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東京夜探偵 16 新宿、渋谷、中野
西新宿から神田川へ出て山手通りへ向かう途中、あやめ橋の近くで新宿区西新宿、渋谷区本町、中野区弥生の3つの町が接する3区境がある。ちょうどこのあたりは、神田川とその支流がつくった低地と渋谷区本町の乗る台地が高低差の変化のある地形を演出している。
その高低差が区境にもなっていたりする。
写真の場所は、坂を上った左側が渋谷区本町、右手の低い方が中野区弥生町となり、神田川につながっている。
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この坂道をのぼると上は崖沿いの小径となり、崖にそって上にも下にも住宅が密集している。ここでも崖の上が渋谷区、下が中野区。
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崖路から神田川の支流、笹塚支流への坂道をおりると、きれいなY字路に出会う。
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Y字路というとこのあたりは、台地へ上る分岐、小川の跡が暗渠となって小径になったことで生まれた分岐、路地の迷路の分岐などのY字路がある。
上の写真は、台地へ上る分岐にあたる。
実は最初の写真の場所も台地へ上るY字路となっている。
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次に小川の跡の暗渠小径の分岐は次の一枚。右手が暗渠となっている。
右手の小径にはいると細い路がしばらく続いて直角カーブ、そして神田川へと続く。
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路地の迷路の分岐は、大文字のYの形をして、その真ん中、股?の部分では街灯が煌々と照っている。Yの分岐の先は左も右も人ひとり通るのがやっとの幅となっている。
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続いては、Y字路ではないが、坂道とその途中から分岐する階段。最上段で猫が丸くなってこちらを見ていた。
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崖路、坂道、暗渠径と渋谷区、中野区、新宿区の境を行ったり来たりしたが、最後は新宿区西新宿へ。
神田川の支流、笹塚支流にかかっていた柳橋そばの商店街。カーブしているがこちらは川跡ではない。そのカーブに沿うように古い店舗が並んでいる。しかしこれらの店はもう営業していない。かつては夜も賑わっていたのだろうが、いまはコインランドリーから漏れる灯りに照らされた道を帰り道を急ぐ人と抜け道として利用している車が通りぬけるくらいで誰も立ち止まることも、店に寄ることもない。
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