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4:『遅刻の巻』
上司「君……またですか?」
キシミン「すびばせん(鼻声)……気がついたらダイニングキッチンの床で寝でまじた……(実話)」
上司「うーん……まあ、おぼれるほどお酒を飲みたい気持ちもわかりますけどねえ。君もいろいろありましたものね。離婚のストレスとかってバカにならないって聞いてますし……」
キシミン「あ、そういんじゃないです」
上司「え? 違うの?」
キシミン「はい。ぜんぜん。でも、ちょっと……言葉にしづらいです」
上司「まあ……わからないけど、やっぱり複雑なんでしょうねえ。こういろんな気持ちが醸されて、渦を巻いて――」
キシミン「あー、違います。そういうネガティブな趣じゃないんです。あえて言葉にするなら……生きてることが楽しすぎて辛いんです」
「お、おう……」
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