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レコード再生: ヘッドシェル-トーンアームの勘合問題(グラグラ)をDIYで解決
レコード再生でちょっと気になり、気にしだすと何だか大きな問題な気がしてきた…といえば、ユニバーサルトーンアームと、ヘッドシェルの勘合問題かもしれません(?)。
困ったことに、普通にヘッドシェルをトーンアームに差し込み締めても、上下左右に動いてしまうではありませんか。
そんな時に便利なのがいわゆる「Cリング」の自作です。
①百均等で見かける直径~0.55mm程のステンレス針金を買います。
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②ヘッドシェルの付け根部分より多少小さくなるように、細い鉛筆やボールペンを活用して丸く巻きます。
③ニッパーで「C」(視力検査の「アレ」くらいの隙間が目安です)の字になるようにニッパーでカットします。
④ヘッドシェルについてたゴムリングを外し、この「Cリング」を嵌め込みます。
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で、完成です。
アームに装着する際、コネクタを回して締めていくうちにじわっと固定されていくのがわかると思います。これでグラグラとはおさらばです!
*「Cリング」の元ネタはヤマハのようです。
*尚、トーンアームとヘッドシェルが完全平行にならないことに対しては、ヘッドシェルの付け根のピンが1つのものから、上下2ピンになっているものに交換することで解決します。というのも、そもそも1ピンだと上方向だけに引っ張られながら固定される形になり、勘合部分の隙間が大きくなるほどにヘッドシェルの上向いてしまう角度が大きくなってしまうためです。上下2ピンなら、上下とも同じように引き込まれながら固定されるので、トーンアーム-ヘッドシェル間が平行になるわけです。
(ただ残念なことに、10gを切るような軽量ヘッドシェルに、上下2ピン仕様となっている現行製品は(恐らく)存在しません。
勝手なわがままですが、テクニクスのヘッドシェル…上下2ピン仕様で、アルミ材からマグネシウム合金にして更なる軽量化を図ったもの、出してくれないですかね…。ハイコンプライアンスなレコードカートリッジなんだけど肝心のカートリッジの重量が重い場合にヘッドシェルが軽いほどありがたかったりします…)