお仕事をしながら最近非常に強く感じる「変化の波」について考えたことなどをまとめてみたいと思います。

私たちの生活にAIが浸透しつつある昨今、お仕事でもAIに伴う様々な変化を感じます。ただ、その現状を単なる「脅威」と捉えるのでなく、私たちはもっとAIとの親和性を高め、「AIがあるからこそ、より質の高い仕事ができる!」っていうふうにシフトチェンジしていかなきゃいけないと思うんです。この記事を読んで、ライターだけでなくあらゆるお仕事に関わる人が、AIとの共存・共生、そしてさらなる社会貢献の在り方というものを考えるきっかけになれば嬉しいです。ではいってみよ!


【2024年10月】お仕事実績

気付けば11月も3分の1が終わったわけですが、先月のお仕事実績で公表できるものをいくつかご紹介します。

■コエテコドローン様 取材記事

■Codezine様 デブサミ(Developers Summit)レポート記事

記名記事でないものはもっといくつかあるんだけど、それはいつも実績では書かないので、まあこんなもんでしょうか。

Codezine様の記事は多いですけど、実際の作業はもっと分散されていて、公開がこのタイミングに固まっているだけです。1本の記事をかくのに割とガッツリ1週間近く必要なので・・・。こちらは登壇者様からちらほら感想をいただけたりするので、非常にやりがいを感じています。技術的な内容、エンジニアでないと分からない感覚ってのが必要になることも多いので、私の今までのエンジニア人生はきっとこの仕事のためにあったんだなあと最近強く感じるところです。感謝。

【2024年11月】新しい案件が続々とスタート!

月~金でエンジニアとして働く私にとって、ライター業は「複」業であり、ある程度「安定的に」稼げれば及第点かな、という感じで続けてきました。とはいえ、年が明ければライター歴も4年目に突入するわけで、しばらくぬるま湯に浸かってのらりくらりと仕事をしてきたけど、ここらで一皮むけて、もう一段階ステップアップしようかなと考えるようになりました。

ということで、10月中頃から営業活動を開始。使った媒体は、Indeedと「SOKUDAN」というマッチングサイトです。

Indeedは、クラウドワークスを卒業してからずっと使っているのですが、個人的な感想としては「アタリ」にはなかなか巡り会えないツールかな。応募するとそこそこ返信はあるけど、やり取りの途中でちょいちょい連絡がなくなってフェードアウトする企業があったりするので、なんかモヤることがしばしば。まあ掲載無料なので仕事のピンキリってことで、ある程度割り切るしかない部分ですかね。ちなみに今回は3件応募しましたが、1件は選考落ち、1件は無反応、1件は返信はあったけど途中で終わった。ということで全滅であります。

SOKUDANのほうは、案件数はそれほど多くないようで、登録だけしてずっと放置していたんです。たまたま見つけた募集が良さそうだったので応募したところ、書類選考に通りテストライティングに進みました。ただね、クライアントから返信が来てることに全然気づかず、「この日までにテストライティングの記事を提出してください」というまさにその日の夕方にメールを確認しました。なんてこったい!!!

「もう無理か?」と思いつつ、たまたまその提出日が日曜日で、ワンチャン頑張ればなんとかなりそうだったので、夕食後数時間かけて完成させました。久しぶりに緊迫の時間だったぜ・・・!期限ギリギリで提出したところ、見事契約にこぎつけたという形です。諦めなくて良かった・・・!ということで、ここで新規案件(継続)1件ゲット。ちなみにジャンルは生成AIです。記名記事でないSEO記事なので、実績として公表はしない予定。

これとは全く別件で、いつもお仕事をいただいているクライアント様とのSlackでの雑談のなかで、「そういえばこんな募集見つけたけど、水無瀬さん興味ありそうですかね?」と教えていただいたXのポストがありまして。何でも、投稿主がクライアント様もよく知っている編集者の方で、たまたまポストを見つけたので教えてくださったとのこと。私はXでお仕事探しは一切していないのですが(怪しげなお仕事も多いので・・・)、お世話になっているクライアント様が知っている編集者さんなら安心だろうし、たまにはいつもと違うルートで仕事を探してみようということで、ダメもとで連絡。見事お仕事をゲットした次第です。こちらはおそらく記名記事で出せる?と思うので、もし公開されたら実績としてご報告します!ちなみにこちらも、ジャンルは生成AIです。流行りだね。

もう一件、こちらも上記クライアント様からの紹介で、新しいメディアの記事を担当することになるかも。というか今週、メディア担当者様との面談があるので、それ次第ですが。こちらもおそらく記名記事で出せると思うので、無事発注が来て、時期が来たら公表できるかもです。ジャンルは、エンジニア関連の予定。

