頭のおかしいタマゴのストーカーから逃げのびろ!ホラーゲーム『Egghead Gumpty』が究極にサイコパスだった話 #ネタバレあり
こんにちは、水無瀬あずさです。
シリーズ第1作目から注目している世界観ホラーゲーム『Garten of Banban』の最新作6の発売日が決定しました。12/20だそうです!わーぱちぱちぱち!
『Garten of Banban』シリーズのネタバレ記事はここnoteでずっと書いているのですが、SEO検索上位に表示される私イチオシのタイトルでして、この先も頑張ってほしいなと思う次第です。てかそろそろ完結しても良いと思うんだが?(あと5はどこ行った?)note記事はこちらです。
そんな『Garten of Banban』シリーズの作者Euphoric Brothersが2022年にSteamで発売したゲームこそ、今回ご紹介する『Egghead Gumpty(エッグヘッド・ガンプティ)』です。サムネイルを見て「怖そうだけど何か面白そう」「でもSteamだからやる機会がないなあ」と思っていたところ、たまたま長男くん(中2)が「Steamでやりたいゲームがある」と言い出したことで、我が家もSteam解禁となりまして。「だったら・・・!」と長男にお願いし、プレイしてもらうことになったというわけです(怖いから私はプレイしない!横で見ているだけ!)。
これがね・・・感想はおいおい書くとしても、なんというかもう・・・世界観が独特すぎるというか。ぶっちゃけサイコパスすぎるんです。作った人、頭大丈夫?と心配になるレベル。そのくせ難易度が鬼すぎる。この記事を書いている時点で、長男くんはまだクリアできておりません。が、なんだろう、やめられない止まらない的な謎の引力を発しているゲームなんです。
そこで今回は、そんなホラーゲーム『Egghead Gumpty』の魅力とサイコパスっぷりを語り尽くすnoteです。noteではゲーム記事があまり伸びない感じがありますが、そんなの関係ねえ!タマゴについて語りたいんだ私は!と身を乗り出す勢いで、感想などを語っていきたいと思います。長くなりますが、最後までよろしくお付き合いください。
究極のサイコパスホラーゲーム『Egghead Gumpty』
改めまして、『Egghead Gumpty』は2022年にSteamで発売されたホラーゲームです。
作者はEuphoric Brothers、2023年にYoutubeゲーム実況者の間で人気になった『Garten of Banban』シリーズの作者で、大学生と高校生?の兄弟とのこと。すごい、若くして大金持ちじゃん。
ゲームの公式の説明はこちら。
・・・みなまで言わなくても分かります。何言っているかわかんねえんだわ!あと日本語訳がガバガバすぎるんだわ!!ただこれを読んで何となく分かるのは、「卵らしきものにストーカーされるのから逃げるゲームらしい」ということです。
ちなみに、Egghead Gumptyという名前の恥ずかしがりやのタマゴのストーカーの姿がこちら(半身)。
ざっくりとネタバレ解説をしていきますと、まず舞台は少年拘置所。この拘置所で、ある日突然、なぜか全員が忽然と姿を消してしまいました。主人公は、元受刑者(たぶん女性)の父親に依頼されて調査に訪れた男性です。探偵かなにかでしょうか。懐中電灯を片手に、少年拘置所の探索に乗り出したのでした。
少年拘置所は、無限に自動生成されるらしい長い廊下が広がっています。あたりには椅子や机、ソファーやトイレなどが無秩序に置かれています。壁には絵画が飾られていたり、部屋によってはオレンジだったりピンクだったり、床がチェック柄だったりさまざまです。
「自動生成される」ことから分かるように、マップは常にランダムです。ゲームオーバーになるたびに再生成されるので、覚えても意味がありません。方向音痴の私には到底無理ゲーなわけですね。
廊下と廊下の間には部屋があり、ときどきプレゼントボックスのような箱を発見できます。水色のボックスには鍵が、黄緑のボックスには懐中電灯用の電池が、黒のボックスにはピッキングツール、ピンクのボックスにはお助けアイテムかビデオテープが入っています。
