「諸戸、ふたたびカナダに行くってよ」
今年は平年より梅雨入りが遅く、先週になって関東でも梅雨入りしたみたいです。よりによって先週は怒涛のアポイント週間で、久しぶりに激しい雨に見舞われた日もアポイントが6件も入っておりました、、、久しぶりにびしょぬれを体験して、自称”晴れ女”の肩書をそっと下した諸戸です(笑)
そんなこんなで、あっという間に7月、夏を迎えますね。
今年の日本は猛暑になるとの予報もあるようですが、すでにその兆候も見られる毎日です。皆様もどうぞお身体をご自愛くださいね。
さて、今回のテーマは
「諸戸、ふたたびカナダに行くってよ」
を、お届けいたします。そうです、私、今年の夏もカナダに行ってまいります!
昨年、私は約5週間ほど、カナダのモントリオールに滞在し、日本にいる時と同じようにお仕事をし、子供達を現地のサマースクールに3週間通わせる生活を送りました。
私がカナダに行った理由と、カナダ滞在のレポートは過去エントリ
「諸戸、カナダに行くってよ」
「諸戸、カナダから帰ってきたってよ」
にてご報告しておりますので、カナダでの生活やリモートワークについて、ご興味のある方はぜひ、ご覧いただければ幸いです。
今回は、昨年の貴重な体験に引き続き、私がふたたびカナダ滞在をするその理由などをお話させていただきます。
子供たちの成長
昨年の渡加でもっとも強く感じたのは、子供たちの確かな成長でした。
見違えるほどに主体性が高まったのです。年齢的なものもあるかもしれませんが、目に見えて「あれもやりたい、これもやりたい」という意欲が出てきたのです。
そして何よりカナダでの生活は、子供たちに自信を与えてくれました。
こういう子供たちの変化を見ていると、やはり小さい頃からグローバルな感覚を身につけることは、とても大切なのだな、と学ばせてもらったように思います。
言語が多少通じなくても、ペラペラと話ができなくても、まずは世界に触れ、直接出会うことで、いろんな国の人たちと仲良くなれる。遊びやスポーツ、体験を通じて友達にだってなれる。
この出会いに国境、人種、言語は関係ありません。世界にはいろいろなバックボーンを背負った、多種多様な人がいて、しかし、違いがあってもコミュニケーションは取れるし、受け入れ合い、仲良くなれる。
「あの子はとても優しい子」「こんなことを気づかってもらった」といった報告を受けるなかで、子供たちは
「人の本質」に触れ、友達作りをしているのだな、とても良いことだなと感じました。
そして、こういった「多様性」の中で、子供たちは本質でのコミュニケーションを通じ、自信を深めてくれたのかな、と思います。
素晴らしいカナダでの体験!でも…
子供たちにとっては最高の体験だったカナダでの生活ですが、私は少々の物足りなさも感じていました。
体験、経験には「継続」もとても大切なファクターです。
もちろん子供たちは日本在住者ですし、「体験」をするためにカナダに渡り、帰国してきました。
そしてふたたび日本での生活が始まります。
すると、当たり前の話ですが、「日本の生活」に馴染んでいくわけです。
カナダでの体験が消えることはありませんが、新しい日本での体験が、カナダの体験の上にどんどん蓄積されていきます。
体験は無くなりませんが、やはり失ってしまうもの、また元通りになってしまうものがあるのも事実です。
これを解消する方法のひとつとして、「定期的にインプットする」のが有効なのではないか、と考えました。
体験は消えませんが、体験で得たものは薄くなっていく。そして忘れ去る前に、ふたたびインプットする…
そしてもうひとつ、サマースクールの期間が「3週間じゃ足りないな」という物足りなさも感じていました。
言葉も慣れてきて、自然と英語が口に出るようになったかな…というタイミングでの帰国となってしまい、どうにも勿体ないなあとも感じておりました。
この「定期的」「期間」というのが今年の課題なのかな、と考えております。
先々のことはわかりませんが、まずは今年の渡加では、去年よりも長い「6週間」のスクール生活を決め、可能であれば今後、定期的に海外で学びを深める機会を提供できたらいいな、と考えております。
充実したスクール体験
昨年のカナダ滞在時、子供たちは現地のサマースクールに参加しました。
「諸戸、カナダから帰ってきたってよ」←こちらで詳しく紹介しております。
このスクールが、本当に素晴らしい体験となり、今年のカナダ行きを決めた大きな理由でもあります。
しかし、昨年の体験が素晴らしかったゆえに、
「他に、どんな素晴らしいスクールがあるのだろうか」と、こんな欲も(笑)出てきてしまいました。
昨年は親子ともども、すべてが初めての体験で、サマースクールも
「まずは慣れる」ということを主軸に選んだのですが、他のスクールではどのような教育を取り入れているのか、どのようなカリキュラムなのかを知りたい、体験させたい、と思うようになりました。
なので、今年は6週間の中で、4ヶ所のサマースクール体験を予定しております。多種多様なスクールを選んだつもりなので、スクールによってどんな違いがあるのかもとても楽しみです。
子供たちに負担にならないかな?と心配もありつつ、新しい学びや発見があること、大いに期待しております。
子供たちにキャリア教育、グローバル教育を!