あともう1件、来月から始まる(かもしれない)お仕事もあって、年末を前にドドドッと新しい仕事が始まっている感じです。嬉しい悲鳴ですな。それにしても、ライター人口が増えすぎて飽和状態にあるとか言われる中で、こうやってお仕事にありつけるのは非常にありがたいことです。クライアント様のご期待に沿えるよう、今月も粛々と進めていこうと思います。

生成AI時代に感じる「変化の波」

振り返りと現状報告が済んだところで、最近お仕事を感じていてふつふつと感じている「時代の変化の波」というものについて、考えをまとめてみたいと思います。生成AI時代のライターは、今までの働き方ではおそらくダメで、生き残っていくために色々なことを考えないといけないんじゃないかな。同志の皆さんが、生成AI時代の働き方について再考する一助になれば幸いです。

生成AIを使うのはもはや「常識」

かねてから言っているように、私はライター業に生成AIを「使うべき」という立場。もちろん時と場合によりますけど、単に記事を書くだけじゃなくて、思考の整理や壁打ち相手として、生成AIは非常に有用なパートナーです。むしろ生成AIが当たり前のように普及されつつある現代、それを使わないという選択肢はありえないと考えています。もちろん色々な考え方の方がいると思うので、あくまで私個人の考えです。

少し前にXか何かでライターの方のポストを拝見した時に、「ライターは今後、SEOライター、取材ライター、AIライターに分かれていく」みたいなことが書いてあって、個人的には「?」って感じでした。今ってAIを使って記事を書く人はAIライターって呼ばれるの?だとすると私もAIライターだし、今やライターのほとんどがAIライターなのでは・・・と思ったんです。

おそらくですが、生成AIに関しては今まさに過渡期で、今後は「使うのが当たり前」の世の中になっていくと思います。そうすると「AIライター」なんて職業、そもそも無くなる。前に「プロンプトエンジニアなんて仕事もそのうちなくなるだろう」ってのを書いたんですけど(あらゆる仕事の人が普通にプロンプトを書く世の中になるだろうから、敢えて「プロンプトエンジニア」なんて仕事は無くなるだろうという意味で)、AIライターもそれと同じ匂いがしますな。どうなんでしょう。

個人的に、「AIライター」って、AIに関する専門的な知識を持っている特化型ライターさんのことを指すと思うんですがね。そしてなれるものなら、AIライターになりたい。

注目すべきは「文字単価」でなく「時間単価」

生成AIが出る前までは、「文字単価」というものを強く意識していました。仕事に慣れてからは「文字単価より記事単価!」とは言っていたものの、やはり作業効率を測る重要な指標として文字単価を認識していました。

が、生成AIが出て、執筆に生成AIを活用しだしてから、この認識が一変しました。というのも、生成AIが出力した記事をベースに執筆している時点で、一字一字の価値なんてないんですよ。生成AIを使えば、5000字15000円のSEO記事を、うまくいけば2時間で書ける。文字単価は3円だけど、生成AIが記事を書いている時点で文字単価に意味はある?って話ですね。

代わりに重要になってきたのが、生産性です。つまり時間単価。生成AI時代、意識すべきは時間単価だと思います。5000字15000円の記事を2時間で書ければ、時間単価は7500円。でも4時間かければ3750円。時間が減れば減るほど生産性は上がります。そして時間が短縮された分、他の仕事を入れればさらに稼げるわけで。たくさん仕事を抱えてもそれだけ捌けて、たくさんの収入を得られるってわけですね。夢のある世界。

まあ実際には、高単価の仕事って「1ヶ月に〇本」とか決まっているので、時間が空いたからって次から次へをできるものでもないですけどね。理論上可能なので、生成AI時代、きっと優秀なライターさんほど多くの仕事を抱え込むことになるんじゃないかなあと思います。うらやま。

脳の節約で記事の品質と稼働時間が向上

生成AIをベースに記事を書いていると、従来にようにゼロベースで記事を立ち上げるのと比べると格段に脳のCPUの節約になります。AIにも考えられるような汎用的な内容はAIに任せて、必要なことだけを考えればよくなるので、仕事が格段にラクになったのを実感しています。

実際、私は長時間執筆していても、昔ほど頭が疲れなくなりました。夜23時くらいまで執筆の仕事をしているのですが(日による)、前は20時くらいになると頭が疲れてきて、考えが鈍ってきたのです。それが今は、もちろん体は疲れているけど、脳はまだ元気なので、今までより多くの稼働時間と仕事がこなせるようになりました。これはすごい進歩だと思います!