探索していると、ときどき左上に目のマークが表示されます。これはタマゴにストーカーされているという合図です。いやどんな合図だよ。
この目のマークが出ている間に、周囲を見回し、タマゴがどこからストーキングしているかを発見しなければなりません。発見できたら、懐中電灯をLEDモードに切り替えて数秒当ててやります。するとタマゴは、無言でスッと扉を閉じて去っていくのです。ちなみに発見できなければ、このようになります。
これがこのゲームの基本です。単純ですね?ただ、なぜタマゴがストーカーしているのか意味が分からなすぎますね?あとタマゴのやろう、ちゃっかりシルクハットを被っているのが地味に腹立つ。
このサイコパスなストーキングタマゴ以外にも、迫ってくる足の生えたランニングタマゴ、宇宙人(?)、ネコが登場します。いずれも意味がわかりません。でもそういう意味がわからないのを振り切って、水色のボックスに入っている鍵を10個集め、紫の扉のドアを開けたらクリアです。紫の扉は比較的簡単に見つけられますが、鍵が揃わないと入れないので、場所を覚えて探索を続けなければなりません。
紫の扉以外にも、鍵がかかった鉄の扉というのもあちこちに見つけられます。扉は水色のボックスで取れる鍵を使って開けるか、黒のボックスのピッキングツールを使って不正に解錠するか、蹴ってこじ開けるかの3パターンの行動ができます。
鍵を使えば(T)普通に開けられるけど、紫の扉に使う鍵が一つ減る
ピッキングツールを使うと(R)、タイミングを合わせてボタンを押すというミニゲームが始まり、これが地味に難易度が高く高確率で失敗する
無理やりこじ開けると(E)アイテムは消費しないが、大きな音が出るのでストーカーを引き寄せやすくなる
究極の三択。長男はもはや諦めて、蹴ってこじ開けるパワープレイに専念しておりました。
『Egghead Gumpty』のクセが強すぎるポイント
作品説明が異様に長くなりましたが、わたくし水無瀬的にクセが強すぎると感じたポイントをご紹介していきます。え、ストーリーだけですでにクセつよ過ぎるって?まあそう言わずに。まだまだ序盤ですよははは。
説明がなさすぎる
冒頭、申し訳程度の操作説明はあるんですが、説明が雑すぎるんですよね。
よく分からないからとりあえず始めてみると、操作を確認している間にストーキングタマゴにストーカーされ、あっという間にゲームオーバーになります。何人かゲーム系Vチューバーさんのプレイ動画を見ましたが、だいたいみんなゲームオーバーになって「え、どういうこと!?」って言っていました。
ゲーム系Vチューバーさんってゲーム慣れしてると思うんですが、その人たちを戸惑わせるってよっぽどだと思うんですよ。だって全然分からないもん。
まあ、おそらくここでの反省が今の『Garten of Banban』シリーズに生きているのかな、と予測しています。説明書きが丁寧だもんね。
運ゲーすぎる
少年拘置所はランダムなマップが自動生成され、それに伴ってアイテム類も出現位置が変わります。マップによっては鍵ばかり、電池ばかり、ピッキングツールばかりあるのがあって、基本的に電池がなくなると詰みます。これはもう運を天に任せるしかないやつ!
ゲーム系Vチューバーさんのプレイ動画でも、早い人は15分とかでクリアしていて(敵にほぼ会っていなかった)、これ本当に運ゲーだなと思いました。なにせうちの長男、運が悪いのです。
ピンクのボックスからは時々ビデオテープ?も取れます。長男いわく「一番ハズレのパターン」だそうです。どうやら元受刑者の独白らしく、なんか突然違和感を覚えて誰かに見られているとか、心臓発作で死んだとか物騒なことを言っています。再生機器もないのにどうやって回しているのかは、甚だ疑問ですが。
タマゴがストーカーすぎる
『Egghead Gumpty』について説明するなら、おそらく誰もが「タマゴがストーカーしてくるゲーム」と答えるでしょう。長男は学校で友達にこのゲームの紹介をして、「なに言ってんだこいつ」みたいな顔で見られた、と言っています。そりゃそうだ。
ということでストーキングタマゴがストーカー過ぎるんですよ。扉から見ているならまだしも、扉なんかない天井や地面から勝手に扉を作ってストーキングしてくるので。これはもうドアドアの実の能力者に違いない!
