ビューティーフード講座を学んで
土井あゆみです。こんにちは。
ビューティーフード協会会長、そして日本ヴィーガン協会理事長を努める室谷真由美さんのビューティーフード・コーディネータープライマリー講座を学んできました。
これは、からだの中からキレイを作る食事を「ビューティーフード」とし、健康で輝く人を増やそうとはじまった講座です。
その中では、マクロビオティックやヴィーガン、ローフードなど様々な食のスタイルの方も一緒に楽しめるような内容で、私自身もとても学びが多かったので、一部をシェアさせていただきます。
室谷さんは、美しさを生命力であると定義していて、自然界の中で生きている前提を持ち、自分たちは食べたものでできているという認識のうえで、自然界にもなるべく負担をかけない食べ方を大切にしています。
室谷さんご自身もとても美しくて、品があり、フレンドリーなところが本当に素敵で、毎回学びがたくさんあります。
特に取り入れたい食材
そんな中で、特に取り入れたい食材は下記のようなものです。
・玄米
小麦や精白された穀物ではなく、玄米を食事の40〜60%程度とっていくことがおすすめされています。
米の胚芽には、人間に必要な40種類以上の栄養素のほとんどが含まれており、精白米と比べてビタミンB1は8倍、ビタミンB6は10〜11倍、食物繊維は4〜5倍など、豊富な栄養素を摂取することができます。
・旬の野菜
食事の25〜30%
季節や体調に合わせて生だったり火を入れたり調節して取り入れましょう。
・豆類など植物性たんぱく質
肉や乳製品よりも、植物たんぱく質を上手に取り入れましょう。
・海藻類
カルシウムや、血液の浄化を促す栄養素を摂ることが可能です。出汁や食感を出したり、魚料理の代替食材としても取り入れることができます。
・発酵食品
味噌・醤油・塩麹・甘酒など消化を促進する食材です。調味料はもちろん、漬物や飲み物などでも取り入れることができます。
気を付けたいポイント
食材だけではなく、その選び方や摂り方にも気を付けると、より良い形でビューティーフードを取り入れることができます。
・農作物はなるべくオーガニックのものを選ぶ
オーガニックの良さ
有機JAS規格のものを選ぶと、最低2年ないしは3年以上無農薬で栽培されたものを選ぶことができます。
・甘いものとの付き合い方
糖質は大きく分けて、分解が早く吸収されやすい「単糖類」と、分解・吸収に時間がかかる「多糖類」があります。
単糖類は急速に血糖値を上昇させ、内臓に負担をかけやすいとされており、精製された糖類に多く含まれています。そのため、野菜や穀物、果物など多糖類を含む、自然の甘さを取り入れていくことがおすすめです。
・マクロビオティックの観点
マクロビオティックの考え方にある「陰陽調和」の考えでは、食べ物にも「陰性」「陽性」があり、それぞれの性質を活かして取り入れることが大切なのだそうです。
「陰性」の食材は体を緩め、熱を外に出し水分を溜め込む性質があります。そのため、夏は熱を逃がすので良いのですが、冬に摂ると体を冷やしてしまいます。
「陽性」の食材は体を引き締め熱を溜め込み、水分を体の外に出す性質があります。そのため、冬は体をあたためますが、夏は熱を溜め込み負担をかけてしまいます。
そういった食材の陰陽と、調理法の陰陽を調整することで、季節に応じた身体に良い食べ方ができます。
また、陰陽に加えて五行の考えも加えると、身体のどこに不調があるのかによって、どういった食べ物を摂ると良いのかを知ることができるため、より季節や自分に合う食べ物や食べ方に取り組むこともおすすめです。
自分にあわせて、まず取り入れてみよう
私もなるべくこうした食事を摂るよう心がけていますが、さまざまな状況の中で、上記のような食生活をすべて実践できるかというと、難しい場合もあるかと思います。
外食の際にはなかなか全てその通りにはならないこともありますし、どうしても我慢できない場合もあると思います。
ただ、自分自身の身体をつくるのは自分の食事、ということを忘れず、食べてしまった場合にはリセットする期間をつくったり、まずは可能な範囲で取り入れたりなど、自分の状況や体調にあわせて、うまく付き合っていくことが長続きするコツです。
美しく生命力に溢れて生きることを目指して、より良い食事をとっていきたいと思います。
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