生成AIを使うようになってから、記事の品質が上がったとクライアント様からお褒めの言葉を貰う機会も増えました。必要な部分に「考える」時間を多く割けるようになった結果、記事の内容をより掘り下げられるようになり、品質が上がったということだと思います。前はかなり悩んで執筆していたCodezine様のレポート記事も、最近はかなり安定して書けるようになりました。ありがとうChatGPT!

ちなみに、生成AIでも「自分らしい」記事は書けます。ポイントは、AIに使われるのでなく、使いこなすこと。どんなふうに生成AIをハンドリングするかが、ライターの腕の見せ所だというわけです。具体的に私がどんなハンドリングをしているか知りたいという方は、以下の記事の有料部分を参照してくださいね(宣伝)

スキルの掛け合わせが武器になる!

ライターとして高い価値を提供するためには、やっぱり何かに特化することが強いと思うのです。私の場合なら、現役エンジニアであることが強みで、エンジニア関連やIT業に関しての依頼を多くいただいています。やっぱ「元エンジニア」でなく、「エンジニアとして勉強中」でもなく、歴15年超の現役エンジニアだからこそ提供できる価値があると考えるんですよね。ライター×エンジニアというスキルの掛け合わせが、私の中で最大の武器です。

スキルは「足し算」ではなくて「掛け算」だ、とはCodezine様のレポート記事での登壇者の言葉。なるほどなあと感心しました。複数掛け合わせることで、効果は何倍も何十倍にもなるけど、どれか一つがゼロだと全部ゼロになっちゃう。だから複数のスキルを持っている人ほど強いのです。私もたくさんのスキルを掛け合わせてグラデーションのある人材になりたい。

もちろん「何でもできます!」「何でもやります!」も素晴らしいことなのですが、特化する人の方が、クライアントも依頼を出しやすいと思うんですよね。あとぶっちゃけ、本当に何でも出来る人なんていないんで。「自分はココの部分は強いです!」「このジャンルなら任せてください!」みたいに、得意分野に幅を持たせてプレゼンできるのがいいんじゃないかなって思います。

「スキマ」を狙え!

これは別に最近ってわけでもないんですが、私が常々思っていること。どんな仕事にしても、「スキマ」を狙うことが大事です。私はずっとこれを心がけてきたからこそ、正社員じゃなくなってからも色々な職場で大切に扱っていただけました。

例えば私はかつて、正社員エンジニアを辞めてから、派遣社員として事務の仕事をしていました。事務って特段スキルが無くてもできますが、私には「元エンジニア」という肩書があったせいか、事務仕事だけでなく様々な仕事を任されるようになりました。経理的な仕事からPhotoshopやIllustratorを使ったレイアウト編集まで、「どう考えても事務の仕事じゃないじゃん!」というようなことまで任されたのは、「あの人、元エンジニアでパソコン仕事ならなんでも任せられる」という信頼性が職場で確立していたからです。事務作業の「スキマ」には、実は色々なニーズがあるんだなと感じました。

このように私は、「元エンジニア」「現役エンジニア」というキャリアのおかげで、色々な仕事の「スキマ」の仕事を任されて来た経緯があります。誰もやりたがらない、あるいは実は必要だけど仕事になっていないような雑務って意外といろいろなところに潜んでいます。それを見つけて実現できれば、その人の価値は折り紙付きってことになる。どんな仕事も「スキマ」を見つけることが大事です。

ライターの仕事なら、先回りできる作業をこなして「やっておきました」と報告するとか、見落としていた間違いを指摘するとかですかね。先読みが過剰になりすぎてもいけませんが、「クライアントがどんなことを求めているか」を常に観察し、自分の中で分析し続けることが大事だと思います。

結び

ライターをはじめてもうすぐ4年目ですが、こんなに大きな変化の波を感じることになろうとは4年前には想像もしていませんでした。本当に、続けてみるもんです。世の中まだまだ面白いと思いますし、生成AIの進化を体感しつつ、時代に応じてメタモルフォーゼしながらお仕事を続けていきたいです。

明日からまた慌ただしい毎日がはじまります。仕事は始まったばかりで忙しいし、長男くんは受験前最後の定期テストだし(これで内申が決まる)、まだまだ勝負どころの連続。飲み込まれないように踏ん張りつつ、今月残りを乗り切っていきます。がんばるぜ!!色んな風邪が流行っていますが、皆さんもどうかお体ご自愛くださいね。

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