子供たちが通うのは、地元モントリオールの子供たちが主に通うサマースクールです。私たちのような海外からの体験者もいるかもしれませんが、基本的には現地に住んでいる子供達が多く、夏休み中の働く両親にとって「学童」のような役割も担っています。
モントリオールは、英語もかなり通じますが、公用語はフランス語です。フランス語を母国語とする子供たちがサマースクールで英語を学ぶケースも多く、私の子供たちが通うスクールにも多くの地元の子供たちがいるはずです。
これは、私の子供たちにとって、周囲との言葉の壁が少々低くなることを意味します。英語を学ぶという意味において、現地の子も私たちの子供も、「第一言語ではない」という点においては同じなので、カタコト同士(笑)、それほど疎外感を感じないのではないかな、と考えております。
そして、現地の人が受ける教育をそのまま、私の子供たちにも体験させてあげたいと同時に、モントリオールではどのような英語教育がされているのかにも、とても興味があります。
過去エントリ
「諸戸、カナダに行くってよ」
「「人」を通じて未来を応援〜創業4期目を迎えて〜」
などでお伝えしている通り、私の大きな目標の一つに、
「子供たちのキャリア教育」「グローバル教育」というのがあります。
この目標に向かって今は、事業構想を練るべく情報収集中といったところなのですが、私の子供たちの体験を通じてリサーチしているという側面もあります(笑)
日本の子供たちに、子供の頃から「キャリア」を意識し、グローバルな感覚を身につけ、自分の未来を見据えて欲しいと願っているのですが、まずは自分の子供たちから!ということですね。
素晴らしい環境
昨年に引き続き、カナダのモントリオールを滞在地に選んだのは、やはり環境が素晴らしかったというのがあります。生活、気候、すべてが過ごしやすく、また、多言語地域というモントリオールならではの特性は、言語習得にも、グローバル感覚を養う点においても非常に魅力的でした。
何より素晴らしいのは、他言語に寛容なところ。英語でもフランス語でも、そしてヘタクソでも(笑)あまり気にする人がいないというか、自然と受け入れてくれているように感じます。
私も子供たちもそれほど英語力が高いわけではありませんが(笑)フランス語圏なのでそれは向こうも同じ、お互いに分かりやすい英語でコミュニケーションを取り、そして耳からは自然とフランス語も入ってくる。
第一言語を話す「ちゃんとした英語」を学ぶには適していないのかもしれませんが、伝えてみることの重要さ、完璧に話せなくてもお互いに理解し合えるという感覚、もっとしっかりと伝えられるようになりたいという向上心、非言語能力を磨くコミュニケーションという面において非常に良い環境だと考えております。
生活する面においても不便なく不満も無いのですが、やはりお米が食べたい!ということで、今回は小さい炊飯器を持参することになりましたが(笑)それでもやはり、大変魅力的で過ごしやすいモントリオールという街に、炊飯器を持っていっても!滞在したいのです。
私のライフキャリア
上記の通り、生涯にわたって成し遂げたい、私のライフキャリアであり、目標でもある
「子供たちのキャリア教育」「グローバル教育」についてのお話。
昨年は、ただ漠然と「子供たちにキャリア教育を提供したい」「グローバル教育の重要性を確認したい」といった想いを持ちつつ、まずは世界を見て、体験しないと!との考えでカナダに行きましたが、その目標は今、より具体的になりつつあります。
今回のカナダ滞在は、頭の中にある「子供たちのキャリア教育」「グローバル教育」の事業化に向け、実現可能な構想に変換する、そんな時間にしたいと考えております。
