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オンライン授業での課題は多すぎたのか コロナ禍の記録
昨年の春学期、大学の授業はずっとオンラインで行われていました。
多くの人にとって経験したことのない慣れない生活で皆それぞれ疲弊していました。
そしてニュース番組でもたびたび取り上げられた大学生の課題(宿題)が多い問題。
授業でも学生間でこの議論がなされました。
それも踏まえ一年前のことを振り返ると、量の問題ではないことが見えてきました。
本当に課題が多いのか
「こんな程度の量の課題もできないのか?」 「元が少なすぎたんじゃ…?」
「いやいや、話題になるくらいなんだから量が多いんでしょ!」
様々な意見があると思います。
私としては、量が多いかどうか自体については判断しかねます。
なぜなら大学教育は「この授業はこれを学ぶためだけにある」というような教育のあり方ではないから。
ただし、課題に時間がかかったという事実はあります。
なぜ時間がかかったか
先生も生徒も、新入生も二年生以上の学生も、慣れないオンライン授業。
まず、新入生はあらゆるシステムが初めてで右も左もわからない。大学教育がどのようなものかもわからない。中にはPCもあまり触ったことがないという人もいました。
しかし先生や先輩も慣れない授業形式・生活スタイルで余裕がない。新入生同士でも相談できる人に出会えない。
さらには、アクセスが集中して接続に試行錯誤しているうちに長時間が経過している。これは冷や汗かきますよ、笑
上記の3つはしばしば言及されていたように感じます。私は学生側の感想としてもう一つ言いたい。
先生方もイレギュラーな授業方式の中で、学生に与えている課題がどれくらいの時間を要するものかをなかなか把握されてはいないなぁと感じました。
なにせイレギュラーな課題なので、見本がないのです。そのためこちらとしてもその課題に対しどのくらい書けばよいものかわからない。
私の所属する大学では様々なことを教えてくれるサービスが充実しており非常にありがたかったです。ただしレポートの書き方等、日々の授業ではそこまで形式張ってしなくてもよいこともあります。全てを真に受けると実行不可能ですし、しんどくなってしまいます。
記しておくこと
このように、課題自体の量が多いか否かではなく、課題をするにあたって非常に長い時間を要したということです。
批判的な文章に見えたかもしれないですが、私はこれが一概に悪いこととは思っていませんこれこそが大学で学ぶべきものかもしれないと思います。
ただし、一人暮らしの新入生や生活で精一杯の学生などにとって、非常に苦しく孤独で不安になるものであっただろうとは思います。
長期間にわたり人と対面できなくなるなどという事態はもうこの先起こってほしくないと願いますが、疫病以外でも我々はこのような場面に遭遇するかもしれない。
そのときどのような障害や困難、苦しみが生まれるのか、どうすれば軽減できるのかを考えるためにも、歴史になりつつある今を常に振り返り記録しておくべきであると考えています。
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