横浜風景歩記録　４　日ノ出町の崖階段　～急すぎる階段～

天神坂を上った先の小径を進んでいくと、突然、ぽっかりと空間が開いたような場所が目の前に現れる。

階段の上から見るととても急なことに気がつく。
おそるおそるゆっくりと下りていく。

下りて振り返ると、段のところどころ薄緑色の苔状のものが貼りついていたり、角は摩耗して丸みを帯びていたり、良い意味での経年変化が感じられる。

そうそう、近くをぐるりとまわって戻ってくると階段の下に猫がいた。

驚かせないようにそっと下りていくと、おまえ、どこのどいつだ？、という感じで警戒しながらこちらを見てゆっくりと去っていった。

また来るよ、と心でつぶやき、次の階段へと向かった。