ということで、ストーキングタマゴによるストーカーコレクションを存分にお楽しみください(誰も得しないやつ)。
足つきのタマゴがキモすぎる
ストーキングタマゴのほかに、たまにフィールドに出現して突進してくるでっかいタマゴもいます。これがもうキモい。普通にキモくて、追いかけられるたびに「ぎゃああああ!」ってなります。
シルクハットを被って足(手?)を生やしたタマゴが頭をこちらに向けつつ走ってくるのですよ。なんというサイコパス映像でしょう!長男、見た瞬間に「ぎゃああ!こっち来んなああ!」と叫んでおりました。
こちらはストーキングタマゴとは異なり、ランニングしてくるのでとにかく距離を取って逃げることが大切です。「彼らはすぐに疲れます」という謎の説明がありますが、どうやら一定時間で疲れて消えていくということらしいです。説明が雑すぎる。
シルクハットを被っているものの、ストーキングタマゴにこんな足は生えていないはずなので、これはこれで何者!?って感じ。とにかくもう見た目が衝撃的すぎてビックリですが、足がそれほど早いわけではないので、普通にダッシュで逃げられます。「ふっ、雑魚が!」by長男
宇宙人が意味不明すぎる
タマゴたちから逃げ回っていると、ときどき椅子に座った謎の宇宙人に出くわします。
世界観ぐちゃぐちゃやないかい!と突っ込んではいけません。なぜかはわかりませんが、彼はれっきとしたこの世界の住人(?)なのです。
ただこの宇宙人、対処に仕方がさっぱりわかりません。前を通り過ぎると獣的な笑い声を発し、無視して先に進むとなぜかやられてゲームオーバーになります。意味が不明すぎるんだわ。
謎すぎてゲーム系Vチューバーさんの動画を確認したよね。するとですね、宇宙人は近くに行くと目玉がグリンッとなるのです。その色が白ければ普通の懐中電灯を、赤ければLEDライトを一定時間当ててやる(のを何回か繰り返す)と、消えていくということらしい。分かるかそんなん!!
にゃんこが要らなすぎる
どのタイミングかはわかりませんが、探索するといきなり黒猫らしき生き物が出現します。
このにゃんこ、別に何をするでもなく、主人公の後ろをトコトコ付いてきます。攻撃をするでも邪魔をするでもなく、ただ付いてくるのです。ただ振り向いたときに居られるとめっちゃビックリします。
長男くんは「あいつ一番要らないやつ」と言っていました。たぶん君と友達になりたかったんだよきっと・・・。
エンディングが意味不明すぎる
紫の扉を開けると、なかには囚人服を来た女性(目がひん剥いていて超こわい)が椅子に座って待っています。おそらく彼女が、依頼者の娘ということなんでしょう。
女性は長尺のセリフを並べるわけですが、まあこれが意味がわからないのです。日本語がガバガバすぎて。仕方ないからYoutubeで英語バージョンの方も読みましたが、翻訳してもやっぱり意味が分からなくて、なるほどそもそも意味がわからないゲームってそういうことねと思いました。
女性のセリフで理解できたことを要約すると、
この拘置所には秘密なんてありません
父は私の捜索をあなたに依頼すべきではなかった、時間とお金と命の無駄です
子どもがここから出られないから、母親の私も帰りません
父は私からの連絡をもう少し待たなければならないでしょう、なぜならあなたも出発しないからです(=父に詳細の報告をするなということ?)
あなたがここに残るなら、私の親友(誰のこと?)も歓迎するでしょう
でも今回はそれはやめて、2階へ行ったらどうですか?(=ここから去れということ?)ジャーナリスト(マスコミ?)に言いたいことがたくさんあると思います
的なことを言っていました。いまいち意味がわからないんですが、「子ども」がいると言っていたので、タマゴ・・・子どもってまさか!!?ってなりました。化け物を産んだのかお前・・・?でもタマゴって2種類いたけど、どっち?てか世界観独特すぎィィ!
結局よく分からないまま主人公は2階へ行き、そのままエンドロールが流れて終わり。え、どゆこと!!?ってなります。結局謎は謎のまま。しかも最後タマゴ出てこねえのかよ!って感じですね。マニアックなゲームなので誰も考察してくれていなくて、謎ばかりが残るゲームでした。
なお今回の記事および長男の攻略では、ホラーゲーム系Vチューバー「キャシーさんはホラーゲームで遊びたい」を大いに参考にさせていただきました。ありがとうございます!
結び
近年稀に見るサイコパスホラゲー『Egghead Gumpty』のサイコパスっぷりを多くの人に知ってもらいたいという熱い思いを持って7000字も書いてしまいました。だってこれ、過去イチのサイコパスゲームと言ってもいいのではなかろうか(まあ前回のGO HOMEも大概だったけど)。
Steam環境がある方は、ぜひ一度ストーキングタマゴの恐怖を体験していただきたいと思います。夢に出るかもしれないよ・・・!
今月は副業のスケジュールが割とパンパンで、ちょっと私がゲームをプレイする余裕がないのですが、代わりに長男にプレイしてもらって横で楽しめているので、これはこれで何かいいなとも思っています。思春期の難しい時期だけど、ゲームのおかげで親子関係は良好です。ありがとうストーキングタマゴ!!
ちなみに頭のおかしいタマゴのゲームの次は、長男くんに首が伸びる頭のおかしいシカのゲームをプレイしてもらう予定です。
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