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不器用な思春期長男へ、精一杯の『ガンバレ』の届け方

先日、長男の初めての入試があった。

その高校は第2志望ではあるけれど、長男にとっては人生で初めての入試。

これまで、どんな習い事も続いたことがなく、
何か『大勢の人の中で、実力を試されるもの』を、学校以外で経験して来なかった。



中3に上がった当初から、あまり気負わず自然体で過ごせるように心がけていたけれど、

いざ本番が近づいて来ると、
本人はもちろん、『子どもの受験』を親として初めて経験する私も、
何とも言えない緊張感に包まれていた。

普段から身の回りの整理や準備が苦手な長男。
案の定、前日になっても準備ができていないことに、ついイライラしてしまう。


小言とともに準備を手伝いながら、

「いかん!大事な前日に、お互い嫌な気持ちになってる場合じゃない😭」

と、なんとか気持ちを落ち着かせた。


当日持参するお弁当のメニューは、
長男のリクエストで決まった、大好物の“生姜焼き”と“ポテトサラダ”。

長々と口うるさく言われることが大嫌いな長男への、私からの精一杯の『ガンバレ』を、そのお弁当に込めることにした。



無事に入試を終えた長男は、

「〇〇高(第1志望)の時も、お弁当また今日と同じでいい?」
「どんな給食よりも力になったわ」

と言ってくれた😇


不器用で、口数の少ない長男は、
真意が伝わらずに誤解し合うことも多いけれど、

その少ない言葉の中に、
時々思いがけず、宝物のような言葉が転がっている。


やっぱり、私と長男との間では、
料理が一番のコミュニケーションツールなのだ😎✨


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