また、昨年に引き続き、現地でしか会えない人、お話ができない人との出会いをとても楽しみにしています。
過去エントリ「諸戸、カナダから帰ってきたってよ」
でお伝えした通り、日本とモントリオールとの時差は13時間、生活が真逆になる時差です。これは日本とのお仕事において不利に働く一方、メリハリがつく、という思いもよらない「メリット」もありました。
そして、モントリオールに滞在するということは、日本にいる時には時差の都合で難しかった他の国—アメリカやヨーロッパの人達—と会話しやすいということでもあります。
メリハリをつけて自分の時間を捻出し、その時間でグローバル教育構想を練り、現地や他の国の人と交流し、リサーチできればいいなと考えております。
海外に駐在し日本法人で働く日本の方、海外で起業した日本人の方と、可能な限り、お会いできればと考えております。
そして何より!色々な国に滞在中の現地で子育てをしている日本人の親御さんとお話させていただきたいのです。子供たちの未来を見据えたグローバル教育やキャリア教育の重要性について、興味関心があり、自分事として考えられる保護者の方の「生の声」を聞きたいのです。
ぜひぜひ、お気軽にお声がけ頂けますと大変嬉しいです!
自分と対峙する
お仕事をさせていただいているお客様のご理解あってこそ!のありがたい環境ではありますが、(とても感謝しております。本当にありがとうございます!)
私にとって、カナダ在住時は、意外とノンストレス!に近い環境となります。昨年の気付きとして、時差の関係で仕事と生活の時間が完全にセパレートする生活は、忙しい中にもメリハリがあり、日本にいる時よりも多く、自分のためだけの時間を作ることができました。
もちろん普段から考えたいこと、考えなければいけないことはたくさんあります。しかし、仕事と育児がオンタイムで並行する日本では、急ぎの案件や顕在化されたニーズに対応する日々の生活に追われ、なかなかその時間を設けることができません。
モントリオールでの生活は、その時間が強制的に生まれます。子供たちを学校に送り出してからお迎えの時間まで、日本は深夜です。日本が休んでいる、この時間を使って、たくさん「考える」ことをしたいと思っております。新しい事業のこと、自分の夢、子供たちのこと…考えることはたくさんあります。
「急ぎでないが重要なこと」を考えなければならない時、強制的にでも時間を設けることがとても大切なのではと思います。
この時間から何が生まれるのか、今からとても楽しみです。
自ら示したい教育のカタチ
子供たちを連れて長期間、海外に在住し現地の学校に通わせる。よく考えればとても贅沢なことです。これって親のエゴかもしれないし、我が儘なのかもしれません。お金もそれなりにかかります。仕事や生活スタイルによっては、望んでも体験できない方もいるでしょう。
しかし、それでも子供たちのキャリア教育、グローバル教育の大切さ、そのためにできることを探したい。
私は私なりに、こんなことを考えて、こんなことにチャレンジしてみて、こんな良いことがありました、と、言える体験がしたい。
そして、
この体験が日本にいる子供たちも、日本にいながらできるような仕組みを作ってみたい。どこにいても世界と繋がれる教育が受けられるようにしたい。
私の考える「子供たちのキャリア教育」「グローバル教育」が事業化に向かって進み始めることを期待しております。
そしてこれは私ひとりの力で成し遂げるのは難しいとも考えております。
理念に賛同いただける方、是非!一緒に探してみませんか?
ご連絡、いつでもお待ちしております。
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