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アーユルヴェーダと漢方のホリスティックな共通点
土井あゆみです。
これまで、ヴィーガンやアーユルヴェーダ、ビューティフードなどさまざまなことを学んできました。
今回は、以前アーユルヴェーダの講座を受けさせていただいた岡清華(おか さやか)さんが実施されていたインスタライブの様子をレポートさせていただきます。
今回は、薬剤師・食事生活アドバイザーとして活躍されている佐々木貴美(ささき たかみ)さんとのコラボ配信。
アーユルヴェーダ・食生活の観点で学び満載のライブだったので参考になれば幸いです。
講師のプロフィール
佐々木貴美さん
調剤薬局にて約7年間の西洋医学・在宅医療の臨床経験を経て、オーガニックを取り入れた自然派調剤薬局の立ち上げ、WEBコンテンツ・記事監修を経て、現在は漢方専門薬局にて修行中。
西洋医学だけでなく、漢方やアーユルヴェーダ、ハーブ、アロマ、栄養、ホメオパシーなどにも精通し、ホリスティックな視点から「本質的な心身の健康・美しさ」へ導くことをテーマに、情報発信・執筆・講演などを行う、ホリスティック薬剤師。
【電子書籍 著書】
「健康美を手に入れて自分を輝かせるための15の処方箋」
岡清華さん
1993年生まれ、兵庫県出身。ファッション誌モデルとして活動しながら、大学在学中に管理栄養士資格を取得した後、カウアイ島にてアーユルヴェーダを学ぶ中で、全米ヨガアライアンスを取得。帰国後Vegan,Organic, Ayurvedaをコンセプトにした飲食店やケータリングでの料理提供や、会員制スタジオで、ヨガや栄養指導を行ない、「腸」に特化したフード開発、レシピ監修、イベント企画、運営を担当。独立後、ヨガを含む “アーユルヴェーダ” の観点から「一人一人が最も輝くベストな心身を知り、持続可能な人生をサポートすること」をコンセプトにアーユルヴェーダを基にするヨガや、食を通じたエシカル事業など、多方面から事業を展開中。
お2人とも、ご自身や家族の経験を経て、健康とは?と考え、さまざまな角度から学んで実践してこられている方です。
漢方とアーユルヴェーダという一見異なる分野で活躍されているお2人ですが、考えに共通するものが多く、私自身も共感できるポイントが多かったのが印象的でした。
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真の健康を追い求めると、視野を広げる必要がある
お2人にとってとても共通するポイントが、ホリスティックな観点から健康を捉えていること。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、「ホリスティック」とは、西洋医学と東洋医学の統合をしたような、物質的な身体のみではなく、精神面や生命力なども含めた全体を治療の対象とする医療のことです。
参考:「ホリスティック」の意味や使い方 Weblio辞書
佐々木さん、岡さんともに、ご自身の経験において、身体が健康なようでも、対処療法になっているのでは?という疑問を持ったり、心身ともに健康でないと意味がないなと感じたりしたことで、興味を持たれたそうです。
岡さんは、胃潰瘍で搬送された際に、身体には異常はないから大丈夫、と言われ、これは自分でなんとかしないといけない、と感じた経験があるそう。
もちろん、適切な医療を受ける必要はあるのですが、ストレスや精神面の影響による症状などは、病院で一時的な対処はできても、根本改善は自分自身で行なっていくことになります。
さまざまなストレスにさらされる現代においては、こういったホリスティックな観点での民間療法などを取り入れていくことも大切かもしれません。
意外と身近なホリスティック医療
ホリスティックな観点は、徐々に医療の現場でも取り入れられています。
薬を用いた治療を行ないながら、体力の温存や体質改善のために漢方を取り入れるなど、薬のサポートを得ながら自分の免疫力を高めていくような治療も行なわれているそうです。
1つに執着して排他的になるのではなく、視野を広く持ち、良いものを取り入れていくのがホリスティックな治療といえます。
そして患者自身も、医者に全てを委ねるのではなく、主体性を持ち、自分の身体のサインに自分が1番気付ける状態にしておくことが大事とも言われていました。
また、佐々木さん、岡さんの話の中では、人生自体にもホリスティックな観点を取り入れることが重要という話がありました。
「こうしなければ」ではなく、さまざまな考えを受け入れ、自分で取捨選択することが重要です。
対立しても何も生まれないので、多様な選択肢があることを理解し、自分で足を運んで行動して試し、より自分に合ったものを見つけていくことだと仰っていました。
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主体的に行動することで自分らしさが見える
情報が溢れている現代においては、今回話されていたように、主体性を持って生きることはとても重要なのではないかと思います。
岡さんも現代のテーマは「自分らしく生きること」だと話されていましたが、誰しも同じではなく完璧ではない中で、自分らしく生きる道を皆探していると感じています。
そのためには、正解を探すのではなく、主体的に行動を起こして、自らが経験して、自分のことを知っていくことが必要です。
そのための1つの手段としてアーユルヴェーダや漢方を生活に取り入れることも素敵な選択肢だと思いますし、こういった観点を日々学んでいくことが、より良いライフスタイルの実現につながっていくのではないでしょうか。